愛媛県の特徴
瀬戸内海の青く美しい海、豊かな大地、温暖な気候に恵まれた愛媛県は、温州ミカンや伊予柑、愛媛県オリジナル品種「紅まどんな」などの柑橘類や、全国一の生産量を誇る養殖マダイなどの魅力的な食材が溢れる地域です。
愛媛の農林水産物統一のキャッチフレーズである「愛媛産には、愛がある。」を基本コンセプトとして、えひめ愛フード推進機構が安全・安心(人と環境への愛)、品質(産物への愛)、及び産地・特産(ふるさとへの愛)の3つの「愛」を持つ優れた愛媛県の生産物と加工食品を、『「愛」あるブランド産品』として認定しています。認定期間は3年間で、認定品目のイメージや価値を高めることで、その消費や販売拡大を図ることを目的としています。
柑橘類「紅まどんな」
愛媛県ゆかりの作家である夏目漱石の小説『坊っちゃん』に登場する女性の愛称・マドンナと、マドンナのように麗しい果実だということから名付けられた「紅まどんな」。南香と天草を掛け合わせて作られた愛媛県オリジナル品種です。
果肉はやわらかく、ゼリーのように口の中でとろける食感は新感覚の柑橘。甘い果汁と香りが特徴です。11月下旬から12月中旬に食べごろを迎えることから、贈答用・ギフト用の高級フルーツとしても人気が高い商品です。「愛」あるブランド産品として認定もされています。
青いレモン
岩城(いわぎ)島(愛媛県越智郡上島町)は通称「青いレモンの島」と呼ばれており、岩城で採れた新鮮なレモンは、防腐剤・ワックスなどを一切使用していないのが特徴です。食べ頃の摘んですぐのタイミングで出荷できるので、果皮が緑色の状態で消費者の手に届きます。
水洗いするだけで、皮まで安心して利用できる国産レモン。果物のまま流通しているほか、レモンジャムなどの加工品も生産されています。「愛」あるブランド産品にも認定されています。
天狗黒茶
西日本の最高峰、石鎚山の北斜面の標高600mにある地域・小松町石鎚地区に伝わる伝統の石鎚黒茶の製法を引き継いで完成させたのが天狗黒茶です。
手間を惜しまず二度発酵させることによって、独特の香りと酸味を伴うさっぱりとした風味が生まれます。製造過程で天日干しをする際に茶の色が黒くなるため黒茶と呼ばれています。酸味のある味わいは脂っこい食事と相性が良いです。
愛媛甘トロ豚
愛媛県西条市、大洲市、西予市で生産されているのが、愛媛県が開発したブランド豚の愛媛甘トロ豚です。「愛」あるブランド産品として認定もされています。
希少なヨークシャー種を種豚とし、ハダカムギを配合した特製の専用飼料で育てています。ジューシーでやわらかい赤身となめらかな口どけの脂身の上質なおいしさが特徴です。
愛媛県の特産品とグルメについてご紹介しました。坊ちゃんゆかりの街に道後温泉など、全国的に有名な観光地がたくさんある愛媛県。愛媛県の柑橘類と聞くだけでおいしそうに聞こえてしまうので不思議です。ギフトや贈答品として特別な柑橘類をお探しなら、ぜひ愛媛産を選んでみてはいかがでしょうか。
※ 各品目の内容は、本調査時点(2014年9月~2015年)のものをベースに作成しています。一つの目安としてご理解下さい。
※画像はイメージとなります。
参考:『日本の地域食材2015年版』(NPO法人 良い食材を伝える会)