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FAXとおさらば!組合員も絶賛する『nimaruJA』を使ったデジタル化の取り組み

FAXとおさらば!組合員も絶賛する『nimaruJA』を使ったデジタル化の取り組み

FAXを中心としたJAと組合員との日々のやり取り。タイムリー且つ効率的なコミュニケーションの重要性が増してきている昨今の農業流通現場において、デジタル化は進めたいけれど、「なかなか組合員に受け入れてもらえない」、「広がっていかない」、そんな声が全国のJAから多く聞かれます。そうした中で、『nimaruJA(ニマル)』を使ったJAの営農・販売現場のデジタル化の取り組みは、JA職員はもちろんのこと、幅広い年齢層の組合員からも高い評価を受けています。今回は組合員をしっかりと巻き込みながら出荷予定数量の把握や組合員への情報配信業務のデジタル化に成功したJAみなみ筑後柑橘部会の取り組みについてご紹介します。

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部会員はFAXの購入が必須。JAと組合員双方にとって負担となってきたFAXでのやりとり

福岡県の最南端に位置し、大牟田市とみやま市の2市で構成されるJAみなみ筑後。温暖な気候風土で、変化に富んだ豊かな自然に恵まれているこの地域は古くから福岡県の代表的な農業地帯として知られている。そんなJAの特産品の一つが最適な気候で育てられる高品質みかんである。みかん選果場のある山川選果場には柑橘部会の生産者約300名が19支部に分かれて出荷を行っている。柑橘部会では選果場の効率的な稼働と有利販売を目的として、以前から毎週、組合員ごとに1週間の出荷予定を各支部ごとに取りまとめ、事前にJAと共有、調整を行ってきた。

組合員ごとの出荷予定の取りまとめやJAとのやり取りはほとんどがFAXや紙ベースで行われるため、手書きや紙のやり取り、集計といった作業が組合員、支部長、JA職員の三者にとって長年負担となってきた。また、営農情報などJAから組合員への情報配信もFAXによる配信だったため、部会に所属する組合員には必ずFAXの購入をお願いしていたという。

FAXなどのアナログ手法による情報のやり取りの弊害は手間の問題だけにとどまらない。情報の確認のタイミングが組合員ごとにバラバラであり、FAXは送られているが紙が出ていなかったなど、情報がすべての組合員へタイムリーに伝わっていないことが多々発生する。昨今、異常気象による出荷状況の変動や目まぐるしく変わる需要サイドに合わせた細かな調整が重要となっている農産物の集出荷現場において、JAと組合員間のタイムリー且つ密なコミュニケーションの重要性が今までに増して高まっている。一方で、FAXや紙のやり取りといった従来の方法では、効率的な荷物の集荷、選果、出荷に繋がっていなかった。

そんな中、JA職員が業界紙で、県外のとあるJAが『nimaruJA』というサービスを使ってJAと組合員間のコミュニケーションのデジタル化に成功したという記事を見つける。詳しく調べると全国での導入事例があるということで実際に利用しているJAなどに直接問い合わせを行ったところ、サービスに対する評価がとても高く、部会での導入に繋がった。

10名からスタートした取り組みは、2年目で約200名が利用する取り組みに

以下、JAみなみ筑後営農部園芸課渕上さんへの『nimaruJA』導入に関するインタービュー内容となります(インタビュアーは『nimaruJA』を運営する(株)kikitori福士)。

福士:『nimaruJA』の導入当初のお話について教えてください

渕上:私たち柑橘部会は支部と呼ばれる19ほどのグループが存在しています。年配の組合員さんも多くいらっしゃる当部会にて、いきなり全ての支部で『nimaruJA』の利用を一斉に開始するのは流石に難しかったため、1年目は、まずはトライアル的に1つの支部を選んでそこに所属する10名ほどの組合員で利用を開始しました。

福士:トライアルの結果、組合員の皆様の声はいかがでしたでしょうか?

