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新規就農から社員雇用までサポート!標茶町で見つける、自分らしい就農スタイル

新規就農から社員雇用までサポート!標茶町で見つける、自分らしい就農スタイル

広大な丘陵地帯に放牧された牛や羊の姿。道内第2位の乳牛飼養頭数を誇る標茶町には、ニュージーランドのような美しく牧歌的な風景が広がります。標茶町では現在、新規就農希望者を募集中!2019年から新規就農に関わる資格要件も引き上げられ、45歳以下の夫婦や家族であれば支援や助成を受けられるようになりました。とはいえ、全く知らない土地で新たな仕事を始めるのはハードルが高く感じられるものです。そこで標茶町の居住環境や就農までの道のりについて、JAしべちゃの鈴木重充代表理事組合長、就農コーディネーターの日向美幸さん、標茶町農林課農業企画係の田口智大さんという、就農最前線に関わる3名にお聞きしました!

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牛も人も過ごしやすい、
冷涼で広大な丘陵地帯が広がる標茶町

標茶町は南北約60kmの長さを持ち、全国でも10本の指に入るほどの広大な面積を誇る町です。山々に囲まれた盆地ですから、真夏は30℃超え、冬場はマイナス20℃を下回ることも。しかし道内全域と比べると、おおむね冷涼で過ごしやすく積雪も少ないエリアです。そのため暑さに弱く寒さに強い乳牛を育てるには最適な環境。広大な丘陵風景が美しい道内屈指の酪農地帯として知られています。また、牛の健康と生産性に関わる水は標茶町民自慢の美味しさ。多くの農家は地下水が湧き出る自噴井戸を備えていることも多く、透明度を誇る摩周湖の伏流水を贅沢に生活用水や農業用水として使用しています。
標茶町はJR標茶駅を中心に市街地が広がっており、日用品を購入できるスーパーやドラックストアが並びます。町立病院は救急診療にも24時間体制で対応、小児科や産婦人科も出張医師の方が定期的に来てくれるので安心です。隣町の中標津町には売り場面積6000坪の大型スーパーがあり、道東の物流拠点である釧路へも車で1時間の距離。また、たんちょう釧路空港、根室中標津空港という2つの空港が車で1時間圏内にあるため、首都圏へのアクセスも難しくありません。北海道は都心部に比べて雪を寄せるためのスペース分、道路が広く作られています。そのため30分や1時間の運転もストレスなく楽しむことができます。

人好きな町民性が活きた継承就農が好調!
2年の研修で探求できる自分酪農スタイル

圧倒的な酪農適地の標茶町。農家の多くは40~50頭の小・中規模の酪農を営んでいます。しかし町内にメガファームなどもあり、道内の飼養頭数第2位(※)にふさわしく経営スタイルも様々です。
新規就農の受け入れは1994年からで、地域の高齢化や後継者不足が目立ち始めたため。1年に1組の割合で就農希望者があり、丁寧なサポートで新規就農件数は23件に上ります。うち、2件は営農継続を断念されていますが、約90%という驚きの定着率。その多くが継承型就農で、継承先で研修という形をとって経営ノウハウを学び、牛、機械、施設などをまるごと引き継いでいます。就農希望者が継承先を変えたケースもなく、前経営者へ花束贈呈が行われるなど円滑な引き渡しが叶っています。
※出典:農林水産省 2020農業センサス統計

JAしべちゃの鈴木重充代表理事組合長は『標茶町民は比較的大らかな人柄だと耳にすることが多いです。外部からの人や情報が受け入れられやすい土地柄で、先日の独自調査で継承就農に前向きな酪農家も多いことも分かりました。牛の購入や施設の修繕などが発生する離農地の買い上げと違い、当町で進める継承就農はすぐに収入を得ることができます。円滑な継承が叶うなら、就農希望者にとってもメリットが大きいのではないでしょうか。標茶町には牛舎を持たずに牛を24時間放牧させるスタイルを確立するなどおもしろい取り組みをしている新規就農者も少なくありません。それを受け入れる気質ですから、刺激も多く望んだ形での新規就農を叶えられるのではと思っています』と話します。

町・農業組合の地域が一体となった研修体制で、
独立から就職までをサポート

インターンシップ体験を始め、研修から新規就農までをサポートするのは、就農コーディネーターの日向美幸さん。JAしべちゃに長年勤めた経験から、2021年4月より就農コーディネーターに抜擢されました。

