「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード~第11回選定~」とは?
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」とは、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の地域資源を活用した、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、全国に発信するものです。平成26年から実施し令和5年までに315の優良事例を選定しております。
今年も他の地域の参考となるような優れた地域活性化等の取組を募集します!
ご応募頂いた中から特に優れた取組については選定証を授与するとともに、
・特設WEBサイト等での活動紹介
・PR動画の制作
・交流会
・メディア媒体での記事掲載
など、全国に広く発信していきます。
地域活性に取り組まれている方、あなたの地域の取組をぜひお聞かせください!
募集内容及び資格(団体部門・個人部門)
<募集する取組>
地域において、新たな需要の発掘・創造や潜在している地域資源の活用を行うことにより、農林水産業・地域の活力創造につながる、次の(ア)から(ウ)のいずれかに該当する取組について幅広く募集します。
(ア) 美しく伝統ある農山漁村の次世代へ継承する取組
(イ) 幅広い分野・地域との連携による農林水産業・農山漁村の再生する取組
(ウ) 国内外の新たな需要に即した農林水産業を実現する取組
\これまで選定された取組例/
・障がい者や高齢者が生きがいを実感できる農園づくりの取組【個人部門】
・地域の生物資源から生産されたシルクを使ったスキンケア商品をブランド化して海外進出した取組【ビジネス・イノベーション部門】
・スギの弱点とされている木目を活かしたデザインの木製品を開発。地元産業振興により地域活性化に貢献した取組【コミュニティ部門】
・地元特産品の大使としてメディア等でPRし学校・福祉・企業とも連携した取組【個人部門】
・地域の処理課題であった“牡蠣の殻”を加工粉砕して農畜産物の生産・飼育に活用し、資源循環を実現した取組【コミュニティ・地産地消部門】
…などなど、様々な取組を幅広く募集しています!
(ア) 募集する取組に該当する取組を行っている団体及び個人とし、自薦・他薦は問いません。
(イ) 「団体部門」と「個人部門」の重複応募は可能です。
(ウ) 過去に選定された団体及び個人は再応募できません。ただし、過去に選定された団体の構成員が「個人部門」で応募することは可能です。また、過去に地方版「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定された団体及び個人は再応募可能です。
<エントリー期間>
2024年6月7日(金)から2024年8月9日(金)まで
<選定方法>
応募資料をもとに有識者懇談会において総合的に審査し、30地区程度を優良事例として選定します。
さらに、選定された優良事例の中から、グランプリ、優秀賞及び特別賞を選定します。
選定された場合の特典
「ディスカバー農山漁村の宝」に選定された地区に対しては、選定証を授与するとともに下記の方法で全国へ幅広く発信します。
・特設Webサイト等で活動を紹介
・PR動画の制作
・メディア媒体での記事掲載
・交流会への参加
選定地区は、新聞、テレビ等のメディアで紹介される機会が増加し、関係者の意欲の向上や、他地域への普及、売上の増加等の直接的な効果が確認されています。
団体はもちろん個人でも応募可能です!
キラリと光り輝く可能性の宝庫である、あなたと、あなたのふるさとの底力を見せてください!
昨年度の受賞者について
令和5年度(第10回選定)では、応募総数634件の中から29地区(27団体と2名)を選定しました。
また、選定された29地区の中からさらにグランプリ、優秀賞(「ビジネス・イノベーション部門」2団体、「コミュニティ・地産地消部門」2団体、「個人部門」1名)及び特別賞(10団体)を決定しました。また、第10回となる今年は、過去に選定された優良事例の中から、選定後に著しい発展性がみられ、全国の模範となる事例について、第10回記念賞として1団体を決定しました。
第10回選定地区の代表者は総理大臣官邸で行われた選定証の授与式及び交流会に参加し、内閣総理大臣、内閣官房長官、農林水産大臣、地方創生担当大臣、総理補佐官等からの激励を受けるとともに、関係者同士の交流を深める機会となりました。
これまでの受賞者紹介
地域内での資源循環を実現(瀬戸内かきがらアグリ推進協議会)
第9回選定にて【優秀賞ーコミュニティ・地産地消部門】に選定されたのは岡山県岡山市の瀬戸内かきがらアグリ推進協議会。
地域の処理課題であった水揚げされた牡蠣の殻を加工粉砕し、「かきがら資材」として水田に撒き、そこで出来た「里海米」をブランド米にすることで地域内での資源循環を実現しました。
「『かきがら資材』を撒いて出来た里海米を生産及び販売すること自体が持続可能な循環型の農業になる」と取組を広げた結果、里海再生活動と海・山・田んぼ等が持続可能で循環した取り組みとしてつながっていることが評価され受賞に至りました。
障がい者や高齢者が生きがいを実感できる農園へ(石川県・株式会社笠間農園)
第7回で選定されたのは石川県にある株式会社笠間農園。
作業療法士として働いていた笠間さんが「障がいがあっても活躍できる環境を提供し、農作業を通じて達成感や生きがいを感じられる農園を作る」と障がい者の受け入れをはじめ、作業環境の整備や負担のない就労時間などを工夫し農福連携を実現しました。
さらに石川県農福連携推進アドバイザーとして県内で農業法人と就農希望者のマッチングを増やしたり、金沢医科大学の医師の協力のもと農業と睡眠の関係性を示す実証実験を行い、医学的なエビデンスをもって農業がもたらす健康促進への理解を深め福祉分野や高齢者の就労につなげようと活動されています。こうした積極的な取組が選定されました。
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