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ジビエの消費拡大に繋げたい ニホンジカの鹿肉入り「長野グラノーラ」

ジビエの消費拡大に繋げたい ニホンジカの鹿肉入り「長野グラノーラ」

「グラノーラと鹿肉」を使ったメニューと聞いて、味のイメージが湧くという人は少ないのではないでしょうか。HARADA SHOTEN(はらだしょうてん)の「長野グラノーラ」は、その2つの素材がブレンドされたユニークな商品です。さらに、長野県が取り組むジビエの消費拡大にも貢献する商品として注目を集めています。同社の原田智之(はらだともゆき)代表取締役に、長野グラノーラの開発秘話をうかがいました。

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どこにでもある商品では、買ってもらえない

ジビエ
長野県は2007年に野生鳥獣被害対策本部を設置し、ニホンジカをはじめとする野生鳥獣による人身被害の回避や、農林業被害の軽減を目的に対策を推進してきました。その対策の一つとして広がりを見せているのが、捕獲した野生鳥獣の肉(ジビエ)の有効活用です。2012年には、信州ジビエ研究会が発足(※1)。ハンターへの研修や、信州ジビエ料理の考案や普及に取り組んでいます。

そうした自治体の取り組みを知り、セミナーなどに参加していく中で、原田さんはジャーキー状にした鹿肉とオートミール、クルミ、アーモンドなどをブレンドし、酒粕と黒コショウで風味を加えたグラノーラの商品化を思いつきます。

「缶詰にカレー、ハンバーグやベーコンなど、肉を使った加工品は、どこで販売されていても似たようなものばかりで目新しさがないと思いました。旅行に行った先の道の駅や土産店で見かけて、手に取るかもしれないけれど、お土産として買って帰ろうと思ってもらえるだろうか。商品として魅力がないと、リピートしてもらえないと考えました」。

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