僕が野菜を売らない農家になったワケ

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僕が野菜を売らない農家になったワケ(2/3)

僕が野菜を売らない農家になったワケ
最終更新日:2018年06月14日

初めまして。そーやんこと橋口創也です。有機農家の二代目として生まれ、一時期は普通の生産農家を目指した僕ですが、ある理由から野菜を売らない農家になることを決意しました。今では農家ではなく初心者の方向けに、家庭菜園づくりを教えたり、プランターワークショップを開いたり、店舗ディスプレイとしての畑を作成したりなどしています。今回は自己紹介も兼ねまして、僕が野菜を売らない農家を目指した理由をお話しします。

農家を志す

大学院卒業後、実家で有機農業、福岡で自然農を学び、計二年間の研修期間を経て、地元の鹿児島に戻り、僕は農家となりました。

福岡県糸島市での研修生時代の様子(上段左が僕、下段真ん中が妻です)

大学の同級生で、当時からのパートナーも農的な暮らしに憧れを持っていたため、結婚し一緒に農家生活をスタートさせます。

有機農業と自然農の違いなどはここでは詳しくはお話ししませんが、結局自然の循環の仕組みを畑づくりに利用する点は同じです。
僕はこの自然の仕組みの面白さにハマってしまい、農家として生きていこう!とやる気マンマンでした。
場所は地元ですが、両親とは別経営です。お客さんもネットや知り合いづてに探し、一箱10種類ほどの野菜をセットにして、一般家庭や飲食店向けに販売を行っていました。
こうして憧れていた自然と共にある暮らし、畑と共にある暮らしをスタートさせます。

イベントで野菜販売をしている様子

挫折、そして野菜を売らない農家に

しかし、それから3年後に僕は大きな挫折を味わいます。畑に立ってもどうしても身体が動かず、畑に対するモチベーションが一切湧いてこないのです。やりたくてやっているはずなのに、いつの間にか全くやりたいと感じなくなってしまったです。鬱のような状態になり、1ヶ月間仕事を休止する事態となりました。

この時は本当に悩んで、農業以外の仕事に就こうかとも思いました。
しかし、やっぱり畑自体は好きだし、自然も大好きだし、農的な暮らしには憧れるのです。そんな時、ある人に「うちの庭で自然菜園したいのだけど、教えてくれませんか」と言われました。なるほどこういう仕事の仕方があるのか!と気付かされた瞬間でした。

僕は基本的に畑は好きで、農的な暮らしはしたいけれども、同じことの繰り返しや、コツコツと続けるのが大の苦手です。毎日の水やりとか絶対できないタイプなのです。

明らかに農家としては向いていないのですよね(笑)それからは野菜を売るのではなく、野菜の作り方を教えることを仕事にして、自分の畑は家の前の小さいお庭だけにしたのです。

畑での講座の様子

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