夏が旬の野菜15選【選び方とおすすめレシピ】
1. 枝豆
美味しい枝豆の選び方
枝豆を選ぶ際には、豆のさやがふっくらとしていて、しっかりと実が詰まっているものを選ぶのが大切です。また、枝に残っている葉が青々としているもの、枝自体も健康的な緑色をしているものを選ぶのも良いでしょう。茶色く枯れかかっているようなものは避けた方が無難です。
枝豆ひじきの鶏だんご | つくおき
材料 | ・鶏むねひき肉 ・はんぺん大判 ・乾燥芽ひじき ・ゆで枝豆 ・白だし ・醤油 ・砂糖 |
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調理目安時間 | 30分 |
ひじきは水に浸し、ざるに上げて余分な水気を切ります。
枝豆はさやから出し、きれいに洗って水気を切りましょう。はんぺんは袋の上から手でこねてつぶします。鶏ひき肉をよくこね、はんぺんを加えてさらにこねるのが大事です。
ひじき、枝豆、調味料を加え、よくこねたら等分して、丸めてオーブンで焼き上げます。
>>つくおきの「枝豆ひじきの鶏だんご」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
2. オクラ
美味しいオクラの選び方
新鮮さと味を重視するならば、濃い緑色で産毛が残っているものを選びましょう。切り口が茶色くなっていると、古い可能性があるため、避けた方が無難です。小さめのオクラの方が味は美味しいことが多いため、大きめのものは避けましょう。柔らかい弾力があるものを選んで、より美味しく楽しんでください。
オクラとちくわのおかか炒め | だいどこログ
材料 | ・オクラ ・ちくわ ・しょうゆ ・かつお節 ・ごま油 |
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調理目安時間 | 10分 |
オクラを1センチ幅に、ちくわを3ミリ幅の輪切りにし、フライパンで炒める簡単なレシピです。ごま油大さじ1を熱したフライパンでちくわとオクラを炒め、焼き色がついたらしょうゆを加え、混ぜ合わせて火を止めます。最後に、かつお節を加えてさっと混ぜ、器に盛り付けましょう。
>>だいどこログの「オクラとちくわのおかか炒め」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
3. キュウリ
美味しいキュウリの選び方
キュウリを選ぶ際には、イボが残っていて少しチクチクするもの、果肉が硬くしっかりとしたものを選びましょう。
スーパーで見かけるまっすぐで綺麗なキュウリも良いですが、曲がっていても味に変わりはありません。
また、JAなどの直売所では、曲がっていたり大きすぎたりして規格外とされるキュウリが安く販売されていることがあります。
たたききゅうりとツナの和え物 | Kikkoman
材料 | ・きゅうり ・ ツナ缶 ・ごま油 ・しょうゆ |
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調理目安時間 | 10分 |
キュウリを3センチ程度の長さに切り、ポリ袋に入れて叩いて柔らかくするのが美味しくするコツです。ツナ缶から汁気をよく切り、キュウリと合わせます。
ごま油としょうゆを加えて混ぜ合わせると出来上がります。
>>Kikkomanの「たたききゅうりとツナの和え物」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
4. ナス
美味しいナスの選び方
ナスは、張りがあって表面につやのあるものを選んでください。ナスのヘタの部分には棘がありますが、しっかりと立っているもの、触ると痛いような新鮮なものを選びましょう。
とろけるナスのコンソメスープ | Cookpad
材料 | ・ナス ・玉ねぎ ・水 ・固形ブイヨン ・あらびきコショー ・パセリ |
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調理目安時間 | – |
ナスの皮をむき1センチの厚さに切り、塩水につけておきます。玉ねぎは繊維にそって薄く切ります。玉ねぎを炒めて、玉ねぎが透明になったら、水と固形ブイヨン1個を加えましょう。
沸騰したら、ナスを新しい水で洗ってから加えます。
アルミホイルで落し蓋をして、約10分弱火で調理します。ナスが柔らかくなったら、あらびきコショウを加え、器に盛り付けてパセリを散らせば出来上がりです。
>>Cookpadの「とろけるナスのコンソメスープ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
5. ピーマン
美味しいピーマンの選び方
ピーマンを選ぶ際には、色合いが均一で鮮やかで、つやがあるものを選ぶようにしましょう。
