第3回 クラウドファンディングの基本的なセッティングの決め方

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第3回 クラウドファンディングの基本的なセッティングの決め方

連載企画:クラウドファンディングの仕組みを解説

第3回 クラウドファンディングの基本的なセッティングの決め方

最終更新日:2018年11月05日

農業に関わる人のクラウドファンディングの使い方をご紹介するこの連載。第3回では、クラウドファンディングを行う人が必ず決める必要がある基本的なセッティングの決め方をご紹介します。

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目標金額、募集期間、募集方式が基本のセッティング

クラウドファンディングの基本をお話しした第1回でご紹介したように、クラウドファンディングの基本的なルールは、目標金額、募集期間を決めてその期間中に目標金額を達成することを目指すことです。そして、それには大きく分けて2通りの募集方式(後述)があります。

実際のクラウドファンディングのページを見てみましょう。

 
これがクラウドファンディングのプロジェクトです。目標金額、募集期間が書かれています。ここで紹介しているのは、この記事が掲載されているマイナビ農業がサポートしているクラウドファンディング「マイナビ農業クラマル」のプロジェクトです。マイナビ農業クラマルでは目標金額に万が一達成しなくても金額を手にすることができる「実行確約型」と、目標金額に達成しなかった場合はプロジェクトの実行もお金の支払いも行われない「目標達成型」を用意しています。プロジェクトをクリックして実際のページを表示すると、各プロジェクトページの目標金額の下に募集形式が書かれており、確認することができます。

それでは、これらを決める方法を順番にご紹介していきましょう。

クラウドファンディングの目標金額の決め方

クラウドファンディング

実行確約型の場合

まずは、実行確約型でクラウドファンディングを行う場合の目標金額の決め方をご紹介します。実行確約型では、目標金額を達成しなくてもお金が手に入るため、目標金額を緻密に計算する必要はありません。また、目標金額に達した後も募集期間の間はお金を集めることができるので、高すぎる目標金額を設定する必要もありません。

実行確約型のクラウドファンディングの場合は、自分のプロジェクトで用意するお返しから目標金額を決めるのが私のおすすめです。

例えば、1万円のお返しを在庫100個で用意するとします。1万円のあなたの商品を何人くらいが買ってくれそうでしょうか。見当もつかない場合は、FacebookやTwitterで「こんなプロジェクトを考えているけど、支援してくれる人はいる?」と聞いてみましょう。コメントや「いいね!」で反応してくれた数の半数を支援の見込みとして考えることができます。
例えば、1万円の支援に反応してくれた人が100人いれば、あなたの適正な目標金額は50万円です。

目標達成型の場合

目標達成型(オールオアナッシング型)のクラウドファンディングの場合は、目標金額は緻密に、シビアに考える必要があります。なぜならその目標金額を達成できなければプロジェクトを実行することもお返しを送ることもできないからです。この時は、プロジェクトを行うために必要な最低金額から目標金額を決めるのがおすすめです。
例えば、50万円ないとできないプロジェクトのクラウドファンディングの場合は、50万円にお返しの原価と手数料を足した金額があなたの目標金額です。原価のなかには発送費用も含まれるので注意が必要です。

クラウドファンディングの募集期間の決め方

クラウドファンディング

クラウドファンディングの募集期間でオススメを聞かれたら、私はまず「45日間」と答えることにしています。本当は1カ月くらいがちょうど良いのですが、初めてのクラウドファンディングでは予想外のことが起きたり、慣れないプロモーションなどでプロジェクトを始めた後に準備不足に気づくことも少なくないからです。プロジェクトが順調に運営できるようになるまで2週間ほどの余裕をみて、完璧な状態で支援を1カ月募ることができるのが45日間です。

もしも、イベントのためにクラウドファンディングを行う場合や、商品が発売される日付が決まっているなどプロジェクトに締め切りがある場合は、それまでの日数をクラウドファンディングの期間とします。しかし、2週間を切ってしまう場合はクラウドファンディングの趣旨を考え直すことをオススメします。

募集期間の間には、誕生日やプロジェクトに関わる記念日、イベントの開催日などが含まれているとラッキーです。それをきっかけにSNSなどで支援を呼びかけてプロジェクトを盛り上げることができます。

クラウドファンディングの募集方式の決め方

クラウドファンディング

これまでにも少しずつ触れてきましたが、募集方式にはクラウドファンディングのサイトにもよりますが「実施確定型」と「オールオアナッシング型」を用意しているサイトがほとんどです。もう一度、それぞれの型の特徴をおさらいしておきましょう。

実施確定型

特徴
募集期間中に目標金額に達しなくても、集まったお金を手にすることができます。プロジェクトは集まった金額に関わらず必ず実行し、お返しを送る必要があります。目標金額を超えた場合も募集期間中はお金を集めつづけることができます。

適したプロジェクト
実施確定型に適したプロジェクトは、お金が集まる、集まらないに関わらずプロジェクトを行うことが決まっている場合です。例えば、もう商品を出すことは決まっているがその前に商品を宣伝したい場合や、事前に購入してくれる人を募りたい場合などに実施確定型は適しています。少しでもお金が集まったら手に入れたいという場合も、こちらの実施確定型を使いましょう。

オールオアナッシング型

特徴
目標達成型ともいい、募集期間中に目標金額に達しなかった場合は集まったお金を手にすることができません。お金が集まらなかった場合は、返金はクラウドファンディングのサイトを通して行われるのであなたが返金作業をする必要はありません。プロジェクトやお返しを実行する必要はありません。目標金額を超えた場合も募集期間中はお金を集めつづけることができます。

適したプロジェクト
オールオアナッシング型に適したプロジェクトは、お金が集まらなかった場合はプロジェクトを行いたくない場合です。こう言うと消極的に聞こえるかもしれませんが、オールオアナッシングはその覚悟が伝わり、最後の最後で支援が伸びる可能性も高い募集方式です。まとまったお金が集まった場合のみ商品を作りたい場合や、○○円以上の元手がないと商品開発ができない、しない、という場合はこのオールオアナッシング型を使いましょう。

クラウドファンディングのサイトによっては、どちらかの方式しかなかったり、選んだ方式によって手数料などの実施条件が変わるプラットフォームもあるので、プロジェクトを実施する時はサイトの利用規約などを調べてみましょう。

基本のセッティングは定石どおりに

クラウドファンディングを行う時、自分らしいプロジェクトを行うのはとても大切なことです。どこかで見たことのあるプロジェクトよりもあなたらしさが伝わることでたくさんの人が支援してくれるでしょう。しかし、基本のセッティングにはこれまで掲載されてきたいくつものプロジェクトの成功パターンによる傾向があります。個性を出すのはプロジェクトの本文や画像などにとっておいて、基本のセッティングは定石どおりに行いましょう。

 
写真:出川 光

>> 第4回 クラウドファンディングを行う時は、ぜひチームを組んで

【クラウドファンディングの仕組みを解説】シリーズ一覧はこちら!

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