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生産量日本一!白神山地の麓で育つ“食べるエメラルド”じゅんさい【ファームジャーニー :秋田県三種町】

生産量日本一!白神山地の麓で育つ“食べるエメラルド”じゅんさい【ファームジャーニー :秋田県三種町】

2017年08月05日

太陽の光を受けるとヌメリがキラキラ輝くため、“食べるエメラルド”と呼ばれているじゅんさい。日本のじゅんさいの9割が生産されているという、日本一のじゅんさいの栽培地として知られているのが、秋田県山本郡三種町です。「流しじゅんさい」などのイベントも行われているという三種町から、じゅんさいレポートをお届けします。

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生産量日本一!白神山地の麓で育つ“食べるエメラルド”じゅんさい【ファームジャーニー :秋田県三種町】
写真提供:近藤大樹さん

つるりとした食感が特長の、高級食材として珍重されている「じゅんさい」。日本料理店などで、初夏の碗ものなどで提供されます。
今回は、日本一のじゅんさいの産地である秋田県三種町(みたねちょう)を訪ね、この地で100余年、じゅんさいを栽培している安藤食品の安藤賢相(あんどう けんすけ)さんに、じゅんさいについておうかがいしました。町をあげてじゅんさいを盛り上げる取り組みについても、併せてご紹介します。

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「食べるエメラルド」と呼ばれるじゅんさい

「食べるエメラルド」と呼ばれるじゅんさい

じゅんさいは水面に葉を広げる水草の一種で、きれいな淡水の沼や池で育ちます。食用となるのは、その新芽や茎の部分。ゼリー状のヌメリに覆われており、つるりとした食感が楽しめます。
「じゅんさいは虫や水質悪化に弱く、このヌメリで外敵や病原菌からガードしているのです」と、安藤さん。太陽の光を受けるとヌメリがキラキラ輝くため、“食べるエメラルド”と呼ばれているそうです。

「食べるエメラルド」と呼ばれるじゅんさい
写真提供:近藤大樹さん

深さ1メートルほどの沼底にじゅんさいは根を張り、そこからたくさんの茎を伸ばして楕円形の葉を水面に浮かべます。 じゅんさいの古名は「蓴(ぬなわ)」。ぬなわとは、「沼縄」からきた言葉で、沼の中で茎が縄のように絡まりながら育っていく様子に由来しているそうです。古事記や日本書紀に、じゅんさいに関する記述があり、日本では昔から食用とされてきたことがうかがえます。

毎年6月の中旬になると、じゅんさいの花が咲き始めます。
写真提供:近藤大樹さん

じゅんさいの収穫期は4月下旬から9月上旬。最盛期は6月です。毎年6月の中旬になると、じゅんさいの花が咲き始めます。葉と葉の間から顔を出す小指の先ぐらいの小さな赤い花で、日中に開き夕方に水没し、結実します。茎の部分はゼリー質で覆われており、赤い雄しべの部分が伸びて花粉を出し、受粉をします。
「花が咲くころになると収穫量が減少するため、収穫を早めに行う合図にもなるんですよ」

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