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レモンの種類10選! おすすめレシピと家庭菜園での育て方は?

レモンの種類10選! おすすめレシピと家庭菜園での育て方は?

レモンの種類は豊富で、それぞれに独特の特徴があります。こちらの記事では、10種類のレモンを紹介し、おすすめのレシピとともに詳しく解説します。更に、初心者でも簡単に始められるレモンの家庭菜園方法についてもご紹介。おいしいレモンを自分で育てて、料理などに活用してみましょう。

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レモンの種類10選

リスボン


リスボンは、国産レモンの代表的な品種で、広島を中心に栽培されています。ポルトガル原産で、9月から12月が旬です。
リスボンは香りが鮮烈で爽やかで、果汁が多く、強い酸味が特徴です。また、外皮は他のレモンよりも固くしっかりしています。大きさは70gから120g程度で、市場には比較的小さなサイズも多く流通しています。
リスボンレモンを選ぶ際は、皮が鮮やかな黄色でしっかりとした質感のものを選びましょう。表面にツヤがあり、重みがあるものは果汁が豊富です。

ユーレカ


ユーレカは、よく食べられている一般的なレモンの一つで、酸味と爽やかな香りが特徴です。国産のユーレカの旬は10月から3月で、特に香りの強い青い状態のものは10月から12月に出回ります。
皮にハリとツヤがあり、重みを感じるものが新鮮です。

ジェノバ

ジェノバは、イタリアのジェノバが原産のレモンで、現在は主にチリやアルゼンチンで栽培されています。
このレモンは強い酸味と爽やかな香りが特徴で、果汁が多く種が少ないため、料理の薬味や飲み物に最適です。旬は9月から1月で、日本でもこの時期に市場に出回ります。
おいしいジェノバレモンを選ぶ際は、皮がきめ細かくツヤがあり、重みのあるものを選びましょう。

ポンテローザ


ポンテローザはあまり市場に出回らない品種で、通常のレモンの3〜4倍の大きさを誇る特大サイズのレモンです。その大きさからジャンボレモンと呼ばれることもあります。また、重量は500g以上にもなり、文旦に似ています。旬は10月から3月頃です。
ポンテローザは、果実が大きく果汁が豊富なため、レモネードやソース、ジャムに最適です。

ピンクレモネード


ピンクレモネードはとても特徴的な見た目をしたレモンで、果皮には緑色の縞模様があり、果肉は淡いピンク色をしています。基本的にはアメリカから輸入されますが、国内でも苗木が販売されています。旬の時期は10月から12月で、完熟すると緑の縞模様が薄くなり、黄色に変わります。
ピンクレモネードレモンを選ぶ際は、皮が鮮やかな黄色とピンクの縞模様がはっきりしているものを選びましょう。

ビラフランカ


ビアフランカは、イタリアで開発された品種です。果汁が豊富で香りが爽やか、果実の大きさは約120gと中程度です。早期結実性と四季咲き性があります。収穫時期は9月下旬から4月です。
果皮は比較的薄く、滑らかで鮮やかな黄色をしています。また、種が少ないため、使いやすさも魅力のひとつです。

イエローベル

イエローベルは広島県で開発され、2012年に日本で初めて品種登録された新品種のレモンです。特徴として、種が少なく果皮が薄いことが挙げられます。また、果実は長球形で、果面はやや滑らかです。旬の時期は12月中旬からで、皮が薄く柔らかいので加工にも適しており、これからの普及が期待される品種です。

璃の香(りのか)


璃の香は、従来のレモン品種よりも大きく、200g程度の果実を持つ国産レモンです。璃の香はリスボンに日向夏を掛け合わせた品種であり、交雑種ではあるがレモンの新品種として扱われています。
特徴的なのは、果皮が薄く、酸味がまろやかな点です。通常のレモンより約1カ月早く成熟するため、収穫は11月下旬から始まります。10月下旬までは果皮が緑色で、11月上旬から黄色に色付きます。

スイートレモネード


スイートレモネードは、ミカンとレモンの交配によって生まれた品種で、甘夏とレモンとミカンを合わせたような風味があります。
酸度が一般的なレモンの5分の1ほどと控えめなので甘さを感じやすく、手で簡単に皮がむけるため、ミカン感覚で食べられるレモンです。
収穫時期は11月中旬から2月上旬です。

