青汁に糖質は含まれているの?
青汁には糖質が含まれている場合がありますが、穀類やイモ類など糖質を多く含む原材料は、多くの青汁製品で使われていないのが一般的です。
青汁には、原材料によって多少の差はありますが、1回に飲む量の中に糖質は多くておよそ2.0g、少ない青汁の場合は、0.5から1g以下程度しか含まれていません。茶わん1杯のごはん(白米150g程度)に含まれる糖質は約50gなので、青汁の糖質の量はごはん1杯の約25分の1から100分の1です。
糖質を含んだ青汁を避けた方がいい人
青汁の種類によっては果物が使用されていたり、飲みやすさを重視して糖を含んだりするものもあります。糖質が含まれた青汁を避けたほうがいい方について解説していきます。
高糖質な食生活になりがちな方
糖質を摂ると、体内でブドウ糖や果糖などに分解されて吸収され、血液によって全身に運ばれます。すい臓から分泌されたホルモンの一種インスリンによって、エネルギー源として利用されたり、余れば肝臓・筋肉・脂肪組織に蓄えられたりします。
そのため、糖質を多く摂りすぎると血糖値が急上昇して、余った糖質が脂肪となって太りやすくなる可能性があります。
糖質を含む青汁の特徴
青汁には、少量の糖質が含まれるものが多い傾向です。しかし、穀類やイモ類など糖質を多く含む原材料は使われていないか、使われていても少量のため、青汁に含まれている糖質は、糖質制限が必要な方にとってもほとんど気にならない程度の量です。
そのなかでも糖質が多いと考えられる青汁の特徴は、青汁の主な原料である大麦若葉、明日葉、桑の葉などのほかにイモ類や果物を加えている青汁です。正確な量はメーカーの公式ホームページの成分表示で確認できます。
糖質が少ない/含まれない青汁4選
糖質が少ない、または含まれない青汁で、おすすめの製品を紹介していきます。
商品名 | 糖質含有量(1袋あたり) |
---|---|
大正製薬/大正 大麦若葉青汁 難消化性デキストリン |
約0~0.7g |
大正製薬/ヘルスマネージ乳酸菌青汁 | 0.7g |
大正製薬/ヘルスマネージ 大麦若葉青汁<キトサン> | 1.2g |
グランデ/ドクターベジフル青汁 | 多少量含まれる可能性あり |
大正 大麦若葉青汁 難消化性デキストリン(大正製薬)
含まれる糖質の量は、メーカーの公式ホームページの成分表示によると1袋あたり約0~0.7gです。特徴は難消化性デキストリンと呼ばれる、とうもろこしやじゃがいものデンプンから作られる水溶性食物繊維が配合され、機能性表示食品に指定されていることです。
難消化性デキストリンには食後の糖の吸収を穏やかにする働きがあります。糖の吸収を抑えることにより、食後血糖値の上昇抑制をサポートし、継続して摂取することでBMIが高めの方※の内臓脂肪を減らすのを助ける機能もあることが報告されています。
※BMI23以上30未満。
青汁は、食事と一緒に継続して飲み続けることが重要です。「大正 大麦若葉青汁 難消化性デキストリン」は抹茶が配合されて青汁特有の飲みにくさもないため、継続して飲み続けやすいでしょう。
大正製薬「大正 大麦若葉青汁 難消化性デキストリン」の詳細はこちら
ヘルスマネージ乳酸菌青汁(大正製薬)
含まれる糖質の量は、メーカーの公式ホームページの成分表示によると1回分に最大0.7gです。この青汁には、4つのおすすめポイントがあります。それは、「1杯の青汁に乳酸菌を約200億個配合」「独自バランスで配合された食物繊維」「大麦若葉の栄養を丸ごと摂ることが可能」「乳酸発酵させたエキスの配合」です。
食物繊維は、水溶性が 1.2g、不溶性が 0.6gと割合が2対1になっており、食物繊維を摂るときに理想的と言われる比率で含まれています。また、青汁の原料に大麦若葉以外にゴボウ、キダチアロエ、ゴマ、キャベツ発酵エキスを使い、より多種類の栄養成分が摂りやすい青汁です。
大正製薬/ヘルスマネージ 大麦若葉青汁<キトサン>
含まれる糖質は、メーカーの公式ホームページの成分表示によると1回分に1.2gです。この青汁の大きな特徴は、キトサンと呼ばれる不溶性の食物繊維が含まれていることです。
悪玉コレステロールを低下させる働きがあるキトサンを青汁に配合することで、美味しく成分を摂取することが可能に。実際に、ヘルスマネージ大麦若葉青汁を摂取した方に、悪玉コレステロール値の低下を促す効果が現れたことも確認できました。
大正製薬/ヘルスマネージ 大麦若葉青汁<キトサン>の詳細はこちら
ドクターベジフル青汁(グランデ)
この青汁に含まれる糖質の栄養分析をメーカーは行っていません。原材料に黒糖やイモ類が含まれているため、他の青汁より多少高い可能性も考えられます。特徴は、大麦若葉、ケール、桑の葉以外に18種類の野菜を加えて作られていることです。
厚生労働省は、いろいろな種類の野菜を毎日350g食べることを推奨しています。その点、この青汁はさまざまな野菜から栄養を取れるため、糖質制限で食べる量が少なくなったとき、あるいは食べるものが偏ったときの栄養補給にもおすすめです。
青汁に含まれる糖質の量は比較的少ないので、栄養補給にもおすすめ!
今回、1回分に含まれている糖質が約2.0gから1g以下の青汁を中心に、栄養をバランスよく摂れるおすすめの青汁を4つ紹介しました。青汁に含まれる糖質の量は比較的少なく、糖質を制限している方なども安心して飲めるものが多いでしょう。
青汁は栄養成分を効率的に摂ることができるので、栄養が偏りがちな日常生活にもおすすめです。ぜひ取り入れてみてください。