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ハンターが教える山の危険生物7選! クマや毒ヘビ、吸血昆虫まで、対策やNG行動を徹底解説

ai-funahashi

ライター:

ハンターが教える山の危険生物7選! クマや毒ヘビ、吸血昆虫まで、対策やNG行動を徹底解説

猟期は一般的に秋から冬ですが、有害鳥獣捕獲となると一年中なこともしばしば。獲物を追って季節を問わず山に入ることができるのはいいのですが、春や夏になると、危険生物に出会う機会も増えてきます。クマやヘビのように直接命に危険を及ぼす生き物もいれば、ダニのように人畜共通感染症を媒介する生き物もいて、冬山とは違う視点の注意が必要です。
今回は、そんな山で気を付けたい生き物の生態や対策についてハンター目線で解説します。

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自然界は野生動物のテリトリー。「遭遇前提」で備えるべし


整備された登山道を歩く登山と違って、狩猟はけもの道を歩くことが多いもの。となると、必然的に野生動物との遭遇率も上がります。

この時は人間の方が野生動物のテリトリーに入っているのですから、それこそすぐ近くの藪や木の陰にクマやイノシシが潜んでいてもおかしくありません。マダニやヤマビルといった小さな生き物に至っては、いつの間にか寄生されているのも日常茶飯事です。

彼らの生息地や習性を覚えることで不要な接触はできるだけ避け、遭遇したときは最善の対応ができるように知識をつけておきましょう。

【クマ】大人しいはずのツキノワグマも人食いに?


近年、ニュースでも取り上げられることが多いクマ被害。かつて、人や家畜を襲うといえばほとんどが北海道のヒグマでしたが、2016年に死者4名を出した秋田県の「十和利山クマ襲撃事件」では、駆除されたツキノワグマの胃袋から人肉や人の毛髪が検出され、それまでのツキノワグマへの「おとなしい」というイメージを大きく揺るがしました。

2025年には全国のクマ被害が過去最多となり、狩猟者だけではなく一般人にとっても大きな関心ごととなっています。クマの習性や出会ってしまった時の対処法を見ていきましょう。

雑食性で、基本的には臆病な生き物

人を襲うイメージが定着しつつありますが、クマは本来臆病で、人間との接触は避けようとします。よく聞く「クマ鈴やラジオをつけて行動する」というのは、この習性を利用したものです。

また、ヒグマもツキノワグマも雑食性で、積極的に肉を食べるわけではありません。フキノトウやタケノコなどの山菜、どんぐりや栗、山ぶどうなどを好んで食べています。

本来は人を避けようとするクマたちが、近年、町にも出没するようになり、さらには人を襲う事故も増えている背景には、「里山の消失」「気候変動によるエサの不足」「人慣れ」などが挙げられています。

急な鉢合わせや、子連れグマとの遭遇が最も危険

臆病ゆえに、人間と突然鉢合わせをした際はパニックになって襲い掛かってくることがあります。また、子連れのメスの場合は子どもを守るために襲ってくることもあるので、特に注意が必要です。

走るスピードは速く、時速50kmくらいで走り、木登りも得意なため、もしも山中で追いかけられたらほぼ逃げられないと思った方がいいでしょう。

【対処法1】人を襲うクマの情報に敏感になる

ヒグマもツキノワグマも本来は植物性のエサが中心の雑食ですが、稀に空腹で人を襲うと、その個体は肉の味を覚え、その後も食糧として人間を襲うようになります。また、人の食べ物の味を覚えた個体も、人間の食べ物を奪おうとして、結果的に人間を襲うこともあるようです。

クマ被害に遭わないためにまずしたいことは、「人を襲う個体の情報」を事前に調べること。人を襲うクマが出た山や、その周辺の山域には一人では絶対に入らないようにすべきです。

【対処法2】出会ったら刺激せずにゆっくりと立ち去る

もしもクマと遭遇してしまって、お互いの間に十分な距離がある場合は、相手の様子を見ながらゆっくりとその場を立ち去りましょう。走ると追いかける習性があるため、絶対に走って逃げてはいけません。

【対処法3】至近距離に近付いてきたら熊スプレーや追い払い花火を

子熊がいたり、気が立っていたりしてクマが近付いて来てしまったら、熊スプレーや大きな音が鳴る追い払い用の花火などを使用しましょう。クマに出会う可能性がある山域に入る場合は、こうした準備も必要です。

なお、大声を出したり物を投げて脅かすのはとても危険なのでやめましょう。

【毒ヘビ】マムシやヤマカガシはバッティングしやすい!


