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オヒシバ・スギナ対策、根は枯らさず畦畔保全。『ザクサ液剤』で水田を未来につなぐ

オヒシバ・スギナ対策、根は枯らさず畦畔保全。『ザクサ液剤』で水田を未来につなぐ

畦畔にはびこるオヒシバやスギナは、盛夏に勢力を増す難防除雑草。しかし、根こそぎ枯らしてしまうと、畦畔が脆く崩れ、水田の維持管理が成り立ちません。畦畔と作物を守るために草刈りは生産者の使命と、水稲農家14軒の全員体制で取り組み、その省力化を模索してきた千葉県香取市の農事組合法人が選んだのは『ザクサ液剤』でした。草は枯らすが根は枯らさず、効果が長く続くという除草剤。その効果を法人理事を含む方々にうかがいました。

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千葉県随一の米どころ、雑草防除と畦畔保全の両立が課題

千葉県の利根川下流域の香取市は、県内随一の水田地帯。8月中旬に収穫が始まる早場米の産地としても知られてきました。米作りの発展のために、水稲農家14軒で発足した農事組合法人篠原新田は、JAかとり管内で最大規模の経営体です。栽培品種は、千葉県で育成された早生品種ふさおとめをはじめ、あきたこまち、コシヒカリ、マンゲツモチ、飼料用米のアキヒカリです。2016年の発足以来、管理面積は拡大し、現在では約100ha。年間の生産量は600tにのぼります。

篠原新田では、大規模経営体のメリットを生かした機械化で、生産効率向上と労働の省力化に取り組んできましたが、どうしても人の手がかかるのが草刈りです。5月に田植えを終えるとすぐに雑草との戦いが始まります。250枚超の水田を14軒の生産者が手分けして防除していますが、夏場の雑草は伸びるのが早く、稲刈りまで休む間もなく延々と草刈り機で刈り続けます。

「それならば、除草剤で根ごと枯らそうと考えるのは早計です。畦畔が崩れてしまうからです。」と話すのは、同組合法人の理事を務める石原健生さんです。夏場の雑草は生育が早いため、草刈りが追いつかなくなり、根ごと枯らす除草剤を使うケースは、所属する土地改良区内でもよくあることです。しかし、それでは省力化になるどころか逆効果。代表理事の久保木貞夫さんも「収穫期になると大型機械や車両のすれ違いが多く、脆くなった畦畔で脱輪・横転する危険が高まります。」と言葉を続けます。

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石原健生さん(写真右)と久保木貞夫さん

崩れた土が田や排水路に流れ込むのも大問題。土で埋まった水口を直したり、畦畔を補修することになれば、余計に時間とコストを費やすことになりかねません。「畦畔管理は水稲生産者の重要な役割です。」と石原さん。根を残して地固めしながらも省力化する方法を模索してきました。

根は枯らさない雑草防除で、水稲生産の動脈「畦畔」を守る

畦畔保全を重視する篠原新田が、雑草防除の省力化をはかるために選んだのは『ザクサ液剤』です。地表の草だけを枯らし、根は残すタイプの除草剤なので、畦畔が崩れる心配がありません。JAかとりから紹介を受けて2023年度に導入し、今年が2年目です。

もちろん石原さんや久保木さんにとって『ザクサ液剤』は既知の除草剤。地表の草だけ枯らして根は残す効果に注目していたところ、改めてJAからの紹介があり、同剤に対する信頼を強めました。
「JA、メーカー、水稲生産者がワンチームで、畦畔管理の重要性を共有できています。」と石原さんは信頼の理由を語ります。メーカーからも勉強会や現場のサポートがあり、安心して導入できたそうです。

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雑草防除に『ザクサ液剤』を使うのはシーズン中に2度。まず、田植え前の準備として耕起前に全面散布します。今年も全員で動力散布機を背負い、1週間から10日かけて約100haの散布を完了しました。次は、田植えと並行して5月後半に畦畔への散布。100倍に希釈したザクサ液剤を手分けして田面から少し離れた法面(のりめん)に散布しました。草を枯らしながらも根は残し、畦畔の地固めをします。

「オヒシバやスギナが育ってからでは草刈り自体ができなくなるので、夏前に2度目の散布をすることが肝心です。」と石原さん。メーカーの推奨は、雑草がくるぶし丈になった頃が2度目の散布時期。昨年度の成果を踏まえた計画を立て、雑草防除の精度をさらに高めていきます。

豊かな水田を次世代へ。ずっと使い続けたい理由がここにある

『ザクサ液剤』の除草効果は狙い通り。難防除雑草のオヒシバとスギナが、散布2~3日後に黄色くなり始め、1週間後には茶色に枯れ始めたといいます。効果が長続きすることも『ザクサ液剤』の特長です。草刈りが追いつかずに雑草が伸び放題になることもなく、その労力と頻度が軽減され省力化にもつながっています。大容量規格の利用により、経済的なメリットもあります。

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豊富なサイズ展開の『ザクサ液剤』

畦畔の雑草は伸びるとカメムシの棲みかになるため、『ザクサ液剤』の散布は間接的にその防除にもつながります。

その高い除草効果は、一年生・多年生雑草の幅広い草種で発揮されます。石原さんは、冬作のネギ畑(10a)にも『ザクサ液剤』を利用しています。昨年は、田植えが一段落したタイミングで、ネギ畑に全面散布して雑草をすき込み、苗を植え付け、11月の収穫までに1回、畦間に散布しました。「以前はネギが草に負けてしまうことがありましたが、だいぶ改善されました。」と満足げな石原さん。今年も継続して利用していくそうです。

「水稲生産の成否は雑草防除にかかっています」と代表理事の久保木さん。「草刈りが後手にならないように『ザクサ液剤』で早いうちに枯らして省力化を進めたい。」と話します。

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この春、篠原新田に石原さんの息子の賢明さん(写真左)ら4人の若手が加わりました

「大事なのは畦畔に根を残すこと」と石原さんは繰り返します。その意味では、「ザクサ液剤の効果は1年ではわかりません。使い続けることで畦畔が地固めされ、水田が守られていきます。」と言葉を続けます。水田地帯の動脈である畦畔が使えなくならないように、地区の生産者が同様に管理していくことが理想です。

豊かな水田を未来につなげる畦畔管理。生産者、JA、メーカーがベクトルを合わせて取り組む『ザクサ液剤』を使った雑草防除は、その地固めの一助になることでしょう。

【取材協力】

農事組合法人篠原新田
JAかとり

【お問い合わせ】

ザクサ普及会
北興化学工業株式会社
[事務局]三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社
東京都中央区日本橋1丁目19番1号
TEL:0570-077557

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