軸の切り口が新しく、茶色く変色していないか、また干からびていないかを確認します。また、ピーマンを手に取った時に重みを感じ、指で軽く押しても弾力があるものは、肉厚で美味しいです。
ピーマンと豚バラ肉の炒め物 | Kurashiru
材料 | ・豚バラブロック肉 ・すりおろしニンニク ・しょうゆ ・片栗粉 ・ピーマン ・料理酒 ・砂糖 ・鶏ガラスープの素 ・ごま油 |
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調理目安時間 | 20分 |
ピーマンはヘタと種を取り除いて半分に切り、細く切ります。
豚バラ肉も細切れにし、ボウルに入れ、すりおろしニンニクとしょうゆを加えてよく揉み込み、最後に片栗粉をまぶします。フライパンにごま油を入れて豚バラを加え、色が変わるまで炒めましょう。
さらにピーマンを入れて、しんなりするまで中火で炒め合わせ、料理酒、しょうゆ、砂糖、鶏ガラスープの素を加え、全体に味がなじむように中火で炒めます。豚バラに火が通り、全体に味が染み込んだら火から下ろし、器に盛り付けて出来上がりです。
>>Kurashiruの「ピーマンと豚バラ肉の炒め物」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
6. トマト
美味しいトマトの選び方
角ばった形や凹凸のある形のものには、中に空洞ができたり、ゼリー状の部分が多く含まれる傾向があります。なるべく丸くてツルッとしたもので、重さを感じるものを選ぶことが望ましいです。
また、お尻の部分から上のヘタに向かって放射線状に何本かの筋が見られるトマトは、水分を減らして糖度が高くなっていると言えます。
トマトのしらす大葉和え | つくおき
材料 | ・トマト ・しらす ・大葉 ・醤油 ・いりごま |
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調理目安時間 | 5分 |
トマトを用意し、水洗いして水気を切ってから半分に切り、ヘタを取り除いてくし切りにします。
大葉も軽く水洗いして水気を切り、まとめて巻いて、せん切りにします。ボウルにしらすや調味料などのすべての材料を入れ、トマトが潰れないようにやさしく和え合わせて完成です。
>>つくおきの「トマトのしらす大葉和え」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
7. ズッキーニ
美味しいズッキーニの選び方
ズッキーニを選ぶ際は、上から下まで太さが同じものを選び、表面に傷がなく、つやのあるものを選ぶようにしてください。また、成長しすぎて太りすぎたズッキーニは、味が落ちるため、大きすぎないものを選んでください。
新鮮なうちに食べた方が美味しい野菜なので、なるべく早く食べましょう。
なすとズッキーニのトマトソースグラタン | Nadia
材料 | ・なす ・ズッキーニ ・玉ねぎ ・カットトマト缶 ・ローリエ ・砂糖 ・塩 ・オリーブオイル ・ピザ用チーズ |
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調理目安時間 | 20分 |
なすやズッキーニは、5ミリ幅の輪切りにし、玉ねぎはみじん切りにします。フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で熱します。切ったなすとズッキーニを加え、塩を一つまみ振り入れて炒めます。
なすとズッキーニに火が通ったら、一度取り出しましょう。再度オリーブオイルをフライパンに入れて熱し、玉ねぎを炒めて塩を振ります。玉ねぎがクリーム色になったら火を止めて、カットトマトの缶詰、砂糖、塩一つまみ、ローリエを加え、中火で1〜2分煮込みます。
再びフライパンになすとズッキーニを戻し、全体がよく混ざるように、更に1~2分煮込むのが大切です。味が薄ければ塩で調味し、ローリエを取り出します。
ピザ用チーズをトッピングし、最後にオーブンで15分前後焼いて完成です。
>>Nadiaの「なすとズッキーニのトマトソースグラタン」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
8. とうもろこし
美味しいとうもろこしの選び方
とうもろこしを選ぶ際には、皮の色が鮮やかな緑色のものを皮ごと買いましょう。
時間が経つにつれて色あせ、薄くなっていきます。また、ヒゲの色は先が完熟を表す茶色であることが理想的です。
ヒゲが豊富でふさふさしていると、粒もたくさん付いていると言われています。
ただし、ヒゲの先まで緑色が残っているものは、未熟なものが多いため、避けた方が良いでしょう。
とうもろこしご飯 | cookpad
材料 | ・お米 ・とうもろこし ・お酒 ・塩 |
