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農業素人が1キロ5000円のコメを人気商品に 真のブランド戦略を考える

連載企画:農業経営のヒント

農業素人が1キロ5000円のコメを人気商品に 真のブランド戦略を考える

長年ウオッチしている相手が、飛躍するのを取材できるのはとてもうれしいことだ。農業法人の越後ファーム(新潟県・阿賀町)を経営する近正宏光(こんしょう・ひろみつ)さんは、これまでそうした瞬間を幾度も見せてくれた。その近正さんが2019年、経営のシンボルだったとても大切なものを失った。1キロ当たり5000円で販売していた高級ブランド米だ。

就農からJALのファーストクラスで採用されるまで

越後ファームの田んぼは、阿賀町の中山間地域にある。1キロ5000円のコメは、その中でもとくに山の上のほうにある小さな田んぼで作っていた。
栽培の特徴の一つは、山頂部周辺の雪解け水をパイプで引き、田んぼに掛け流しの状態にしていたことだ。このパイプが壊れてしまったため、やむなく栽培を諦めた。
「去年、雪が解けたころに田んぼに行ったら、『もうあかん』という状態になっていました。残念ですが、仕方ありません」。近正さんはそうふり返る。春ごろには栽培をやめることを決めたという。

越後ファームの1キロ5000円のコメ(日本橋三越本店、2014年撮影)

越後ファームは、都内の不動産会社に勤めていた近正さんが2006年に立ち上げた。社長が「これから食料が足りなくなるので、農業はビジネスになる」と思ったのがきっかけで、事業を任されたのが近正さんだった。
まず決めたのは、コメどころの新潟で始めることだった。だが、東京から突然やってきた近正さんに田んぼを貸してくれる農家はいなかった。

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