第11回 クラウドファンディングのリターンとは〜実践編〜

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第11回 クラウドファンディングのリターンとは〜実践編〜

連載企画:クラウドファンディングの仕組みを解説

第11回 クラウドファンディングのリターンとは〜実践編〜

最終更新日:2019年01月15日

農業に関わる人のクラウドファンディングの使い方をご紹介するこの連載。第11回では、あなたのプロジェクトを支援してもらうのに欠かせないリターンについて説明します。

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クラウドファンディングがブログや通販サイトと異なる一番のポイントは、お金を集めるための見返りがあること。これをクラウドファンディングの多くのサイトではリターンと呼んでいます。第11回では、実際にリターンをいくらに設定すればいいかなどを解説していきます。

それぞれのリターンの値段の幅のつけかた

実際のクラウドファンディングのページを見てみましょう(マイナビ農業クラマルはこちら。プロジェクトを一つ選んでみてください)。プロジェクトを紹介する本文の右側に、価格の表示とともに並んでいるのがリターンです。これらのリターンを見てみると、安価なものから高価なものまでいくつかのバリエーションがあることがわかります。クラウドファンディングでは支援してくれたお金に対してお返しをいくつか設定することができるのです。次の項目では、それらをいくらに設定すれば良いかを説明します。

一番支援されるのは5000〜1万円のリターン

レストランに食事に行った時3つの値段のコースがあったらあなたはどれを注文しますか?一番安いメニューという人もいるでしょうし一番高価なメニューを頼む人もいるでしょう。 しかしもっとも多くの人が注文するのは真ん中の値段のメニューだと言われています。 松竹梅の選択肢がある時、人は真ん中の「竹」を選びがちなのです。これはクラウドファンディングのリターンについても同じことが言えます。

購入型のクラウドファンディングの場合、平均支援単価は5000円から1万円。この値段のものが一番支援される確率が高いということになります。

私のおすすめは、まず目玉のリターンを5000円から1万円のリターンに設定し、その前後に安いものと高いものを付け足していくイメージでリターンを設計することです。

値段のバリエーションは、3つから5つの間で考えると良いでしょう。これ以上になると支援する人は選ぶのが困難になりこれ以下になると欲しい値段のリターンが見つからないということになりがちです。色違いや形違いでどうしてもたくさんのリターンを用意しなければならない場合を除いて、3つから5つのリターンを作ることを念頭においてリターンを設計してください。

リターンには限定数をつけられる

限定数とリターンの値段を設定したら、最後にそれらがすべて支援された時に目標金額よりも上回る額を集められていることを確認してください。できればすべてを足し合わせた額が目標金額よりも倍程度の値段になっていることが理想的でしょう。すべてのリターンが残らず購入されるわけではないからです。

一番大切なのはお返ししたいという気持ち

ここまでリターンの設定について方法論をお話ししてきましたが、忘れてはならないのは、リターンは支援してくれた人に感謝の気持ちを伝えることができる手段だということです。あなたのプロジェクトを支援してくれるユーザーはその内容だけではなく、リターンを設定した人の気持ちや覚悟までも内容から感じ取っています。方法論だけにこだわらず、支援してくれた人への感謝の気持ちが伝わるリターンを考えるのが何よりも大切です。例えば、プロジェクトに関わる世界でひとつだけのものや、クラウドファンディングでしか手に入らない体験などが含まれたリターンなど、あなたがお返しできるものを支援する人の気持ちになってよく考えてみてください。
 
■次回はリターンの原価について
次回は、赤字を出さずにきちんとプロジェクトの原資を集められるように、リターンの原価率などについて説明します。
 

【クラウドファンディングの仕組みを解説】シリーズ一覧はこちら!

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