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「出てからでは遅い」 群馬県沼田市で30年レタスをつくる小林さんが、結球前の防除を大切にする理由

「出てからでは遅い」 群馬県沼田市で30年レタスをつくる小林さんが、結球前の防除を大切にする理由

群馬県沼田市で約30年にわたりレタスを栽培してきた小林重昭さん。レタスを中心にトマトやリンゴも手掛ける小林さんですが、近年は「昔はなかった」というレタスのべと病への対応に力を入れています。発生すればわずか数日で畑全体へ広がることもある病気に対し、3年前から防除体系に取り入れているのがゾーベックエンテクタ™SEです。「病気が出てからでは遅い」と語る小林さんに、べと病対策への考え方を伺いました。

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農家の長男として歩み始めた、30年の農業人生

群馬県北部に位置する沼田市は、河岸段丘が広がる自然豊かな地域です。かつてはリンゴの産地として知られていましたが、高速道路の開通によって首都圏への輸送時間が短縮されたことで、現在では「朝採れレタス」の産地としても発展してきました。
この地で約30年にわたり農業を続けているのが小林重昭さんです。現在はレタスを中心に、トマトやリンゴも栽培しています。

小林さんの家は代々続く農家です。子どもの頃、畑にはこんにゃくや加工用トマト、メロンなどさまざまな作物が植えられていました。
「当時は”農家の長男は農業高校へ行く”というような時代でしたから」
自然な流れで農業高校へ進学し、卒業後は地元JAに就職。営農に関わる仕事を約10年間経験した後、実家の農業を継ぎました。

「何の病気か分からなかった」突然現れた、べと病

小林さんが近年特に警戒している病気が、レタスのべと病です。かつてはあまり意識することのなかった病害が、産地全体の課題として存在感を増し始めていたのです。
「葉の縁が黄色くなり、裏には白いカビのようなものが出る。”ちょっとやばいかな”と思った次の日には、もう広がっている。ひどい畑では3〜4日で全滅してしまうこともありました」

種をまき、苗を育て、畑に植えて毎日管理してきたレタスが、わずか数日で商品価値を失う。その被害の大きさに戸惑ったといいます。最初は原因も分からず、別の病気だと思って殺菌剤を散布しましたが効果はありませんでした。地域の農業事務所などに調べてもらった結果、ようやくべと病だと判明したのです。
「20〜30年前には、こんな病気はなかったと思います。目立つようになったのは10年ほど前からです」

厄介なのは、自分の畑だけの問題ではないことでした。べと病は高温多湿となる梅雨時期に発生しやすく、一度広がると周囲の畑にも影響を及ぼす恐れがあります。
こうしたリスクを避けるため、小林さんはべと病用の薬剤を使いながら防除に取り組んできました。その結果、発生をある程度抑えられるようになったものの、近年は別の変化も感じるようになったといいます。
「ゾーベックエンテクタを導入する前の3年間は、それまで使っていた薬もあまり効かなくなってきたように感じていました。新しい手段を探す必要がありました」 

農家仲間から聞いた、「これが効くらしい」

小林さんの地域では、生産者たちが週に一度ほど集まり、病害虫の発生状況や防除方法について情報交換を行っています。「今年はあの病気が多い」「あの薬はどうだ」そんな会話が交わされるなか、ある時耳にしたのがゾーベックエンテクタSEでした。
「先に試験的に使っていた人の畑を実際に見せてもらったら、明らかに違うと感じ、自分でも使い始めました」

もう一つ、小林さんの関心を引いたのが薬剤耐性菌リスクへの対処です。ゾーベックエンテクタSEは異なる作用機作を有する有効成分を含むため、ローテーションの中に組み込むことで耐性菌発達リスクの低減が期待できます。小林さんがゾーベックエンテクタSEを使うのは、レタスが結球する直前のタイミングです。
「レタスが丸くなる、その少し前です。まだ葉が外へ開いている。この時なら、上から撒いた薬液が株の中まで入ります。ところが結球が始まり、葉が一枚、また一枚と内側へ巻き込んでいくと、上から撒いても中心には届きにくくなる。だから、その前なんです」

散布は朝の涼しい時間帯や夕方に行い、風の強い日は避けています。トラクターにブームスプレーヤーを装着し、レタスを踏まないよう畝間を進みながら散布するため、5反での作業時間は準備を含めて40〜50分ほど。散布頻度は基本的に週1回ですが、雨が続く時期には間隔を短くすることもあります。

また、ゾーベックエンテクタSEは散布後に急な雨が降ってもまき直しを気にしなくてよい点も小林さんは評価しています。
「他の薬剤だと、雨が降ったら次の散布間隔を縮めなければいけないことが多いんですが、ゾーベックはそこまで気にしなくていい。それは作業上、かなり楽です」

病気が出てから対処するのではなく、出る前に防ぐ。それが小林さんのべと病防除の考え方です。

安心感が農業経営の支えに

べと病は、一度発生すると短期間で圃場全体へ広がることがあります。さらに、自分の畑だけでなく周辺圃場にも影響を及ぼす可能性があります。
だからこそ小林さんにとって重要なのは、病気が発生してから対処することではなく、発生させないことです。
「使い始めて一番よかったことは、べと病の心配をしなくていいという安心感を得られたことですね。経営する上で精神的に楽になりました」

導入から約3年。この間、小林さんの圃場ではべと病による被害は発生していないといいます。発生すればわずか数日で畑全体に広がることもある病気だからこそ、その不安から解放されたことの価値は大きかったと話します。病気の発生を気にし続ける負担が軽減されたことは、日々の栽培や経営における大きな支えにもなっています。

農業と向き合う中で、小林さんは数多くの変化を経験してきました。天候や病害、生産環境は年々変化し、近年は猛暑や異常気象の影響も大きくなっています。だからこそ経験だけに頼るのではなく、新しい情報に耳を傾け、自ら確かめながら栽培技術や防除体系を磨いてきました。ゾーベックエンテクタSEの導入も、そうした取り組みの一つです。
「これからも品質の良いものを作って、お客さんに”美味しい”と喜んでもらえるように、日々努力していきたいと思います」

病気を防ぐことは、単に一枚の葉を守ることではありません。その先にある収穫を守り、農業経営を支え、そして消費者へ美味しいレタスを届けることにつながっています。「美味しい」の一言を励みに、今日も小林さんは畑に立ち続けています。

取材協力

群馬県沼田市 小林重昭さん

お問い合わせ

コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社
〒100-6110 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
ゾーベックエンテクタSEについてはこちら
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