暖かくなると出てくるのがヘビ。特に、マムシやヤマカガシといった毒蛇には注意が必要です。わなを掛ける場所やイノシシがいる場所と彼らの生息域が被りやすいのもハンター目線では気を付けたいポイント。詳しく見ていきましょう。

ヤマカガシは首から出す毒にも注意

日本のメジャーな毒蛇といえばこれまで圧倒的にマムシでしたが、近年ではヤマカガシにもハブやマムシを上回る強い毒があることがわかりました。

また、ヤマカガシには牙だけではなく首(頸腺)にも毒があり、強く刺激すると強心性ステロイド類を出すことがあります。捕まえようとして首を掴むと毒を浴びることがあるので、触らないようにしましょう。

マムシは気が荒く、襲ってくることも

とはいえ、実際に山で遭遇した時に怖いのはやっぱりマムシです。というのも、筆者の住むエリアにはヤマカガシが多いのですが、山で遭遇してもまず逃げていくし、周囲で噛まれたという話も聞いたことがありません。

逆に、マムシは「逃げないし襲い掛かってくる」と人に聞いたり、実際に威嚇されたこともあったりと、とにかく好戦的な印象です。

水場や竹やぶは要注意

ヘビは水場に集まりやすく、夏になると気持ちよさそうに水路を泳いでいる姿を見ることもあります。しかし、水場に集まるのはシカやイノシシといった動物も例外ではなく、わなを掛けたい場所も水場付近となります。

また、湿度の高い竹やぶにはマムシがよく出るのですが、イノシシはヘビもタケノコも食べるため、イノシシにとって春の竹やぶはとても魅力的なエサ場となります。イノシシ狙いのハンターは、ここでも毒ヘビとのバッティングを気にしなくてはいけません。

【対処法1】長靴・ゴム手袋は必携

まずは春・夏に山へ入る場合の装備を見直しましょう。重さや動きやすさとも相談ですが、足元はできるだけ厚手のゴムを使った長靴がおすすめです。また、草むらで作業をしたり、落ち葉をどけたりするときも厚手のゴム手袋をしましょう。

【対処法2】出会ったら刺激せずに離れる

前述のとおり、ヤマカガシは出会ってもまず相手からいなくなってくれますが、マムシは逃げず、威嚇してくることがあります。このような場合は、無理に自分の行動を優先させずにその場を離れましょう。棒でつついたり、石を投げたりと、刺激するのもNGです。

【対処法3】もしも噛まれたらすぐ119番

マムシ、ヤマカガシともに噛まれた場合は、心臓より噛まれた位置を低くして安静を保ち、すぐ119番へ連絡しましょう。口で毒を吸い出すのは、もしも口内に傷があるとそこから毒が入ることがあるのでやってはいけません。

また、患部よりも心臓に近い場所を縛るというのも、近年では毒を患部周辺にとどめることによって組織の損傷を大きくする危険が高まるので推奨されていないようです。救急隊員と連絡が取れたら、冷静に状況を伝えて指示に従いましょう。

【マダニ】恐ろしい病気を媒介することも


日本全国に広く分布するマダニは、人畜共通感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を媒介します。嘔吐や下痢などの症状があり、罹患した人のうち、約27%が死亡している非常に恐ろしい病気です。2013年から2025年4月30日までに117名の死亡事例が報告されています。

重症熱性血小板減少症候群は主に西日本で発生していますが、近年では東日本でも報告されており、年々増加傾向にあります。

春~夏の野生動物はマダニの温床

捕獲したイノシシのお腹についているマダニ。ほくろのように見える黒いものがすべてそうで、この個体にはいろいろな種類のダニが付いていた

草むらや地面などにもいますが、ハンターがマダニと接触するのは、なんといっても獲物を捕まえた時だと思います。マダニはシカやイノシシ、サルといった野生動物にも付くため、わなから外したりトラックに積んだりする際に、体に付かないように気を付けましょう。

重症熱性血小板減少症候群は犬もかかる!


