プランターの種類はこんなにある!

さまざまなプランター
おうちでお手軽に野菜栽培を始めたいときは、プランターを使うと便利ですよね。でも、プランターと一口にいっても、大きさや深さ、形、素材などでいろんな種類があります。
上の写真をみてください。どうでしょうか。こう見るとバリエーションが多いでしょう?
サイズ選びの考え方

大きめのプランターで夏野菜を栽培
大は小を兼ねる
まずは基本的なプランター選びの考え方を説明します。最初にお伝えしたいことはプランター選びでは「大は小を兼ねる」こと。大きなプランターであれば培養土がたくさん入り、どんな野菜でも育てやすくなります。プランターが小さいと培養土の量が少なくなり、培養土が保持できる肥料成分や水が少なくなります。その結果、肥料切れや水切れが起きやすくなり、野菜栽培が失敗することも。特に野菜栽培の経験が浅い人には、大きめのプランターがおすすめです。
ベランダや庭のサイズに合わせる
次はベランダやお庭など、育てる場所のサイズに合わせること。狭いベランダやお庭であれば、幅が狭くて深さがあるものがおすすめです。その方がたくさんのプランターを置けて、深さがあれば培養土の量も多く確保できるためです。

狭いベランダで野菜栽培
夏は水切れしにくいものを
ここ数年は夏の暑さが厳しく、夏に野菜を育てることが難しくなっています。気温が高いことで野菜の水の消費量が増えて、水切れが起きやすくなりました。水切れは人間で例えると、脱水症状のような状態です。水切れが起きると根や葉がダメージを受け、生育に悪影響が生じます。水切れを防ぐためには、細かい水やりやたっぷりの培養土が有効。そのため、夏に野菜を育てても栽培がうまくいかない人は、ぜひ大きめのプランターや底面給水式のプランターを使ってみてください。
最近では100円ショップでもプランターが販売されています。円形のものや長方形のもの、底面給水式のものもあります。気軽にプランター菜園を始めたい人は、100円ショップの園芸コーナーにも足を運んでみるのがおすすめです。

ダイソーの330円の底面給水ポット
野菜のタイプ別 プランターの選び方
次に、野菜のタイプ別にプランターの選び方を紹介します。
葉を食べるタイプの野菜

葉物野菜をミニプランターで栽培
葉を食べるタイプの野菜といえば、ホウレンソウ、コマツナ、ミズナ、リーフレタス、チンゲンサイなどがあります。葉を食べるタイプの野菜は、根が浅く張るものが多いです。また、育てる時期は春と秋が多いので、培養土の量が少なめでも水切れが起きにくいです。
葉を食べるタイプの野菜には、広くて浅いプランターがおすすめです。一つのプランターに複数の野菜の種を撒いて、寄せ植えのように育てるといろんな野菜を少しずつ収穫できますよ。
実を食べるタイプの野菜

ミニトマトの大型プランター栽培
実を食べるタイプの野菜といえば、ミニトマト、ナス、ピーマンなどがあります。実を食べるタイプの野菜の特徴は、根が深くまで伸び、大きな葉がたくさんできること。茎や枝が伸びるので、園芸用の支柱をプランターに挿して茎や枝を誘引することも多いです。そのため、支柱が挿せる深さが必要になります。また、育てる時期は春から秋が多く、夏から秋に収穫ができる野菜が多いです。夏に葉が大きく育ち実ができるので、培養土の量が少ないと水切れが起きやすいです。
実を食べるタイプの野菜には、大きくて深いプランターがおすすめです。1株あたり20〜30リットルほどの培養土が必要になります。円形プランターなら1個に1株、長方形のプランターなら1個に2株が目安です。

夏野菜のプランター栽培
一般的な長方形のプランターといえば、横の長さが60センチほどで幅が20センチほどあります。これはお花や葉物野菜の栽培には使えますが、実を食べるタイプの野菜にはおすすめしません。培養土が12リットルほどしか入らないためです。イチゴやレタスのような背丈が小さな野菜であれば育てられます。

イチゴの長方形プランター栽培
ツルが伸びるタイプの野菜

ゴーヤーのプランター栽培
ツルが伸びるタイプの野菜といえば、キュウリ、ゴーヤー、スイカ、メロン、パッションフルーツ、オカワカメ、ツルムラサキなどがあります。ツルが伸びるタイプの野菜の特徴は、ツルが2メートル以上も長く伸び、葉がたくさん付くこと。ツルを絡ませるネットが必要になり、一度育て始めると移動は困難。台風などの強風が吹くとツルが風の影響を強く受けます。
ツルが伸びるタイプの野菜には、大きくて深いプランターがおすすめ。大型の野菜用として、培養土がたっぷり入るプランターが販売されています。オカワカメやツルムラサキは実ができず葉が小さいので、実を食べるタイプの野菜と同じくらいのプランターでも育てられます。
根を食べるタイプの野菜

