主産地をはじめ多くの地域で収穫が本格化し、前回の8月末時点の63・7%から改善した。コメの流通量が安定化し、品薄は本格的に解消しそうだ。ただ価格は生産コストの増加が反映されており、高止まりする可能性も指摘されている。
1等米比率は前年同期の23年産を大きく上回り、過去5年平均(73・2%)よりも高くなった。8月末時点では西日本を中心にカメムシや高温の被害が目立っていたが、東北などで収穫が進んだ。北海道と東北各県は軒並み90%超。北陸も80~90%台となった。
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新米、1等比率77・3%に改善 9月末、収穫が本格化
農林水産省が29日発表した2024年産米の9月末時点の農産物検査の結果は、1等米比率が全国平均で77・3%となった。