猟犬は山に入る前に必ず予防薬を投与しておこう。服用タイプ、首に液を垂らすタイプなどがある。スプレーはムラなく付けることが難しく、効果もすぐ切れるのでおすすめしない

気を付けたいのが猟犬への寄生です。「人畜共通感染症」は、その名の通り動物にも人にもかかる病気。犬が罹患すると約4割が死亡するという高い数値が報告されています。猟犬は、草むらや藪の中を探索したり野生動物と接触したりと、マダニが付く機会が多いので必ず予防しておきましょう。

【対処法1】肌の露出をできるだけ減らす

吸血前のマダニはとても小さく、服の隙間から入り込んできます。山に入るときや捕らえた獲物に触れる際はできるだけ肌の露出がないように長袖・長ズボン、手袋や長靴で防護しましょう。

【対処法2】車内に落とさないように注意!

獲物を車に積む際に、座席と荷台が続いているワゴンタイプなどの場合は車内に落とさないよう細心の注意を払いましょう。もし車内に落ちているのを見つけたら、必ずガムテープなどで包んで密着させてから捨てます。吸血して膨らんでいるメスは産卵直前なので、潰したりそのまま放置したりすると、何千個という卵が産み落とされることがあります。

【対処法3】体に付いてしまったら無理に引き抜かない

もしマダニに吸着された場合、無理やり引き抜くと口器が皮膚の中に残り、しこりになったり痛痒い感覚が残ったりするので、無理に引き抜くのはNGです。

一般的に、早い段階なら細いピンセットで口元をつまんでゆっくり引き抜くことが推奨されていますが、筆者は犬用のマダニスティック(マダニを挟んでくるくる回して取るという道具)を使っています。回しながら抜くことで、マダニの口器がちぎれずに抜けるため、ピンセットより挟みやすいし、抜くときもあまり痛くありません。

ちなみに、時間が経つとたまに皮膚の中に顔を突っ込んで食い込むことがあります。こうなると病院でとってもらうのが無難です。家で何とかしたい場合は、マダニは熱に弱いので、タバコや蚊取り線香の火を近付けるとポロッと落ちます。

マダニが小さいうちは自分の肌がやけどする可能性があるので、大きくなったマダニを取りたいときに試してみてください。犬には危険なのでやらないようにしましょう。

【ヤマビル】吸われると大量出血! 見た目も気持ち悪い


水辺や湿気の多い山の中で、ふと腕や足に違和感を感じて見ると、なめくじのようなものがくっついていることがあります。なめくじよりも太く、黒いシマがあればそれはヤマビル。最初は細いイトミミズのようなサイズが、吸血することで丸まると太って大きくなります。

その見た目の気持ち悪さに反して、意外にもウイルスや病気の媒介は報告されていません。ただし、ヒルジンという成分の分泌により、血を吸われるとしばらく血が止まらなくなります。また、吸われた跡が赤く腫れて暫くは痒みが続くので、気が付いたらすぐに除去するに越したことはありません。

山から下りたら猟犬の足指や肉球の間もチェック

ヤマビルもマダニと同じで、サルやシカなどの野生動物、そして犬の血も吸います。犬の場合は肉球の縁や指の間、目元、肛門周りなど、粘膜が狙われやすいようです。

気付かずに車に乗せると、車内や家庭にもヤマビルを持ち帰ってしまうことになるので車に乗せる前に必ずチェックしましょう。

【対処法1】足元と首元の露出に特に注意する

ヤマビルは主に足元から上がってくるほか、時には木の上からも落ちてきます。このため、付きやすいのは足と首。最初は細いので、スニーカーだと靴の隙間や靴下の網目を簡単に抜けて入ってきます。