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調理目安時間 | – |
通常よりも少なめの水を加えてお米を炊飯器の内釜に入れます。お酒や塩を加え、塩分はお好みに合わせて調整してください。とうもろこしは生のまま芯から粒を取り出します。
炊飯器に取り出したとうもろこしの粒と芯をのせて炊き上げます。炊き上がったら、芯を取り除き、全体をほぐしてください。味付けは控えめが丁度良いです。
>>cookpadの「とうもろこしご飯」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
9. モロヘイヤ
美味しいモロヘイヤの選び方
モロヘイヤを選ぶ際には、葉の緑色が濃くて生き生きとしているもの、切り口が黒ずんでいないものが望ましいです。
茎が適度な太さであることも重要です。硬いものは茹でても噛み応えがあり、食べにくいかもしれません。
モロヘイヤおやき | Nadia
材料 | ・モロヘイヤ ・コーン ・サラダ油 ・薄力粉 ・水 ・味噌 ・塩 |
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調理目安時間 | 10分 |
モロヘイヤを料理する際は、葉と茎を分けて、葉の方のみを熱湯で30秒程度さっと茹でて水気を切り、細かく刻みます。
次に、ボウルに薄力粉、水、味噌、塩を入れてよく混ぜ合わせ、刻んだモロヘイヤとコーンを加えてさらに混ぜ合わせます。
フライパンにサラダ油を入れて熱し、混ぜた具材を4等分に分けてフタをして弱火で3分ほど焼き、裏返して再び3分焼けば完成です。
>>Nadiaの「モロヘイヤおやき」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
10. パプリカ
美味しいパプリカの選び方
パプリカを選ぶ際は、身が引き締まり、つややかで水分が豊富なものを選ぶことが重要です。
変色していたり、しぼんでいるものは鮮度が落ちているため、買うのを避けましょう。
販売されているパプリカの多くは、赤・オレンジ・黄の3色です。料理に合った色のパプリカを選びましょう。
パプリカの塩昆布和え | macaroni
材料 | ・パプリカ(赤) ・パプリカ(黄) ・塩こんぶ ・ごま油 ・白いりごま |
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調理目安時間 | 10分 |
パプリカを縦に4等分に切ったあと、種とワタを取り除いて約2cm幅の細切りにします。次に、耐熱ボウルにパプリカを入れ、ラップをかけてレンジを600Wに設定し、3分30秒加熱します。
最後に、塩こんぶ、ごま油、白いりごまを加え、よく混ぜ合わせたら完成です。
>>macaroniの「パプリカの塩昆布和え」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
11. 山芋
美味しい山芋の選び方
山芋は太くて重みがあるものがとくに美味しいとされています。
ヒゲが残っているもので、表面に傷や黒っぽいシミがないものを選ぶようにしましょう。カットされて売られている場合が多いため、切り口を確認してください。変色しておらず、白くて新鮮な見た目のものが良い品質の証拠です。
山芋のふわふわ焼き | 白ごはん.com
材料 | ・山芋 ・かつお削り節 ・刻みねぎや青のり ・ポン酢しょうゆ ・マヨネーズ ・サラダ油,米油,菜種油などの植物油 ・卵 ・醤油 ・酒 |
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調理目安時間 | 10分 |
山芋は、軽く水洗いしてから皮をピーラーや包丁でむき取り、細かくすりおろします。すりおろした山芋に、卵と調味料(しょうゆ、酒)を加えてよく混ぜ合わせましょう。
フライパンに小さじ1の油を入れて、弱めの中火で加熱し、生地を全量加えます。
生地が十分に焼けたら、裏返して反対側を1〜2分ほど焼きます。
焼き上がった山芋のふわふわ焼きを器に盛り付け、全体にかつお節を散らし、市販のポン酢しょうゆをかけて、最後にきざみねぎか青のりを散らして、好みでマヨネーズを添えて完成です。
>>白ごはん.comの「山芋のふわふわ焼き」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
12. ししとう
美味しいししとうの選び方
ししとうは、全体的に緑色が鮮やかなものを選びましょう。ハリとつやのあるものが新鮮です。
夏場には激辛なものが増える傾向にあります。種が詰まっているものが辛い場合も多いです。固く感じるものは鮮度が落ちている場合があるため、避けましょう。
