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「直播栽培の弱点を補う切り札」米どころ・秋田で広がるルミビア™FSによるイネミズゾウムシ対策

「直播栽培の弱点を補う切り札」米どころ・秋田で広がるルミビア™FSによるイネミズゾウムシ対策

東北有数の米どころ、秋田県大仙市。この地で水稲35ヘクタールを手がける株式会社仙北農園の代表・小須田顕さんは、省力化と規模拡大を見据えて直播栽培を積極的に取り入れてきました。しかし、直播栽培を拡大するにつれて、新たな脅威として浮かび上がってきたのがイネミズゾウムシの被害です。「隣の田んぼが丸裸になった」──その光景を目の当たりにした小須田さんが、最新の種子処理剤「ルミビアFS」に出会い、防除体系を一変させた取り組みについて語っていただきました。

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「移植だけでは限界」。省力化を求めて直播栽培へ

秋田県大仙市は、毎年高品質な米を産出することで知られる国内屈指の米どころです。この地で小須田さんが農業に本格的に携わるようになったきっかけは、東京でシステムエンジニアとして働いていた頃、祖父母が農業をやめるという話を聞いたことでした。 「自分が代わりに行ってみよう」と一念発起してIターン就農し、現在は師匠でもある池田武さんと従業員1名の計3名体制で、水稲35ヘクタール(移植25ヘクタール・直播10ヘクタール)とアスパラガスを栽培しています。

仙北農園が直播栽培を始めたのは4〜5年前のこと。近隣の農業試験場が研究していた「無コーティング種子を使った湛水(たんすい)直播」の実践を勧められたことがきっかけでした。 「導入前は、正直あまり良いイメージがなかったんです。周りで取り組んでいる方の中には、雑草に負けてしまったり、収量が思うように取れなかったりするケースがあると聞いていたので、手をつけるべきかどうかかなり悩んでいました」

しかし、引き受ける面積が増えるにつれて移植栽培だけで対応することには限界が見えていました。地域の高齢化にともない、春先の最も忙しい時期に「苗づくり」の作業を手伝ってもらえる人手を確保することが難しくなってきた現実が、小須田さんの背中を押しました。 「まさに清水の舞台から飛び降りる覚悟で導入してみましたが、実際にやってみるとその心配は杞憂に終わりました。一番不安だった収量も、従来の移植栽培とほとんど遜色ないレベルでしっかり取れています」

隣の田んぼが「丸裸」に──イネミズゾウムシとの対峙

直播栽培の大きなメリットを実感し始めた一方で、どうしても避けて通れない新たな課題が浮上しました。ある年、仙北農園のすぐ隣にある直播の田んぼで、深刻なイネミズゾウムシの被害が発生したのです。

「隣の圃場が、ある年にほぼ全滅に近い状態になってしまって。イネミズゾウムシは畔(あぜ)から侵入してくるので、田んぼの外周からどんどん食べられていき、気づいた時には真ん中の方まで食い尽くされていました。本当に、田んぼが丸裸のような恐ろしい状態でした」

イネミズゾウムシは成虫が葉を、幼虫が根を食害することで、稲の初期生育を著しく遅らせる重大な害虫です。移植栽培であれば粒剤などを苗箱に処理することで未然に防ぐ体系が確立されていますが、苗箱を使わない直播栽培では、対応できる有効な農薬が限られていました。

「移植栽培はある程度苗が育った状態から本田での栽培がスタートしますが、直播は芽が出たばかりの、ひ弱な『赤ちゃん』のような期間が長く続きます。だからこそ、初期に食害を受けるリスクが非常に高いんです」

これまで小須田さんはイネミズゾウムシ対策として畦畔の除草に取り組んできましたが、経営面積の拡大に伴い、複数の田んぼの周囲を人力で管理する作業は、時間的にも体力的にも大きな負担となっていきました。「もっと手間をかけず、事前に簡単に対策できる方法はないものかと、常に模索していました」と、小須田さんは当時を振り返ります。

