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おいしいトマトの見分け方は?トマトの栄養・品種・保存法【野菜と果物ガイド】

おいしいトマトの見分け方は?トマトの栄養・品種・保存法【野菜と果物ガイド】

最終更新日:2018年08月31日

野菜の中でも特に人気が高いのが、トマトです。生食だけでなく加熱調理にも向いていて、様々な品種が栽培されています。近年では糖度が高いものが人気で、中にはフルーツに負けないほど甘いものもあります。今回は、トマトの特徴や栄養、保存方法、品種ごとの特徴などを紹介します。

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糖度が高いトマトも人気上昇中

トマトはナス科トマト属の野菜です。主流は完熟系の大玉トマトですが、色や味、調理用途などが異なる品種を取り揃えている小売店が多く見られます。近年では糖度が高い中玉タイプも人気なため、糖度表示を行う店も見られるようになってきています。

また、そのまま食べられるミニトマトや、加熱調理用のトマトも人気です。加熱調理用のトマトは旨み成分が多く、果肉が厚いため、おでんや鍋などの和食にも使われます。通常の赤いトマトのほか、赤色の色素リコピンを持たない緑色や黄色の品種、紫色、黒色の品種なども販売されています。

トマトの歴史

トマトの原産地は南米とされ、主にペルーやアンデス山脈付近の高地で、有史以前から食用にされていました。大航海時代にヨーロッパへと伝わり、日本へは江戸時代初期に長崎県にオランダ人が持ち込んだのが始まりとされます。

当初は観賞用として利用されていました。食用になったのは明治時代以降からです。それから一般家庭に浸透するまでには、さらに時間がかかり、昭和になってからようやく食べられるようになりました。

鮮度の良いおいしいトマトの見分け方

色むらがなくツヤとハリがあって、硬くしまっていて丸みがあるもの選びましょう。果実が角張っているものは、中が空洞なことが多いです。また緑色のヘタが良い証拠なので、ヘタの周辺もよく見てみましょう。ヘタの近くがひび割れているものや果皮に白い斑点が浮き出ているものは糖度が落ちて、味が悪いものが多いので気をつけましょう。

苦いトマトは、日照不足や肥料が多かった、土の水分が多かったといった原因が考えられます。
調理用のトマトの中には中が空洞の品種もあります。これは水分が少ないため形が崩れにくく、空洞を活かした詰め物料理などに利用されます。

トマトの保存方法

パックのまま冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。青い部分が残っているものは、常温で保存し追熟させるのがおすすめです。熟したものほど、旨みの元であるグルタミン酸が多くなります。トマトの果頂部は弱いので、保存するときはヘタを下にして置きましょう。

トマトの栄養

トマトの赤い色素はリコピンと呼ばれるもので、抗酸化力を持ち肌に働きかける効果が期待されています。そのほか、ビタミンC、Eなどが含まれています。

ビタミンEは脂溶性のため、オリーブオイルとの相性が良いです。加熱したトマトとオリーブオイルを同時に摂取すると、生食の場合と比べて約4倍のリコピンを摂取できるといわれています。さらに健康に良いとされるカロテンや、体内のナトリウムを排出するとされるカリウムも含まれます。

トマトの旬と時期

トマトの生産地には、熊本県、北海道、愛知県があります。熊本県産のもが11~6月、北海道産が6~10月頃に市場に多く出回ります。

トマトの下ごしらえ:皮のむき方

調理用のトマトは特に皮が厚いものが多いので、ソースにする場合など、皮をむくのがおすすめです。また種を取り除くと食感が良くなり、水っぽくなりません。

直火で焼く方法

トマトのヘタにフォークを刺して直火で焼き、冷水にとって皮をむきます。大玉が向いているでしょう。

湯にくぐらせる方法

中玉やミニトマトは、まずヘタを取り除き沸騰したお湯に5~10秒ほどくぐらせます。皮がめくれたら氷水にとり皮をむきます。

冷凍保存する方法

ヘタを取り除いて冷凍保存しておけば、解凍するだけで皮を簡単にむくことができます。また解凍せずにそのままスープやカレーなどに入れることもできます。

トマトの種類

・ファースト

頭が鋭くとがっているのが特徴です。硬めの果肉ですが、ジューシーでコクがあります。

・桃太郎

桃色系丸玉トマトの主流です。果肉は硬めで、熟してから収穫されます。

・フルーツトマト

糖度の高い中玉トマトを「フルーツトマト」と呼びます。水分を抑えて栽培されています。

・黄寿(おうじゅ)

黄色の大玉トマトです。ニンジンなどに含まれるカロテンの風味がします。酸味が少なく、糖度が高いため食べやすい品種です。

・アメーラ

栽培管理によって、桃太郎の糖度を上げたもの。静岡県で開発されました。

・サンマルツァーノ

イタリアトマトの代表品種です。旨み成分が多く酸味が強いので加熱調理に向き、トマトソースなどに使われます。

・フィオレンティーノ

菊形のトマトです。イタリアのフィレンツェ地方で古くから栽培されている伝統品種です。生食、加熱調理どちらにも向いています。

・ブラックショコラ

茶色がかった赤色をしたトマトで、アントシアニンを含んでいます。果肉がしっかりしているので揚げ物にもおすすめです。

・アンデス

トウガラシのような形をしたトマトです。果肉が厚く硬めで加熱調理に向いています。皮がむきやすく種が少ないです。

マイクロトマト

直径が1センチよりも小さいトマトです。房付きで販売されます。料理の飾りなどに使用されます。

ストライプドキャバーン

角張っており、赤と黄色の縞模様があります。果肉が厚く硬いので、詰め物料理などに利用されます。

アイコ

プラム型のトマトで、赤色と黄色の2種類があります。生食・調理どちらにも向いています。

シシリアンルージュ

イタリア人ブリーダーが開発したトマトです。濃厚な味わいが特徴で、加熱調理やドライ加工に向いています。

コンチェルト

鮮やかな赤色をした細長い形のトマトです。グレープトマトとも呼ばれています。やや皮が硬めの品種で、主にアメリカから輸入されます。

ルビンズゴールド

高糖度のミニトマトです。黄色く小ぶりなプラム型をしており、皮がしっかりしています。

トマトは有史以前から食用にされてきた、長い歴史のある野菜です。日本でもとても人気があり、様々な品種が栽培されています。それぞれ味にも特徴があるので、ぜひ食べ比べてみてはいかがでしょうか。
 
 
参考:「野菜と果物の品目ガイド〜野菜ソムリエEDITION」(農経新聞社)

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