そこで、筆者は履き口をピタッと絞れる長靴を愛用しています。首元は、ヤマビルがいそうだなという場所では口元までファスナーを上げられるフード付きウィンドブレーカーで防護。房総半島はヤマビル天国ですが、この装備にしてからは吸着されたことはありません。

【対処法2】塩水や木酢液をしみ込ませた布でガード

近所のお年寄りたちから聞いた話では、ヤマビルは塩や木酢液を嫌うので、塩水や薄めた木酢液に布を浸して長靴に巻いておくとそこから上がってこないそうです。

ただ、塩分を川や山の土に落とすのは植生への影響がやや気になるので、塩水を使う場合は足首より上の方に巻くようにしましょう。

【対処法3】もしも体に付いてしまったら薄めた酢や塩で撃退

ヤマビルは塩、木酢液、酢などをかけるとコロッと落ちるので、ヤマビルが多いエリアに行くときはいずれかを持っておくとおすすめです。木酢液はかなり匂いがきついので、筆者が愛用しているのは酢を水で半分くらいに薄めたスプレー。安くて家にあるものですぐに作れ、犬にも使えるので重宝します。

【ヤブ蚊】強いかゆみと病気の媒介に注意

山に限らず、夏は公園や河川敷などでもおなじみの蚊ですが、山でハンターがよく襲われるのはヤブ蚊(正式名称:ヒトスジシマカ)。黒い体に白い縞模様があり、大きさは4.5mmほど。5~10月に発生し、じめじめした日影やヤブなどに多く集まっています。

山で少しでも立ち止まっているとあっという間に群がって来てあちこち刺されてしまうし、わなの架設で地面を掘っているときなどに顔の周りにまとわりつかれるしで、本当にうっとおしい存在です。リスクと対処方法を見ていきましょう。

デング熱やフィラリアなどを媒介する

刺された時のかゆさもかなりのストレスですが、蚊で本当に怖いのはデング熱や日本脳炎などのウイルスを媒介することです。また、犬にとって恐ろしい病気であるフィラリアを媒介することもあります。

日本では日本脳炎以外の蚊を媒介する感染症は海外からの輸入感染だと見られていますが、2014年には初めてデング熱の国内感染が報告され、今後の発生が注視されています。

【対処法1】肌を露出しない服装を心掛ける

マダニやヤマビルと同じで、虫対策はとにかく肌を露出しないのが鉄則です。蚊は汗や皮脂の匂いで人間を感知し、服のちょっとした隙間からも入り込んでくるので、袖口や首元もしっかりガードしましょう。

【対処法2】虫よけスプレーを体にかける

全身に虫よけスプレーをかけておくとピタッと寄ってこなくなるので、対処は比較的簡単です。筆者は軽トラの狩猟道具入れの中に虫よけスプレーも常備しています。

ただ、わなにも匂いが付くと鼻がいいイノシシにはすぐ気付かれそうなので、手袋や手にはつかないようにした方がいいかもしれません。

【スズメバチ】毎年死者を出している国内最恐の昆虫


山中で大きな羽音が聞こえてくるとドキッとするのがスズメバチ。木のうろや土中に巣を作っていることがあり、気が付かずに巣の近くまで接近してしまっていた……ということもあり得ます。

スズメバチといえば、日本でも毎年30~70人が死亡している、国内でもっとも危険な昆虫の一つ。その習性や出会った時の対処方法を見ていきましょう。

複数の成分で構成された強力な毒を持つ

スズメバチの毒は複数の化学物質で構成されており、痛みや筋肉の萎縮、組織の破壊、心臓の麻痺など、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。しかも、ミツバチのように一度刺したら死ぬということもなく、何度も刺せるのが怖いところ。

また、一度ハチに刺され、体内に抗体ができると、2回目にアナフィラキシーショックを引き起こしやすくなります。一度に複数回刺された場合でも、体内に入った毒の量が多い場合はアナフィラキシーショックが起きることもあるため油断できません。

最も活発になるのは7~10月頃

スズメバチは春に女王バチが一匹で巣作りをはじめ、卵を産みます。その卵から羽化した働きバチたちが活動しはじめるのが6~8月。働き手ができると女王バチは産卵に集中し、急激に巣の規模が大きくなっていきます。

