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マンゴー、ゴーヤー亜熱帯気候を生かした作物が豊富! 沖縄県の農産物【47都道府県の地域食材】

連載企画:47都道府県の地域食材

マンゴー、ゴーヤー亜熱帯気候を生かした作物が豊富! 沖縄県の農産物【47都道府県の地域食材】

沖縄県は亜熱帯気候に属し、温暖な気候が特徴です。高温下で栽培されるウリ科の野菜や、サトウキビ、マンゴーなどが盛んに栽培されています。その中でもゴーヤーや「ナーベーラー」と呼ばれる食用のヘチマは夏の野菜の横綱格と言われるほど、ポピュラーな存在です。今回は沖縄県の伝統野菜や名産品などについて紹介します。

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沖縄県の主な取り組み

沖縄

沖縄県は亜熱帯の温暖な気候が特徴の県です。そのため農作物にも大きな違いがあり、特にウリ科の植物であるゴーヤーやヘチマなどが多く栽培されています。食用のヘチマは沖縄県の方言で「ナーベ-ラー」といい、インド原産で東南アジアや中国では古くから食べられていました。
サトウキビやゴーヤー、オクラ、マンゴーなども栽培されており、特にサトウキビとゴーヤーは全国シェア率で1位(※)を誇ります。

ゴーヤー

沖縄

国頭郡今帰仁村(くにがみぐんなきじんそん)、宮古島市、糸満市を中心に栽培されています。

ゴーヤーは家庭でも栽培されているほど親しまれている野菜です。独特の苦みはモモルデシンと呼ばれる成分で、食欲増進効果が期待できます。そのほかゴーヤのビタミンCは熱に強いといわれています。加熱調理をしてもビタミンCが溶け出しにくいので、ゴーヤチャンプルーのような炒め物などに適しています。

施設栽培により周年出荷が可能となっています。近年では離島を中心に冬場の生産が増加しています。

タイモ(みずいも)

沖縄の方言である「ターンム(田の芋)」が由来のタイモは国頭郡金武町(くにがみぐんきんちょう)、宜野湾市大山を中心に生産されています。

タイモはサトイモの一種で、水田で栽培されます。親イモを囲むように子イモが育つため、沖縄県では昔から子孫繁栄を象徴する食物として好まれました。繊維質やデンプンなどを多く含みます。蒸した状態で品質などを確認して出荷されるため、生の状態で流通することはほぼありません。

沖縄での食べ方は、田楽、唐揚げなど。祝いの席や節句などの伝統料理に使われることが多いタイモ。加工してタイモパイなどのスイーツに使われることもあります。

マンゴー

マンゴー

マンゴーは沖縄県全域で生産されているほど、沖縄ではメジャーな食材です。亜熱帯地域の気候を活かして栽培されています。

ビタミン類やミネラル、カルシウムなど栄養豊富なフルーツです。とろけるような甘さと酸味とのバランスが人気です。ハウス栽培などの生産条件整備や、品質向上などを行い、生産振興を行っています。

パイナップル(ボゴール)

パイナップル

生産地は本島北部地区、石垣地区が主となっているパイナップル。果肉を手でちぎることのできるパイナップルの品種です。完熟させてから収穫されるため、酸味が少なく糖度が高いのが特徴です。主な生産時期は収穫される6月上旬~9月上旬です。

そのままで食べることはもちろん、フルーツサラダにするのもおすすめです。
また、ジュースにして販売されることも非常に多いです。

渡名喜 特産もちきび

さとうきびは成長すると1メートルほどの高さになり、20センチほどの穂をつけます。そして黄色い実ができることから「黄実」、それが「きび」になったと言われます。

またご飯と一緒に炊くと、モチモチとした食感なことから「もちきび」と呼ばれます。黄金色の実をもち、栄養価も高いのが特徴です。

海ぶどう(海藻類)

生産地は島尻郡久米島町(しまじりぐんくめじまちょう)、国頭郡恩納村(くにがみぐんおんなそん)、那覇市、南城市(知念)など広域で栽培されています。海ぶどうはグリーンキャビアとも呼ばれて、海藻サラダなどに使用するため、需要は増加しています。

また土産物として人気があるために、そのため近年生産量が増加しています。常温で保存して、海藻サラダやちらし寿司、スープなどに使われることが多いです。

セーイカ(ソデイカ)

セーイカは糸満市、南城市、国頭郡伊江村を中心に漁獲されています。沖縄県で最も多く漁獲されているイカの種類の一つです。体長は1メートルほどにもなり、身はやわらかく甘みがあります。久米島漁業協同組合員がソデイカの遊泳層を発見したことから、本格的に漁が行われるようになりました。

漁期は11~6月ですが、冷凍で流通しているため、周年販売されますのでどの時期でも食べることが出来ます。

沖縄県では亜熱帯気候ということもあり、本州とは少し異なる地域食材がそろいます。沖縄ならではの食材も多くありますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

※ 各品目の内容は、本調査時点(2014年9月~2015年)のものをベースに作成しています。一つの目安としてご理解下さい。

※画像はイメージです。

参考:『日本の地域食材2015年版』(NPO法人 良い食材を伝える会)

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