マイヤーレモン


マイヤーレモンは、オレンジとレモンの交配によって生まれた品種で、中国が原産とされています。形は丸く、柔らかな酸味と強い甘さが特徴で、そのまま食べることもできます。寒さに強いため、日本の気候でも比較的育てやすいです。
旬は12月下旬から3月で、この時期に特においしくなります。

レモンのおすすめレシピ5選

アジのレモンマリネ | DELISH KITCHEN

材料 ・アジ(3枚おろし)
・レモン
・タマネギ
・薄力粉
・サラダ油
・レモンマリネ液
・砂糖
・塩
・酢
・しょうゆ
・こしょう
・水
・唐辛子(輪切り)
調理目安時間 30分
費用目安 600円

>>DELISH KITCHENの「アジのレモンマリネ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

ネギ塩レモンラーメン | DELISH KITCHEN

材料 ・中華麺
・レモン
・鶏ささみ
・塩
・酒
・ネギ
・おろしにんにく
・鶏ガラスープの素
・水
調理目安時間 30分
費用目安 500円

>>DELISH KITCHENの「ネギ塩レモンラーメン」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

レモンクリームパスタ | Snapdish

材料 ・フェットチーネ
・レモン
・バター
・生クリーム
・牛乳
・塩
・ブラックペッパー

>>Snapdishの「レモンクリームパスタ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

レモンのはちみつ漬け | クラシル

材料 ・レモン
・はちみつ
調理目安時間 380分
費用目安 500円

>>クラシルの「レモンのはちみつ漬け」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

レモンゼリー | クラシル

材料 ・レモン
・はちみつ
調理目安時間 20分
費用目安 200円

>>クラシルの「レモンゼリー」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

レモンを家庭菜園する方法は?

レモンの苗を選ぶ

まずは家庭菜園に適したレモンの品種を選びましょう。初心者には寒さに強く育てやすいリスボンやマイヤーレモンがおすすめです。購入時は、葉が多く健康な緑色の苗を選びましょう。

鉢植えを準備する

レモンは鉢植えでも育てやすい果樹です。7号以上で通気性と排水性に優れた素焼き鉢やプラスチック鉢(特にスリット入りのものがおすすめ)を選びます。鉢の底に鉢底石を入れ、培養土を用意します。

植え付けと土作り

3月〜4月が植え付け適期です。苗をポットから取り出し、根鉢を軽くほぐして植え付けます。土は、培養土と腐葉土を混ぜて使用し、肥沃な環境を作ります。
地植えの場合は、植え付け前に穴を根の2倍の深さと幅に掘り、苗を中央に置き、土を戻しながらしっかりと押さえて固定します。植え付け後はたっぷりと水を与え、根が乾燥しないようにマルチングをしましょう。

日当たりと水やり

レモンは日光を好むため、日当たりの良い場所に置きます。特に夏場は乾燥しやすいので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は水やりを控えめにし、1週間に1度程度土の表面が乾いたら与えます。

肥料

レモンは肥料を多く必要とする果樹です。3月、6月、10月の3回、カンキツ用の肥料を与えましょう。

剪定と病害虫対策

春と秋に剪定を行い、風通しを良くします。不要な枝や混み合った枝を切り、実付きを良くします。病害虫対策として、アブラムシやカイガラムシやアゲハの幼虫などを見つけ次第駆除します。

冬の管理

冬の寒さには弱いため、鉢植えの場合は気温が低くなる地域では室内の窓際など、日当たりの良い場所で管理します。霜よけとして、寒冷紗や風通しの良い布で覆うことも有効です。
地植えの場合は、苗木や若木は不織布や防寒ネットで覆い、根元には腐葉土やワラを敷いて冷気から守ります。また、マルチングを厚めに施し、土壌の保温効果を高めることも有効です。強い寒波が予想される場合は、更に防寒材を重ねるか、簡易的なビニールハウスを利用すると安全です。

収穫

レモンの収穫は植え付けから3年目以降、秋から冬にかけて行います。果実が大きくなり、黄色く色づいたら収穫のサインです。ハサミでヘタの少し上を切り取って収穫します。

まとめ

レモンにはさまざまな種類があります。今回紹介した10種類のレモンは、味や香りだけでなく、育てやすさや栽培条件も異なるため、自分に合った品種を選んで家庭菜園を楽しんでください。また、おすすめのレシピを参考に、収穫したレモンを使った料理などを楽しむことで、レモンの魅力を存分に味わうことができます。

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