鶏肉とししとうのみぞれ煮 | Nadia
材料 | ・鶏もも肉 ・しし唐辛子 ・大根おろし ・サラダ油 ・片栗粉 ・めんつゆ ・水 ・砂糖 ・酢 ・塩、こしょう ・万能ねぎ |
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調理目安時間 | 15分 |
大根をおろして、ザルに入れて水気を軽く切ってください。
絞らずに、ザルにあげて、自然に水が切れる程度で大丈夫です。鶏もも肉は、食べやすい大きさに切って塩こしょう、片栗粉をまぶします。
フライパンにサラダ油を入れて熱し、鶏肉の両面を焼き、ししとうを加えてさらに炒めます。
めんつゆ、水、砂糖、酢、大根おろしを入れ、全体を絡めて器に盛り、万能ねぎを散らして完成です。
>>Nadiaの「鶏肉とししとうのみぞれ煮」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
13. さやいんげん
美味しいさやいんげんの選び方
さやいんげんは、鮮やかな緑色をしたものを選びましょう。時間が経つと、色が黄色味を帯びることがあります。太くなりすぎていないものを選んでください。太く大きいものは、成長が過ぎている場合があり、筋が太くなって硬くなることがあります。
若く細いものは柔らかくて美味しいです。香りは鮮度が落ちるにつれて失われていきます。
切り口を確認して、新しいかどうかをチェックし、茶色く変色しているものは避けましょう。
牛肉といんげんの甘辛煮 | cookpad
材料 | ・薄切り肉 ・いんげん ・油 ・砂糖 ・酒 ・タカラ本みりん ・醤油 ・水 |
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調理目安時間 | – |
牛肉を食べやすい大きさに切り、いんげんは3等分の長さに切ってください。
フライパンに油を熱し、牛肉といんげんを強めの中火で炒めます。牛肉の色が変わったら、砂糖、酒、みりん、しょうゆ、水を加えます。調味料を全体に馴染ませながらかき混ぜ、しばらく煮込み、汁気がほとんどなくなったら完成です。
>>cookpadの「牛肉といんげんの甘辛煮」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
14. ゴーヤ
美味しいゴーヤの選び方
ゴーヤは、大きすぎずふっくらとしたものを選びましょう。
また、色味が鮮やかでつやがあるものや、イボがつぶれていないものが新鮮です。手に取ったときに硬めで重みを感じるものが、美味しいとされています。
ゴーヤのおひたし | Kurashiru
材料 | ・ゴーヤ ・お湯 (ゆで用) ・すりおろしニンニク ・ごま油 ・めんつゆ ・黒砂糖 ・トッピング ・かつお節 |
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調理目安時間 | 15分 |
ゴーヤを縦半分に切り、ヘタやワタ、種を取り除いてから、薄くスライスしてください。
鍋にお湯を沸かし、ゴーヤを入れ、10秒ほど茹でたら、水切りをしておきます。
次に、すりおろしたニンニク、ごま油、めんつゆ(2倍濃縮)、黒砂糖をボウルに入れてよく混ぜ合わせます。
混ぜ合わせた調味料を、ゴーヤが温かいうちに加え、5分ほど置いてから、器に盛り付けます。最後に、かつお節を振りかけたら完成です。
>>Kurashiruの「ゴーヤのおひたし」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
15. レタス
美味しいレタスの選び方
レタスは、葉っぱが元気でみずみずしいものを選びましょう。
結球タイプのレタスは、重みを感じるほどしっかりと詰まっているため、量が多くてお得です。
ただし、白っぽい葉っぱがぴったりと重なっているものは、ほぐすのが難しいかもしれません。軽すぎるものも避け、程良くふんわりと巻いているものが美味しく食べられます。
おつまみレタス | Nadia
材料 | ・韓国海苔 ・しょうゆ ・ごま油 ・いり白ごま ・鶏ガラスープの素 ・にんにく |
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調理目安時間 | 3分 |
レタスは手でちぎりましょう。ボウルにしょうゆ、ごま油、いり白ごま各大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1、にんにくチューブを1〜2cm加えて、よく混ぜ合わせます。最後に、韓国海苔を加えて和えれば完成です。
>>Nadiaの「おつまみレタス」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
夏が旬の野菜の特徴は?