渕上:結論からいうと利用した支部の組合員からnimaruに対する高い評価の声が上がりました。トライアルでの導入に関する部会の会議では「一度活用したら以前の(紙での)取りまとめには戻れない」、「出荷経費をあげてでも取り組んでもらいたい」といった意見が利用した組合員さんからありました。

正直なところ、新しいシステムをトライアル的に導入するとなった当初は支部の一部の組合員からも取り組みに対する拒否反応がありました。特にあまりスマホなどを頻繁に触らない年配の組合員さんにとっては、自分ができるかどうか心配されていた面があったのは事実です。しかし、実際は取り組みの結果、利用した組合員さんのうち、誰一人本導入に対する反対意見はでず、引き続き、取り組みを行ってほしいという要望になっていました。

福士:私たちにとってもとても嬉しい声です

渕上:その後、他の支部に対しては、各支部へJA職員が挨拶へ行く際にnimaruを案内し、その場でそれぞれの組合員さんに登録をして頂きました。nimaruは事前に組合員さんごとの登録用二次元バーコードが載った登録シートを作成でき、それを組合員さんが使い慣れたLINEを使って読み込んでもらうだけで簡単に利用ができるので、JA側も特別な準備をする必要がなく、簡単に他の支部へ広げることができました。

もちろん、中には高齢でスマホを持っていない組合員さんもいらっしゃいましたが、そうした場合でも奥様やお子様などご家族のどなたかがスマホを持っているケースが多く、ご家族が登録して使って頂いています。実際に部会全体に広げてみると組合員づてで『nimaruJA』の話が広がり、2年目となる今年はすでに約200名の組合員さんが『nimaruJA』を使って出荷予定の共有やJAからのお知らせ情報を受け取っています。

JAと組合員の双方にとって一年を通して手放せないツールに

福士:『nimaruJA』を導入されて効果はいかがでしょうか?

渕上:JAの職員、組合員さん双方からもとても使いやすくて、これまでのやり取りよりも便利になったという声が多いです。

私たちの部会で利用しているのは『nimaruJA』の出荷予定の共有とJAからのお知らせ配信の2つの機能なのですが、LINEを窓口に全ての機能が使えるので利用がしやすく、『nimaruJA』自体も営農・販売現場の状況をしっかりと踏まえた上での操作画面となっているため、シンプルですが必要な機能が揃っていて非常に使いやすいです。

また、組合員さんからの出荷予定を一つの画面で確認することができ、集計も自動で行えるため、これまで最も解決したかった集計業務にかかる時間も大幅に削減することができました。

『nimaruJA』を使った組合員への情報の配信については、これまでメールを使ったお知らせの配信を一部では行っていましたが、LINEと比べてメールの利用率は低く、JAの30代職員でもメールはあまり使っていなかったため、ほとんどがFAXや対面での情報配信となっていました。一方で、『nimaruJA』はJAの職員側もスマホからLINEと同じような感覚で操作することができるためとても使いやすいと評判です。

出荷がない時期でも組合員さんへのお知らせ配信で利用することができるため、今では一年を通して手放せないツールとなっています。同じような機能をもつ大手システム会社や他社のサービスも使ってみたことがありますが、JA職員、組合員さん双方にとって、『nimaruJA』が一番使いやすく、実際に多くの組合員さんに利用してもらっています。

福士:今後、『nimaruJA』の活用に関する展望などがあれば教えてください。

まずはお知らせ配信から各支部で利用をしてもらい、組合員さんに対して『nimaruJA』をさらに広げていきたいです。出荷予定の共有に関する取り組みについては、膨大な数のFAXのやり取りをなくしながら、出荷予定の集計も自動化できることで、組合員さんとJA双方の手間を大幅に減らせます。さらに、より正確な出荷数量を早く集めることができるため、選果場の効率的な運営、さらには出荷先への商品の有利販売にも活かすことができます。

また、『nimaruJA』は選果機やJAの電算システムなど外部システムとの連携も柔軟に行えるとのことで、『nimaruJA』を使った選果結果や明細等の配信も行っていけるとJAと組合員さん双方にとってとても便利且つ有益な取り組みになっていくと考えています。今後JA内でさらに利用を拡大していく予定なので、どのように業務が改善されていくか楽しみです。

福士:貴重なお話しをお伺いさせて頂きありがとうございました。

『nimaruJA』のお問い合わせはこちら

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