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Vol.1【福島県浪江町】浪江町復興牧場が担う酪農の未来。国内有数の最先端大規模牧場がいよいよ始動!

Vol.1【福島県浪江町】浪江町復興牧場が担う酪農の未来。国内有数の最先端大規模牧場がいよいよ始動!

東日本大震災における東京電力福島第1原発事故からの復興に取り組む福島県浪江町に、大規模畜産(乳牛)の復興牧場が建設されます。浪江町が建設を担い、福島県酪農業協同組合、全国酪農業協同組合連合会の2者が中心となって運営される「浪江町復興牧場(運営会社:シャインコーストファーム株式会社)」は、復興のみならず、日本の酪農基幹としての役割を担います。令和7年度の完成を前に牧場運営の研修に勤しむ若きファーマーの姿から、浪江町復興牧場が目指す酪農業の未来を紹介します。

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地域再生と国内最大&最新鋭の酪農業拠点を担う「浪江町復興牧場(運営会社:シャインコーストファーム株式会社)」

浪江町復興牧場の完成イメージ図

浪江町は東京から車で約2時間40分のところに位置する沿岸部の町です。詳しいアクセスはこちらをご参照ください。

福島県浪江町(ふくしまけんなみえまち)は、福島県浜通り・沿岸部の北部に位置する海、山、川に囲まれた自然豊かな町です。その町を襲った2011年3月11日の東日本大震災における東京電力福島第1原子力発電所事故により、約21,000人の住民は避難を余儀なくされました。
除染やインフラ復旧、生活基盤の再生が進む中、酪農業も復興へと大きな一歩を踏み出すことに。それが「浪江町復興牧場」です。牧場の建設地は福島県南相馬市小高地区や同市の原町などが検討されましたが、地域住民の反対や牧場運営に欠かせない水源確保の難しさが壁となり、一時、復興牧場事業は難航を極めます。そこに救いの手を差し伸べたのが総合的な復興まちづくりを進める浪江町です。東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域の産業回復のため、新たな産業基盤の構築を目指す「(※)福島イノベーションコースト構想」に復興牧場のコンセプトが合致することが評価され、町内の棚塩地区(たなしおちく)での復興牧場建設が認められました。

福島県酪農業協同組合・横山 良征さん

「震災前、浪江町の酪農業は町の主力産業の一つでした。震災により生産基盤を失った生産者の営農再開はもちろん、浪江町の産業復興の一躍を担えることに誇りとやりがいを感じます」

と、話すのは福島県酪農業協同組合(以下、県酪農協)の横山 良征(よこやま・よしゆき)さんです。浪江町復興牧場は、「搾乳」「子牛・育成」「飼料」「牛群管理」「堆肥部門」の5つの部門をつくり、組合員への素牛や堆肥の供給を行う予定です。また、出荷乳量として年間約1万トンの生乳の生産が見込まれており、県酪農協への出荷を予定しています。

このように、地域に根ざした牧場運営を目指す浪江町復興牧場にはもう一つの役割があります。最新鋭の牛舎や自動搾乳機器(ロボットロータリーパーラー)の導入、研究・研修施設を設けた酪農研究の拠点としての基幹施設です。さまざまな可能性を秘め、酪農復興に向けて大きく動き出した浪江町復興牧場。福島県酪農業協同組合では福島イノベーションコーストにならい、地域と共生し、輝かしい未来へ向かえるよう、運営会社名をShine Coast Farm(シャインコーストファーム)と名付けました。

「現在、浪江町内で酪農を再開した農家はなく、復興牧場が拠点となり、地域再生に貢献したいと考えています」(横山さん)

ミネロファームでは、地元の生産組合に、牛たちの餌である稲* WCSを生産してもらっています。
* WCS=稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)

浪江町復興牧場は現在、令和7年度の運用開始に向け、福島県福島市の福島農業復興ネットワーク「ミネロファーム」において、人材育成や研修、復興牧場に向けての実証を行なっています。当初、被災酪農家の救援・支援事業を活動の中心として、福島の酪農の復興と生産基盤の回復に努めていたミネロファームは同時に、酪農経営を主軸に子供たちに対する酪農学習事業、大学生や企業・酪農後継者を対象とした酪農研修・トレーニング事業を行っています。全国酪農業協同組合連合会(以下、全酪連)では同ファームに職員を研修生として派遣し、復興牧場の運営リーダーの研修・育成を行なっています。

(※)福島イノベーションコースト構想=2011年に発生した東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するために、新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト

震災復興に貢献しながら酪農業のやりがい・楽しさを発信していきたい

福島県矢吹町の全酪連酪農技術研究所に所属する信太 萌夏(しだ・もえか)さんと河北 眞希(かわきた・まき)さんは、大学の畜産学部の先輩・後輩という間柄。現在、ミネロファームで研修に勤しむお二人に、仕事のやりがい、目標などをお聞きしました。

◎酪農業を目指したきっかけは?