そうした中で目の当たりにしたのが、隣の農家の深刻な被害でした。「うちの田んぼでいつ起きてもおかしくない」と強い危機感を抱いた小須田さんは、抜本的な対策を求めてすぐに農協へ相談に駆け込みました。

そこで紹介されたのが種子処理用殺虫剤『ルミビアFS』でした。あらかじめ種子に薬剤を処理しておくことで、発芽後に稲が根から有効成分クロラントラニリプロールを吸収し、侵入してきた害虫の摂食を速やかに阻害する仕組みを持っています。播種後70日程度という長期にわたって防除効果が持続するため、直播栽培の最大の弱点である初期の食害リスクをカバーしてくれます。

使用方法は驚くほどシンプルです。播種(種まき)前の農閑期に、種籾をコンクリートミキサーに入れ、水で薄めた薬剤を投入して1〜2分ぐるぐる回して全体に行き渡らせるだけです。
「従来から行っていたいもち病防除用殺菌剤と同じ手順で処理することができました。乾きも非常に早く、現場の作業フローに新たな負担や複雑な工程が加わることもなく、導入のハードルはまったく感じませんでした」

少ない手間で手に入る、確実な防除と大きな安心感

使う前は「少し高いな」と感じたという小須田さん。「実際に使い始めると印象が変わりました。一本で大量の種籾を処理できるし、効果がしっかり続くので防除の安心感があり、コスパを考えると決して高くなく、むしろ納得できる価格だと思っています」と話します。

実際に「ルミビアFS」を導入した田んぼでは、それまで怯えていたイネミズゾウムシの被害は一切発生せず、トラブルのない健全な初期生育を達成しました。

「あらかじめ種子処理をしておくことで、一番の懸念だった害虫リスクが大幅に軽減されました。『もし虫が来たらどうしよう』という精神的な不安がなくなり、夜安心して眠れるようになったことが、何よりも大きなメリットだと感じています」

播種前のわずか数分のコーティング作業だけで、その後の防除が現場の手間なしで完結するタイムパフォーマンスの高さは、効率化・省力化が求められる大規模経営において計り知れない価値があります。

「当時、ほぼ全面丸裸にされてしまったお隣の農家さんもルミビアFSを使用しています。『次は全部の田んぼにルミビアを使う』とも言っていましたね。近隣の稲作部会でもルミビアFSの導入が推奨される話を聞いておりますし、一度でもあの被害を経験した人や、直播で規模を広げていきたいと考えている人なら、絶対に使った方がいいと自信を持って勧められます」

規模拡大の未来へ。直播栽培を切り拓く切り札

「この地域でも高齢化が進んでいて、『俺ができなくなったらあとを頼むよ』という委託の話がすでに20ヘクタールほど来ています。5年後には50ヘクタール、将来的には100ヘクタールくらいまでは規模を拡大していきたいと考えています」
託される農地が急速に増える一方で、現場を回す人間の数には限界があります。小須田さんは、これから新しく広げていく面積については、できる限り直播栽培にしていく予定といいます。

人手もハウスの広さも限られているなかで、春先に膨大な手間と時間がかかる従来の移植栽培のまま面積を拡大し続けることには、肉体的にも物理的にも限界があります。限られた人数で持続可能な農業を維持し、さらに規模を拡大していくうえで、直播栽培は現実的な選択肢の一つとなりつつあります。

小須田さんは、これから直播栽培を検討している生産者に向けて、実体験を交えてメッセージをこう話します。

「手が回らなくて困っているなら、すぐにでも直播栽培を始めるべきだと伝えたいです。かつて僕らが心配していたような『収量が出ない』といったリスクも、今の湛水直播の技術なら移植と遜色なく取れます。そして害虫被害についても、ルミビアFSのような処理が楽で安心感を買える薬剤があれば、心配なく直播の面積を広げていけます。私たちはこれからも、こうした省力化の切り札をうまく活用しながら、時代に合った持続可能な農業の形を作っていきます」

取材協力

秋田県大仙市 仙北農園

お問い合わせ

コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社
〒100-6110 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
ルミビアFSについてはこちら
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