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発芽しないのはなぜ?注意すべき7つのポイント【畑は小さな大自然vol.13】

連載企画:畑は小さな大自然

発芽しないのはなぜ?注意すべき7つのポイント【畑は小さな大自然vol.13】

最終更新日:2018年10月18日

こんにちは、暮らしの畑屋そーやんです。秋に入り、種まきを始めた方もいらっしゃると思いますが、なぜかうまく発芽しない時ってありますよね。どのくらいまで待てば良いのか、すぐにまき直した方が良いのか、どこが悪かったのか。そんなやきもきした経験をお持ちの方も多いはず。なかなかはっきりとした原因は見つけにくいものですが、特に注意すべきポイントを7つ挙げてみました。種がうまく発芽しない時や種まきするときの参考に、ぜひお読みください!

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種が発芽しない時はどれくらい待てば良い?

野菜の種をまくと、いつ芽が出るか気になって仕方がないですよね。ネットの情報や本に書いてある通りの時期に芽が出てこないと、不安になってしまうもの。
では、いつまで待てばよいのでしょうか。

平均的な発芽までの日数は、野菜の種類や気温によって変わりますが、基本的にはどの野菜も3〜7日の間に発芽します。稀に10〜14日経ってから発芽する場合もありますが、それ以上かかる場合はまき直した方が良いでしょう。待ち過ぎると種まきのちょうど良い時期を逃す場合もありますので、その場合は早めに見切りをつけてまき直しましょう。

種が発芽しない7つの原因

種が発芽しない理由には様々な要因が考えられますが、ここでは野菜づくり初心者の方には特に覚えてもらいたい7つの原因をご紹介します。

1)水切れ(中途半端な水やり)

まず発芽するときに水分が必要だということは皆さんご存知だと思います。一度種が水分を含むと発芽スイッチが入ります。スイッチが入ってからしばらくは、土の中に十分な水分がないと途中で枯れてしまいます。特に小さいプランターの場合は水切れが早いので注意が必要です。発芽までは直射日光には当てる必要がないので、日陰の風あたりが強くないような場所に置いて、土の乾燥を防ぎましょう。

畑に水やりはしない方が良い!?」の記事で書いていますが、畑では種まきの時も水やりはしない方が良いです。よっぽど雨が2〜3週間も降らない時をのぞいて、発芽の時に必要な水分は雨に任せましょう。雨のように大量の水分が一度に降る場合は、発芽スイッチが入ってから、根付くまでしっかり水分が保たれるのですが、人為的な水やりの量はたかが知れているので、きちんと根付くまでの水分を確保しにくいのです。もしどうしても水やりを行いたい場合は、しっかりと深くまで水が染み込むまでやりましょう。

2)水のやりすぎ

これはプランターで起こりやすいのですが、水をやり過ぎることで逆に発芽しない原因になる場合があります。土に水分が多過ぎると、種が十分に呼吸できないためです。一度たっぷり水をかけたあとは、土が乾燥しない限りそのままにしていた方が良いです。

3)土を被せ過ぎている

土のかぶせ過ぎで発芽しない理由は主に2つあります。まずは先ほどと同様に土をかぶせ過ぎることで、種が呼吸しにくくなるということ。もう一つは野菜の種類によっては、発芽する時に光が必要なタイプがあるためです。この性質を持つタイプを好光性種子と言い、人参、カブ、小松菜、水菜、レタス、イチゴ、シソ、バジルなどがこのタイプにあたります。かぶせる土は0.5cm〜1cmほどの厚さにしておきましょう。

4)土が被っていない

逆に光を嫌うタイプの種子があります。代表的なのが大根、ナス、ピーマン、トマト、かぼちゃ、きゅうり、ねぎなどがこのタイプです。実がなる野菜にこのタイプが多いですよね。自然界だとその実が熟して、下に落ちてその中から発芽することを考えると、確かに発芽する時に光はあたらなさそうなので納得です。このタイプの種子は2cmくらい土を被せましょう。

5)種子の寿命が過ぎている

種子は自分が発芽できる環境に置かれるまで、最低限のエネルギーだけを使って生きています。しかし、やはり他の生き物と同様に、寿命がくるとエネルギーを使いはたして、発芽しなくなります。その寿命は野菜の種類によっても異なりますし、保存環境などによっても変わってきます。基本的には高温多湿を避けて、冷蔵庫などで保存すると寿命が縮まずにすみます。基本的に売られている種子は、採取してからすでに1年以上経っているものも多いと言われていますので、その分を考慮して使い切りましょう。

長命種子(5年以上):トマト、ナス、スイカなど
常命種子(3〜4年):大根、きゅうり、かぼちゃ、ごぶ、レタス、インゲンなど
短命種子(1〜2年):ねぎ、玉ねぎ、人参、落花生など

6)土に問題がある

土の中の肥料成分が濃すぎたり、アンモニア臭かったりカビ臭いような未熟な堆肥を使うと種子が発芽できない場合があります。肥料の入れ過ぎには注意するのと、未熟な堆肥は使わないようにしましょう。使う場合は、土に混ぜて2〜3週間してから種まきや植え付けを行いましょう。

7)地温が低過ぎる、高過ぎる

種子には発芽適温というものがあり、適した地温(土の温度)でないと発芽しません。特にプランターの場合は地温が変化しやすいので、注意しましょう。以下は発芽適温の目安ですので、参考にしてみてください。

20〜30度 トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、カボチャ、生姜、サツマイモなど
15〜25度 ホウレンソウ、レタス、エンドウ、ソラマメ、ネギ、春菊、人参、じゃがいもなど

今回は、発芽に関する7つのポイントをお伝えしました。種まきの段階でこの7つを意識して、発芽の環境を整えておきましょう。

イラスト:橋口創也

 

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