来年分の植え付けが始まった
前回は朝6時からメロン(肥後グリーン)の収穫に参加した、ロリータライター・言。
この日は朝8時に集合と聞き、少し余裕を感じつつやってきました。しゃがみ込んでの作業が多いという事前情報から、簡単に水洗いできるロリータ服を選んでいます。
代表の宮崎修太(みやざき・しゅうた)さんを始め、ミヤザキファームのメンバーたちはすでにハウス内で作業を開始していました。
宮崎さん
言
宮崎さん
専門業者からその日の朝に届いたミニトマトの苗を使って、植え付け作業を行います。
まずは畝の上に苗ポットを等間隔に並べ、その後に一つずつ植え付けていくという流れです。
台車に苗を積み込み、倒さないよう慎重に進んでいきます。
この春からミヤザキファームへ入社した「あかりちゃん」とコンビを組んで作業する言。
入社してすぐは分からないことばかりで戸惑っていたあかりちゃんも、これでようやく一通りの作業を経験して知識も増え、少しずつ手応えを感じるようになったと言います。
トマトを植えるポイントに開けられた穴を目印に、二つずつ並べます。
苗ポットを並べ終わると、続いて行うのが植え付け作業です。宮崎さんの母、優子(ゆうこ)さんの手ほどきを受けて一つずつ植えていきます。
優子さんのマリメッコ(北欧の人気ブランド)の長靴に興味津々の言。かわいいアイテムを身につけていると、ハードな作業も楽しい気分で取り組めそうです。
苗の植え付けは力仕事ではないものの、広大なハウス一つ分すべて植えるのは大変な作業です。
宮崎さんから「いつも作業のコツをつかむのが早い」とほめられている言。今回も手際よく植え付けられるようになり、できることがまたひとつ増えてうれしいです。
ミニトマトの支柱立て
苗の植え付けが一通り終わったところで、支柱立ての作業に移ります。
以前メロンの支柱立てを行った際も、真っ直ぐに立てるのに苦戦した言。力仕事ゆえに男性が行うことが多い作業ですが、この日も挑戦してみました。
支柱がゆがんでいると、ミニトマトが伸びるにつれて曲がり、ゆがみのある方向に倒れてきてしまうこともあるというので、責任重大です。
整備したばかりで比較的柔らかい状態の土とはいえ、深く真っすぐに支柱を立てるのはなかなか難しいもの。高い位置まで持ち上げて下ろすため、腕や肩に負荷がかかります。コツをつかむにはもう少し経験が必要なのかもしれません。
1列すべて立て終わる頃には、ロリータ服が汗だくになっていました。
雨で作業中断。そしていつもの昼食
この日の天候は、朝からずっと雨。
次第に雨足が強まり、横なぐりの雨がハウス内に降り込みはじめました。さらに周辺の用水路や河川の水位もどんどん上がっており、ついには大雨洪水警報が出される事態に。
従業員の安全を守る意味でも、午後の作業は一旦中止して様子を見ることになりました。
午前の作業が終わり、言も宮崎家の食卓で一緒にランチをいただきます。
4世代同居である上に、スタッフも一緒に食事をすることが多いミヤザキファーム。
この日も、ちょっと心配な天気のこと、ミニトマトのこと、そして言のロリータファッションについてなど、さまざまな話をしながらのにぎやかな昼食となりました。
編集後記
ミニトマトとメロンの収穫を終え、今シーズンの営農が一区切りついたミヤザキファーム。つかの間の夏休みを終えた今、次のシーズンに向けた作業が始まっています。
小さな苗を一つ一つハウス内に植え付ける作業を終え、また新しい季節と新しいサイクルの始まりを感じた言。
次はもっとおいしいミニトマトを作りたい。そんな決意を新たにしました。