標茶町の新規就農は4泊5日のインターンシップ体験が必須。研修牧場などで搾乳や哺育といった牛に関わる日常を体験し、独立就農を見据えた夫婦やもう少し体験したいという単身女性が2年間の研修を受けられます。最初の1年間の研修は2015年にスタートした農協出資型のメガファーム「TACSしべちゃ」で行われます。設立当初から就農希望者のサポートが目的のひとつであり、就農希望者向けの宿泊研修施設「しべちゃ農楽校」を徒歩圏内に併設しています。

「TACSしべちゃ」では搾乳、エサやり、除糞などの基本的な飼育管理を始め、牧草に関わる実習も行います。2年目は就農希望者の聞き取りをもとに、コーディネーターの日向さんが適地での研修を整えてくれます。『TACSしべちゃは300頭規模のフリーストール牛舎ですから、希望する経営スタイルと異なる場合もあります。そのため町内にいる指導農業士のサポートを受けながら、町営の育成牧場、法人・個人牧場などで経験を積むことができる制度を整えています。もちろん継承先となる牧場で指導を受ける場合もありますね』と日向さん。研修では農協や農業改良普及センターの職員が講師を務める座学研修もあり、乳牛の疾病や草地管理、乳製品の加工など、多岐にわたる専門的知識も習得していきます。

研修後、独立や継承就農しないという場合、就農コーディネーターのサポートが受けられるのも標茶町のサポートのひとつ。標茶営農サポートセンターで酪農ヘルパーや牧草収穫スタッフとして、標茶町育成牧場で町臨時職員として、TACSしべちゃの職員として、法人や個人経営牧場の社員としてなどさまざまな就職先を紹介してくれます。日向さんは『町や組合の関連施設なので、休日はもちろん各種手当てなどの就労環境も充実していると思います。個人・法人経営の牧場では中休みを長くしていたり、副業がOKだったりと特色を出していますね。独立・継承就農の場合も、職業として酪農を選ぶ場合も、望む暮らし方が選べるようサポートしたいと思っています』と話していました。

インターンシップは就農へのファーストステップ!
標茶町を知り好きになってもらうきっかけに。

『酪農が主要産業ですが、ブランド大根の栽培やブランド牛の肥育など標茶町には本当にいろいろな就農スタイルがあるんです。ですからさまざまな相談に乗れると思います』と話すのは、標茶町農林課農業企画係の菊地心さん。

標茶町農林課農業企画係の菊地さん

菊地さんは全国各地の就農イベントに町職員として参加してきました。『イベントでよくある質問は就農して家族を一生養っていけるかどうか、また、帰省するための空港へのアクセスです。空港までは前述の通り車で1時間ですから、それほど難しくはありません。経営についても町の支援制度や農協で資金計画サポートがあります。搾乳の仕方ひとつとっても千差万別ですが、酪農家さんは“牛は手をかけた分だけ返してくれる”と言いますね。やり方によって金銭的にも精神的にもゆとりある生活が送れる職業です。研修牧場などの各種施設や資金面での助成などで走り出すまでの体制は整っています。まずはインターンシップへ参加して、標茶町の空気を感じて欲しいですね』と話します。

標茶町でのインターンシップ希望者は年間平均40人。搾乳などの基本的な飼育体験ができる2つの4泊5日コースが選べます。ひとつはTACSしべちゃのみで行うもの、もう一方はTACSしべちゃだけでなく標茶町育成牧場と標茶営農サポートセンターの体験も含まれるものです。標茶町育成牧場は約2000haの土地で、最大150頭の羊と、全国各地から預かる約3000頭の牛を管理しています。

菊地さんは『ダイナミックな牛飼い体験ができる標茶町育成牧場や、さまざまな酪農スタイルに触れられる標茶営農サポートセンターの体験もおすすめです。次の担い手を求める1番の目的は乳量の増加よりもコミュニティの存続。標茶町に馴染もうという意欲のある方に来て欲しいと思いますが、それ以上に標茶町に来て良かった、良い思い出になったと感じてもらうだけでも嬉しいですね』と笑顔を見せてくれました。

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【企業情報】
標茶町担い手育成協議会

北海道川上郡標茶町川上4丁目2番地
電話:015-485-2111
FAX:015-485-1922
メールアドレス:n_nogyo@town.shibecha.lg.jp
標茶町担い手育成協議会WEBサイト

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