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枯れるキュウリ、実るミニトマト。明暗を分けた要因は?【枯れ専かーちゃんのベランダ菜園】

枯れるキュウリ、実るミニトマト。明暗を分けた要因は?【枯れ専かーちゃんのベランダ菜園】

最終更新日:2018年08月03日

野菜を自分で育ててみたいけれど、畑を借りるのは少しハードルが高い。それならプランターで手間をかけずにプチ自給を叶えてみようと始めたベランダ菜園。ミニトマト、レタスに続いてキュウリを植えたものの、間もなくキュウリがうどん粉病にかかってしまって悪戦苦闘。専門家に助けを求めながら対策を講じるも状況は日に日に悪化していく一方で……。そんなキュウリをよそに、トマトのほうは真っ赤に実って収穫待ったナシ。明暗を分けたその理由とは。

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野菜とつき合う極意を学ぶ

病気になったキュウリの末路

関東地方で統計開始以来初めてとなる6月中の梅雨明けが発表されたころ、枯れてゆくキュウリを前に打ちひしがれておりました。

うどん粉病対策を始めてから一週間はよかったのです。重層スプレーをすると目に見える効果がありました。しかし、キレイに洗い流してはまた発生するカビ菌に、キュウリの葉が次第に浸食されていきました。

実をつけることもなく、だんだん枯れてきたキュウリ

これはマズいと、ダメ元でうどん粉病に効くとうたう薬剤を散布してみるも、時すでに遅し。キュウリは蘇りません。

もはや枯れるしかないのか。そう薄々感じつつ受け入れられずにクヨクヨしていると、【畑は小さな大自然】でおなじみの“そーやん”こと橋口創也さんからメールが入りました。

落ち込んでいるところ言いづらいですが、いろいろ試して頑張って手入れしているなあと感心してしまいました。僕がその状況ならすぐに諦めてしまいそうです。

そーやん

きくち

えっ!?諦めていいんですか(絶句)。
ある意味、順調ですよ(笑)。いろいろ試す中で起きる変化をよく観察し、それがなぜ起きるのか詳しい人に習うのが上達の一番の近道ですから。

そーやん

きくち

えーん、師匠〜(泣)!
収穫が得られるかどうかも大切ですが、一番は自分自身が少しずつ一緒に育っていくことです。自転車を乗り始めるときに最初から乗れる人はいません。「転んでは試す」を繰り返して、「ちょっと乗れた!」という成長を喜ぶ、いまはそういう時期だと思って自分を少し長い目で見てあげてください。

そーやん

きくち

確かに、初心者のクセに収穫を焦りすぎですね。
いずれにせよ、一度病気になってしまったものを復活させるのは、簡単なことではないので、次にどう生かすかを考えるのが良いと思いますよ。

そーやん

野菜が育たないときの対策3つ

「一度カビの発生を抑えても、そもそもカビが生えやすい土壌や周囲の環境だと繰り返し出てきてしまいます」。そう言って、そーやん師匠が挙げた対策は3つ。

①周囲の環境を変える
②土を変える
③様々な農薬を試す

①については、ベランダなので限界があるものの、まだ工夫の余地があるのかもしれません。プランターの中の土が少なくて根本の風通しが悪そうとか、木や竹の支柱はカビやすいとか、分かっていれば避けられたポイントもありました。

②については、本業の農家さんだって長年研究を重ねていると思われ、一朝一夕に分かるものではないのでしょう。でも、奥深い分野だからこそ大幅なレベルアップが期待できそうです。

③についても、きっとたくさんの種類があるのでしょうが、いろいろ試してもキリがないし、ベランダ菜園の規模で、しかも初心者が最初にとりかかるべき分野ではない感じがします。

そしてキュウリを見送った

また、師匠は「特にキュウリなどのウリ科の野菜はカビやすいので、その場所の環境に適していなかったのかも。土を変えてみたりして、どうしてもダメならキュウリではない野菜を選んだらどうか」とも言います。

「これを育てる。そのためにどう対策をするか」と決めてかかるのではなく、育つものを育てればいいというのです。そして病気になってしまったら諦めて別の方法や野菜を試せばいい、と。

なーんだ、諦めてもいいのか。

師匠の言葉にすっかり気が楽になってしまいました。“枯れ専”だからこそ、今度こそ枯らすまいと肩に力が入っていたようです。

しかし、ベランダ菜園も自然の一部だと考えれば、種がうまく育つこともあれば、枯れてしまうこともあるのは当然。何をするにしても最初からうまくいくとも限らない。ひとつ経験を重ねることができたと考えればいいのです。

というわけで、ここは一旦“リセット”です。

7月上旬。病気になったキュウリを前にジタバタするのはもうやめて、それでも毎日気にかけながら、静かに見送りました。

実がならなかったのは悲しいが、いろいろ教えてもらった


 

待ちに待ったミニトマトの収穫

レタスと合わせて100%自家製サラダに

そんなキュウリとうどん粉病と格闘する日々の合間に、ミニトマトの実をいよいよ収穫することにしました。その時点で成っていた実は13個。そのうち、赤くなった3個を採ります。

真っ赤に実ったミニトマトを収穫する

ついでにレタスの葉も刈って、一人前のサラダができるくらいの収穫になりました。普段はサラダの緑になかなか手が伸びない長女も、自分で収穫したとなると話は別。「なにこれ、うまっ!ちょっとドレッシングかける前に食べてみてよ」と興奮気味にたいらげました。自家製ミニトマトは、最初の実だからか、とにかく甘くて濃い味でした。

ミニトマトは初めての収穫。誤って青い実も一つとれてしまった

揚げナスと合わせて、おかずの一品に

それから数週間したある日、再び赤く実ったミニトマトを収穫しました。今度は数がそろうのを少し待って9個の収穫になりました。

数がそろうのを少し待って9個の収穫になった

このときは揚げナスとモツァレラチーズ、それにバジルを加えてオリーブオイルで和えてサラダに。他の野菜を足すことでおかずの一品にカウントできる量になりました。ただ、真っ赤になったミニトマトのいくつかは熟れすぎた食感。一度にちょうどいい量の実を収穫するのは簡単ではないと感じました。

揚げナスやモツァレラチーズを合わせたサラダにした


 

ベランダ菜園でも栽培環境が肝になる

必要な時に必要な量を確保できないという課題が残ったとはいえ、やはり成果が得られるのは嬉しいもの。ミニトマトの収穫がないままキュウリの病気と闘っていたら、きっと心が折れていたことでしょう。

同じ環境でも、枯れる野菜もあれば実る野菜もある。野菜を育てるにはそれぞれに適した栽培環境があるとよく言われますが、その一端を見た気がします。キュウリが枯れた原因を栽培環境だけに求めることはできませんが、少なくともミニトマトはそれなりに適応したのです。

我が菜園の環境に適していて、しかも世話下手な主の下でもたくましく育つ、そんな野菜もきっとあるはず。図々しく開き直って、まだ見ぬ野菜との出会いに思いを寄せることにします。

プランターをまっさらな状態に戻した。次は何の野菜を植えようか


 

◆キュウリは枯れたが、ミニトマトは残った。次回、留守中の水やり対策について考えます。
 

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