深いプランターでダイコンを収穫
根を食べるタイプの野菜といえば、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、サツマイモなどがあります。根を食べるタイプの野菜の特徴は、根が培養土の中で大きく育つこと。
根を食べるタイプの野菜には、深さがあるプランターがおすすめです。深さがあるプランターを使えば、ダイコンやニンジン、ゴボウも栽培できます。浅いプランターしかない場合は、小カブやハツカダイコン、ミニニンジンであれば栽培できます。小カブやハツカダイコンの食べる部分は培養土の中ではなく、培養土の上にできるので、浅いプランターでも育てられます。

培養土の上にできた小カブ
プランターで果樹も育てられる

ブルーベリーの円形プランター栽培
プランターを使えば野菜だけではなく、ブルーベリーやブラックベリー、イチジクなどの小さめの果樹も育てられます。果樹の場合は数年間育てることを想定して選ぶ必要があります。小さめの果樹には、耐久性が高い黒色のもので、20〜30リットル程度の培養土が入るプランターがおすすめです。
これを選べばまず安心。オールマイティーなプランター

ダイソーの220円の深いプランター
いろんな種類のプランターを買うのが面倒な人や節約したい人、オールマイティーに活躍してくれるプランターがほしい人におすすめなのは、100円ショップDAISOの220円や330円の円形プランター。110円のプランターは小さいものが多いですが、220円や330円のものは培養土が20〜25リットルほど入ります。値段も安く、深さも十分なのでどんな野菜でも育てやすいです。

ダイソーの220円の大型植木鉢
【応用編】底面給水式プランター

底面給水プランターでミニトマト栽培
忙しくて水やりの頻度を減らしたい人や、2泊3日程度の旅行に行きたい人におすすめなのは、底面給水式のプランターです。プランターの底が二重構造になっていて、底に水をためられます。その水が培養土に吸収されて水持ちが良くなります。真夏でも水やりを1日1回や2日に1回程度に減らせて、週末にお出かけして数日なら家を空けても水切れが起きません。
ただし、夏以外の時期は水が底に溜まり続けて根腐れ病が発生することがあります。夏以外の時期は、底に水が溜まったらプランターを傾けて排水した方が安心です。

ダイソーの底面給水プランター
最近ではダイソーなどの100円ショップでも220円や330円の底面給水式のプランターが販売されていますが、サイズが小さいので夏野菜を植える場合は矮性トマトがおすすめです。草丈が30センチ程度にしかならないのでコンパクトに育てられます。矮性トマトの種も100円ショップで手に入りますよ。

ダイソーの底面給水プランターで矮性ミニトマト栽培
【応用編】不織布プランター

不織布プランターで夏野菜を栽培
プランターといえばプラスチック製が一般的ですが、不織布製のプランターもあります。不織布プランターのメリットは、培養土の砂が漏れないのでベランダを汚さないこと、培養土を出せば折り畳めるので使わない時期は収納でき、捨てるときもコンパクトなこと、夏は気化熱により培養土全体がやや冷却されることです。不織布プランターはホームセンターではめったに販売されていませんが、Amazonや楽天市場などのネット通販で購入できます。
【番外編】プランターがなくても育てられる?!

ミニトマトの10種類の袋栽培
ここまではプランター栽培をおすすめしてきましたが、プランターを使わない育て方もあります。それが袋栽培。袋栽培とは、培養土が入った袋をそのまま栽培容器として使用する方法です。プランター代を節約できてお得に野菜を育てられます。注意点は、袋によっては耐久性が弱く半年から一年ほどで劣化して破れること、バランスが不安定で倒れやすいのでブロックなどで挟む必要があることです。

ジャガイモ栽培用のポテトバッグ
ジャガイモ栽培用のポテトバッグ、トマト栽培用のトマトバッグなど、それぞれの野菜向けの袋栽培ができる培養土が販売されています。それぞれの野菜に合った培養土や肥料が使われているので、初心者向きです。野菜を育てた経験がない方も、ぜひいろんな容器で野菜を育ててみましょう!
まとめ
今回はプランターの選び方について紹介しました。まずは野菜のタイプ別に選び、必要に応じて底面給水式や不織布タイプも使ってみると良いでしょう。そして、オールマイティーに使いたい人にはダイソーの大容量の円形プランターもおすすめ。ぜひ、ご自身に合ったプランターを選んで、家庭菜園を楽しんでみてくださいね!








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