こうして巣が最大化するのが10月頃なため、スズメバチが特に活発になるのは7月から10月。この時期の山は特に注意が必要です。

攻撃しない限りは基本的に襲ってこない

攻撃性が高いと思われているスズメバチですが、こちらが何もしないのに襲ってくるということはほぼありません。スズメバチが攻撃するのは、巣を守るため。巣を見つけたら近寄らず、静かに離れましょう。

【対処法1】1匹でも見かけたらいったん止まる

1匹だけで飛んでいるスズメバチは、新しい営巣場所やエサを探していることが多いようです。とはいえ、巣が近いときは見張りの可能性も。うっかりそのまま巣の方向へ歩いてしまうと一斉攻撃を浴びるかもしれないので、いったん立ち止まって様子を伺いましょう。

執拗にまとわりついてきたり、威嚇するようなカチカチ音を出すようなら、もと来た道をそっと戻って離れること。

【対処法2】黒い服や持ち物は避ける

山に行くときは汚れが目立たない黒い服を選びがちですが、黒い色はスズメバチの攻撃を受けやすいため、スズメバチがいそうな山では黒い服は避ける方が賢明です。ただ、実際に山や庭で何度かスズメバチに遭遇した経験上、巣の近くに行かない限りは黒い服だからといって攻撃されることはありません。

黒い色+警戒心を煽る行動が組み合わさるとまずいようです。黒い服でスズメバチに出会っても、焦って大きな動作で振り払ったり急いで逃げたりしないようにしましょう。

【対処法3】刺されたらポイズンリムーバーで毒を出す


もしも刺されてしまったら、ハチの近くを離れて刺された場所をきれいな水で洗います。ハチの毒は水溶性のため、これだけでもある程度の毒を流すことができます。

さらに、あればポイズンリムーバーを使って毒を吸い出し、抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏を塗りましょう。もし息苦しさや頭痛を感じたり、嘔吐、蕁麻疹などの症状が出たりしたら、すぐに医療機関の受診を。

【ハエ】夏の解体は要注意! 肉があっという間に汚染される


最後は意外な危険生物、ハエにも触れておきましょう。ハエは山の中で獲物を仕留めたときや、獲物を解体するときにとてつもなく厄介です。

夏、解体をしているとあっという間に血の匂いを嗅ぎつけてどこからともなく集まり、その場で肉に卵を産み付け始めます。中でも、センチニクバエは卵ではなく直接幼虫(ウジ)を産み落とすため、肉があっという間に汚染され、せっかくのお肉が台無しになることも。

気温が低いうちはあまり活動しないため、夏の見回りはできるだけ早く出掛け、止め刺しや解体も早朝のうちに済ませるのがおすすめです。

【対処法1】解体はできるだけ屋内で

夏場の屋外での解体はハエやハエ以外の虫の心配が多くなります。お肉を自家消費するのなら、できれば屋内で解体したいところ。とはいえ、大きさによっては難しいことも多いのが現実です。

屋外用の蚊帳を吊るす、枝肉に分けるまでを屋外でやり、骨から肉を取り外したり、細かくカットしたりといった作業は屋内でやるなど、場所を工夫しましょう。

【対処法2】殺虫剤やハエ叩きを駆使

シンプルですが、寄ってくるハエを地道に退治していく方法です。食用にしようとしている肉の作業台では殺虫剤を使用して追い払い、廃棄する皮や内臓を入れたビニール袋やバケツには使用しないでいると、比較的内臓の方へ集まってくれます。

もちろん、殺虫剤がお肉にかからないように細心の注意を払いましょう。

まとめ

小さな虫から猛獣に毒ヘビまで、さまざまな生き物が活発に動き回る春から夏。近年では温暖化の影響なのかこうした生き物が出てくる時期が年々早まっているようにも感じます。

外傷も危険ですが、ウイルスや毒を受けても致命傷になることがあるため、自分が入る山の生態系を知り、適切な装備と準備をして安全に狩猟をしましょう。

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