かつての日本では、人里に現れたクマを仕留める英雄と言われてきた猟友会。近年は猟師の数が減ったうえに、動物がかわいそうだと言われ批判の対象になってしまうことすらあります。
しかし、人間は絶対にクマには勝てません。有害鳥獣を放っておけば、田畑にもますます惨状が訪れるでしょう。猟友会は人々にとってなくてはならない組織です。とは言え、街で暮らしていると遠い存在であることも確か。猟友会とは、そもそも何なのでしょうか?どんな役目を担っているのか?詳しくご説明します。
ハンターによるハンターのための非営利組織
猟友会は非営利団体で、登録しているハンター会員で成り立っています。つまり、愛好家の団体なのです。ハンターが所属するのは各地区にある「支部」で、支部を統括するのが「都道府県猟友会」。そのすべてを管理しているのが「大日本猟友会」です。
会員にならないと狩猟ができない、というわけではありません。でも、狩猟をはじめる際に猟友会に入会すると、たくさんのメリットがあります。