夏野菜の特徴
夏野菜は、太陽の光をたっぷりと浴びて育ち、野菜の細胞に水分や栄養がたくさん詰まっているのが特徴です。みずみずしい食感と濃い味わいが楽しめます。
夏野菜は生で食べてもとてもおいしいものが多く、サラダやスムージー、冷製スープなどにもぴったりです。
また、色鮮やかでバラエティに富んだ夏野菜は、見た目にも美しく、料理のアクセントにもなります。さらに、水分を豊富に含んでいるため、体を冷やすと同時に栄養を摂取し、スタミナをつけることができます。
夏野菜の旬
夏野菜は6〜8月に収穫されるため、夏の時期に購入するのがおすすめです。
旬の野菜を旬の時期に食べることで、栄養を効率的に摂取でき、体を強くすることができます。
暑い夏を乗り切りたい人は、積極的に夏野菜を取り入れてみてください。夏は食欲が落ちる季節であり、カラフルなビタミンカラーを持つ夏野菜は、食欲を刺激するのに最適です。
盛夏には、夏野菜を多く食べて、体力を維持しましょう。
夏が旬の野菜の効果的な食べ方は?
夏が旬の野菜を効果的に食べるためには、食べ方にも工夫が必要です。夏野菜は、皮ごと食べるのがおすすめですが、農薬の心配がある場合は、きれいに洗ってから皮をむいてください。
また、夏野菜は油で調理することで栄養素の吸収率が高まるため、揚げたり、ソテーにしたりするのがおすすめです。ただし、過度な加熱は栄養素が壊れるため、加熱時間は短くするようにしましょう。
焼き物や揚げ物は比較的短時間で済みますが、蒸したり煮たりする場合は、時間に注意して加熱しましょう。
前述のとおり、夏野菜は水分が多いため、体を冷やす効果があります。
しかし、食べ過ぎると逆に体を冷やす原因にもなるため注意が必要です。生で食べる場合は、温かいスープや飲み物を一緒に摂取しましょう。胃腸も冷えず、消化にも良いです。
また、代謝を上げる成分を含む食材と組み合わせることも効果的です。例えば、生姜に含まれるジンゲロールは血流を良くし、代謝を上げます。カレー粉に含まれる唐辛子にはカプサイシンが含まれ、脂肪を燃やして代謝を上げる効果があります。生姜やカレー粉などを使った料理がおすすめです。
夏が旬の野菜を食べるメリットは?
夏野菜に含まれる栄養素には、健康効果があるものがたくさんあります。βカロテンは、体内でビタミンAに変換され、視力や肌の健康に役立ちます。ビタミンCは、免疫力を高め、風邪やインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力を強化するのです。
ビタミンEは、細胞膜を保護する働きがあるため、老化を遅らせる効果が期待されています。
夏野菜に含まれるカリウムは、体内の水分バランスを調整し、高血圧や心臓病などの生活習慣病の予防に役立ちます。
例えばトマトには、ビタミンCやβ-カロテンなどが豊富に含まれており、さっぱりと食べられるため夏バテの原因である食欲不振や喉の渇きなどにも有効です。ピーマンなどの緑黄色野菜には、免疫機能をサポートするビタミンAが多く含まれています。
キュウリには利尿促進効果のあるイソクエルシトリンという成分が含まれていることから、余分な熱や水分の排出を促す効果があります。
その他、夏野菜は低カロリーで、ダイエットにも適している野菜です。夏野菜をたっぷりと食べることで、満腹感を得られ、過剰なエネルギー摂取を防ぐことができます。
家庭菜園におすすめな夏野菜は?