信太さん

幼い頃から両親と共に牧場を訪ねることが多く、自然の中でのんびり草を喰む(はむ)牛の姿がとても可愛らしく感じたことで動物に携わる仕事がしたいと思いました。その後、中学の課外授業での搾乳体験が大きなきっかけとなり、酪農に興味を持つようになりました。

河北さん

動物園の飼育員を目指して畜産学部に進学したのですが、授業でジャージー牛に出会ったことで酪農を志すようになりました。その愛らしさは今まで出会った動物の中でも一番!また、牧場で働く人の姿はとてもかっこよく、将来は酪農に関わる人を支えたいと思い、この道を選びました。

◎研修ではどんなことを学んでいますか?

信太さん

わたしたちが所属する研究所では32頭の牛を繋ぎ飼いしていますが、ミネロファームでは140頭の牛をフリーストールとフリーバーンで飼っています。生育環境によって牛の性質や管理の仕方も変わってくるので、毎日が勉強です。

河北さん

復興牧場の運営を想定し、給餌をはじめとした乳牛の管理、子牛の哺乳など、酪農全般を一から学んでいます。毎日、朝夕2回の搾乳に加え、牛舎の清掃や牛の健康観察など、仕事は多岐に渡ります。生き物相手の仕事なので予想外のことが起こることも。それらを想定し、検証しながら復興牧場の運営に生かしていきたいです。

◎一般的に、酪農業はハードなイメージがありますが、実際の現場はどのような環境なのでしょう?

信太さん

命と向き合う現場なのでシビアな仕事も確かにあります。また、外での作業は暑さ、寒さの影響をもろに受けるため、キツイと感じることも。しかし、酪農は機械化が進んでいる分野であり、広い敷地内は車両に乗って作業をし、餌なども車で運搬します。みなさんが抱く酪農のイメージよりもかなりスマートだと思います。

◎酪農の楽しさ、やりがいを教えてください

信太さん

命の誕生に立ち会えることです。分娩は何度経験しても感動します。

河北さん

誕生から乳牛になるまで、成長をずっと見守られることにやりがいを感じます。

◎震災復興に携わることへの思いをお聞かせください

信太さん

浪江町を訪れた際、主を失い、荒れた牛舎を目の当たりにしたことでとても悲しい気持ちになりました。復興牧場がきっかけとなり、酪農家のみなさんが営農再開に意欲を持っていただけたらうれしいです。

河北さん

震災後に入社したわたしたちは、震災当時の福島の姿を実際には見ていませんが、復興に向けた地域の方々の力と情熱は日々感じます。浪江町の酪農家のみなさんと一緒に仕事ができることを目標に、今後も頑張っていきたいです。

◎今後の展望をお聞かせください

信太さん

ゆくゆくは牧場経営をしたいと考えています。酪農家を支える現在の仕事の経験を生かし、酪農業の魅力を内外に発信していきたいです。

河北さん

酪農はおろか、畜産業のことも何一つ知らないところからこの道に進んだ時の視点と、現在地の視点を持って、酪農の現場を伝えながら将来の酪農家育成に貢献していくことが目標です。

未来につながる牧場を目指して。離農を余儀なくされた酪農家が戻れる場所に

全酪連酪農技術研究所 所長・猪内 勝利さん

全酪連では今後も職員の研修を継続的に行い、酪農のプロフェッショナルを育成する方針です。研修担当を務める酪農技術研究所の猪内 勝利(いのうち・かつとし)所長は、ミネロファームでの実証実験を通して、酪農が抱えるさまざまな課題をクリアしていきたいと話します。

「後継者や担い手不足から、酪農業は慢性的な人手不足を抱えています。また、震災によって生産基盤を失った酪農家の中には浪江町に戻りたくても戻れないジレンマを抱えている方もいます。浪江町復興牧場は酪農家が帰る場所をつくることが最大のミッション。同時に、研究機関と連携し、最新鋭の技術や理論をもって、酪農の未来を開拓していく場所でありたいと考えます」。

     

浪江町復興牧場では今後、人材確保にも力を入れていく方針とのこと。最後に、酪農に必要な資質について、猪内さんに伺いました。

「動物が好きなことは大前提ですが、生き物相手の仕事は酪農に限らず“うそをついてはいけない”仕事だと思います。乳牛は役目を終えると食肉として処理されるのがセオリーですが、それは命をいただくという責任でもあります。牛に、自分自身に正直であり続けることが、この仕事の厳しさであり、やりがいでもあると感じます」

平成29年の構想開始から5年、紆余曲折を経て浪江町に誕生する「浪江町復興牧場(運営会社:シャインコーストファーム株式会社)」。その名の通り、浪江町に輝きを与えるその存在は、進化する日本の酪農の未来をも照らし続けることでしょう。

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■お問い合わせ■
福島県酪農業協同組合
〒969-1103
福島県本宮市仁井田字一里壇17
TEL:0243-33-1101
E-mail:info@fukuraku.or.jp

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