農家がはじめるマーケティング基本のキ<その4> – マイナビ農業

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農家がはじめるマーケティング基本のキ<その4>

農家がはじめるマーケティング基本のキ<その4>

2017年09月19日

農業マーケティングの基礎として、今回はAISASの法則を取り上げたいと思います。「AISAS」はアイサスと読みますが、そもそも農業とマーケティングは何の関係があるの?と思われる方もいるかもしれません。マーケティングを知らずして農業で稼いでいくことはできないと言っても過言ではありません。マーケティングをきちんと勉強することにより、ビジネスを加速させるためのヒントとなる可能性のあるマーケティングをご紹介します。

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農業マーケティングの基礎、AISAS(アイサス)の法則とは

AISASの法則を知っていますか?これは2004年に「電通」が発表したマーケティングの概念です。インターネットが普及した現代における、消費者の購買プロセスとも言われています。「AISAS」はアイサスと読みます。AISASは5つのマーケティングのステップの英単語の頭文字を取っています。Aは、Attention(注意を引く)、Iは、Interest(興味・関心を持ってもらう)、SはSearch(検索する)、そして次のAはAction(行動をさせる)、最後のSはShare(共有する)です。前回の記事で、AIDAの法則をご紹介しましたが、AISASの法則は、この発展形のマーケティングのフレームワークです。(ちなみにAIDAの法則は100年近く前からあるフレームワークです)このフレームワークはいずれも、今もなおマーケターたちが使っているフレームワークになりますが、AISASの法則の方が、より広いマクロ的なマーケティングを考える時に使い、ミクロ的なマーケティングを考える時にAIDAの法則で考えるというような使い分けをしていくとよいと思います。これらを使いこなすことで、ビジネスはより豊かなものに変わっていくはずです。今回は、AIDAの法則の復習から始まり、AISASの法則について解説していきます。

農業マーケティングの基礎中の基礎、AIDA(アイーダ)の法則の復習

それではまずはAIDAの法則の復習からです。

「AIDA」はアイーダと読みます。4つのマーケティングのステップの英単語の頭文字を取っています。Aは、Attention(注意を引く)、Iは、Interest(興味・関心を引く)、DはDesire(欲求をかきたてる)、そして最後のAはAction(行動をさせる)です。AIDAもAISASも基本的には似たような形をしています。

先ほどもお伝えした通り、今回のテーマとしているAISASの法則の原型は、このAIDAの法則です。AISASの法則にしてもAIDAの法則にしても、いずれも大変有名な法則ですので、ご存知の方も多いかもしれません。これらの法則を使いこなしマーケティングを行っていくことは、とても効果を発揮すると思います。「農業でもAIDAの法則は使えるのか?」という質問も出てきそうですが、もちろん農業のマーケティングでも使えます。AIDAの法則は非常に汎用性の高いマーケティングフレームワークです。今回は詳しくは触れませんが、このAIDAが原型となりAIDMA(アイドマ)モデル、AIDCA(アイドカ)モデルなどができあがり、AISASモデルへとつながっています。

農業マーケティングの基礎、AISAS(アイサス)の法則の全体像

それではAISASの法則について詳しく見ていきましょう。詳しくと言っても、アルファベットを見ても分かる通り、実はAISASの法則はAIDAの法則と共通している部分が多いです。Aは、Attention(注意を引く)、Iは、Interest(興味・関心を持ってもらう)、SはSearch(検索する)、そして次のAはAction(行動をさせる)、最後のSはShare(共有する)です。AIDAの法則との比較で見てみると、AttentionとInterest、Actionは一緒です。まずは、お客さんの注意を引いて自分の存在を知ってもらう。そして次に、「お、なんか良さそうだ」とお客さんに思ってもらい、最後には行動を起こしてもらうというところは共通です。違うのは2つのSがついているところです。その2つのSとはSearchとShareです。AIDAの法則ではAttentionとInterestの次にDesireが来ていましたが、AISASの法則の場合には、Searchが来ています。そして、Actionの次に、Shareが来ています。単語とその意味だけ見ても、なんとなく理解できるかもしれませんが、より現代の消費者の動向を表したというAISASの法則の特徴であるSearch(検索する)とShare(共有する)について見ていきたいと思います。

農業マーケティングの、Search(検索する)、Share(共有する)について

Searchについては、Google、Yahoo!などの検索エンジンによる検索です。気になったら検索エンジンで調べ、そこで情報収集し、買うかどうかを決めるということです。ここでAIDAの法則の復習と応用になりますが、このSearchのステップで、AIDAの法則のDesire(欲求)のステップも当然必要になってきます。Search(検索)をして、欲しい(Desire)と思わせなければ購入に至ることはないわけです。購入に至った後には、Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)、Twitter(ツイッター)などのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)でのShare(共有)が行われ、そのシェアを見て、他の人の認知(Attention)や興味・関心(Interest)につながるというわけです。だからこそ、事業者たちは検索エンジンで自分たちのページに辿りついてもらえるように、SEO(Search Engine Optimization)と呼ばれる検索エンジン最適化を行ったり、シェアをされるようにFacebookページを作り、いいね!を押してもらったり、シェアしてもらえるような工夫を行っているのです。先ほどもお伝えしましたが、マクロ的なマーケティング戦略を考える上で、現代においてはAISASの法則が効果的なように思われます。しかしベースはAIDAの法則なので、ミクロ的に消費者の心理を動かしていくにはAIDAの法則を使って考える必要があります。

農業マーケティングの基礎、AISAS(アイサス)の法則のまとめ

ここまでお伝えしてきたのが、AISASの法則です。解説してみれば「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思われた方も多いと思います。そうなのです、解説してみれば当たり前のことなのです。しかし、消費者目線では当たり前のことであったとしても、これが事業を行う立場になると突然、消費者目線での購買心理がわからなくなってしまったりするのです。だからこそ、これらのフレームワークを知っておくことがとても大事になってきますし、これらのフレームワークをきちんと使うこと、そしてフレームワークに沿ってマーケティングを見直すことが大事なのです。

最初にもお伝えしましたが、AISASの法則もAIDAの法則もとても有名な法則です。しかし、これらの法則を知っていても、正しく使えている人は少ないと感じています。だからこそ、これらの法則をしっかりと使うことで成果を上げることができます。既に知っていたという方も、改めてAISAS、AIDAの法則に従ってマーケティングを見直してみてはいかがでしょうか。大きな成果に結びつくための気付きを得られ、前進できることと思います。

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