枝豆
枝豆は、夏場に食欲が落ちがちな人でも食べやすい夏野菜で、多くの水分を含んでいます。ビタミンB1が豊富に含まれており、疲労回復や夏バテの解消にも役立つでしょう。
また、枝豆には、体内で女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれており、肌につやを与える美容効果も期待できます。枝豆の栽培については、4月上旬~5月上旬に種まきをおこない、一番早い品種であれば7月中旬頃から収穫が可能です。
花が咲いて実が育つ間に水不足になると、株は大きく育ちますがさやが付きません。枝豆が実らない状態になってしまうため、水やりには注意が必要です。
カボチャ
カボチャは緑黄色野菜の中でも豊富な栄養素を含んでいます。果肉が黄色いのは、β-カロテンが豊富に含まれているためです。また、ビタミンCも含まれており、活力アップにも効果的です。
カボチャは比較的種からでも栽培しやすく、手頃な価格で手に入るため、種からの栽培をおすすめします。畑に直接まいても良いですし、ポットにまいて育苗してから植え付けることもできます。
水やりはほとんど必要ありませんが、土壌の表面がカラカラに乾いている場合は、水やりをしましょう。ただし、水をやりすぎると病気になる可能性もあるため、ほどほどにするのがコツです。
オクラ
オクラには、豊富な食物繊維が含まれており、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があります。粘性のある成分も含まれており、腸内環境を整え、消化を促進する効果があるため、便通の改善も期待できます。
また、腸が活発に動くことで、栄養素をより効率的に吸収することができ、夏バテの解消にも役立つのが特徴です。
オクラは、日当たりが良い場所を好み、ベランダのプランターでも手軽に栽培できる夏野菜の一つです。また、比較的スペースを取らずに育てることができ、虫や病気の発生も少ないため、家庭菜園初心者にとって最適な野菜の一つと言えます。
キュウリ
キュウリは低カロリーで、ダイエット中の人にとっては嬉しい食材です。1本(約100g)のキュウリには、約14キロカロリーしか含まれていないため、食べ過ぎることを心配せずに摂取できます。
また、キュウリには水分と食物繊維が豊富に含まれており、消化を促進する効果があります。保湿効果を高める成分も含まれており、肌の潤いを保つのにうってつけです。
プランターにキュウリを植える場合、キュウリの根は浅く広がるため、株間をある程度空けて植えましょう。土は深く入れる必要があります。キュウリの実を大きくすると、株が弱って収穫量が減ってしまいます。適切な収穫時期は15cm~18cm程度の大きさです。
ゴーヤ
ゴーヤには、ビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれており、免疫力を高める効果が期待できます。また、利尿作用のある成分が含まれているため、体内の余分な水分や塩分を排出することができます。
ビタミンB群も含まれており、代謝の促進をサポートしてくれるのが特徴です。夏野菜の中でも、ゴーヤは種から育てやすいため、初心者にもおすすめです。成長するにつれて、つるが絡まるため、支柱やネットが必要になります。
また、大きくなるにつれて重くなるため、しっかりと支柱を固定し、倒れないように注意しましょう。肥料を与えながら育てることで、何度も収穫ができます。
野菜まとめ
夏には、おいしくて彩り鮮やかな夏野菜がたくさん登場します。夏野菜には、身体に必要な栄養素も含まれているため、献立に上手に取り入れたいものです。
夏野菜の魅力の1つは、加熱しなくても手軽に食べられる野菜が多いことです。
暑い夏には、しっかりと栄養を摂って、健康なカラダを作りましょう。夏野菜を使ったレシピを増やして、旬のおいしさを堪能してみてはいかがでしょうか。