マイナビ農業TOP > 農業ニュース > マンガ【第4話】田んぼの困りごとを招く春先の未熟な稲わらは、石灰窒素の散布で腐熟促進

タイアップ

マンガ【第4話】田んぼの困りごとを招く春先の未熟な稲わらは、石灰窒素の散布で腐熟促進

マンガ【第4話】田んぼの困りごとを招く春先の未熟な稲わらは、石灰窒素の散布で腐熟促進

春になって田んぼに未熟な稲わらが残っていると何かと厄介です。まず田植えの邪魔になり、苗は窒素が奪われ生育不良に、水を張れば浮きわらで稲が倒れ、有害なガスが湧いて根腐れの原因になることも。そこで今回は、石灰窒素を使って、春までに稲わらの腐熟を促進させる方法をわかりやすくマンガで解説します。散布した石灰窒素が土壌改良や肥料供給にも役立ちます。

twitter twitter twitter

第4話:稲わら腐熟促進


【まとめ】春までに稲わらを腐熟させるには、秋の収穫後すぐの石灰窒素の散布がポイントだった!

春先に困りごとを巻き起こす未熟な稲わらは、石灰窒素で分解。秋のうちに田んぼに散布しておくと、稲わらなどの有機物の腐熟が早まります。散布のタイミングは稲刈り後すぐ!寒くなる前に、圃場に散らばった稲わらの上に石灰窒素10~20kg/10aを均一に散布して、浅く耕うんします。すぐに耕うんできない場合は、そのまま放置して翌春にすき込んでも構いません。

石灰窒素の施用はいいことずくめ。石灰成分が稲わらの繊維を分解し、窒素成分は微生物の栄養源になります。施用した窒素成分は有機物に取り込まれて土中堆肥化するので、稲の生育中盤からの窒素供給にも役立ちます。

もし、春先に未熟な稲わらに悩まされた田んぼがあったなら、今シーズンこそは稲刈り後の石灰窒素の散布を試してみてはいかがでしょう。圃場の地力向上や作物の収量・品質アップにもつながります。

マンガでわかる石灰窒素シリーズ、次回は「残渣の腐熟促進」です。

前の話を読む
マンガ【第3話】田んぼのノビエは休眠覚醒で一網打尽。石灰窒素の農薬成分シアナミドが種子に作用
マンガ【第3話】田んぼのノビエは休眠覚醒で一網打尽。石灰窒素の農薬成分シアナミドが種子に作用
全国的に発生が多い水田の雑草といえばノビエ。繁殖力が強く一気に増えて、稲のための養分を奪い尽くしてしまいます。稲と似ているため初期は見分けがつきにくく、伸びてからの防除は困難。そんな厄介なノビエは、田んぼの作物のないと…

次の話を読む
マンガ【第5話】畑の残さは石灰窒素で腐熟促進、減農薬・減化学肥料にもなる使い方
マンガ【第5話】畑の残さは石灰窒素で腐熟促進、減農薬・減化学肥料にもなる使い方
前作の残さが残っていて畑の準備ができない。次作の前によくある困りごとも、収穫後の作物残さに石灰窒素を撒いて土壌にすき込んでおけば解消。窒素成分が腐熟を促進させて土中堆肥化、微生物の働きで土壌環境がよくなって病害虫が抑え…

■お問い合わせ

デンカ株式会社
〒103-8338
東京都中央区日本橋室町2-1-1
お問い合わせはこちらから

石灰窒素の詳細はこちら

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する