地下で広がる厄介な雑草
チガヤはイネ科の雑草で、イネのように平均的に40〜60cmほどの細長い葉がツンツンと立つのが特徴で,田畑の土手などによく生えています。5〜6月になると尻尾のような白い穂がつくのでより見分けやすくなります。
種による繁殖だけでなく、地下茎と呼ばれる根のような器官を地中に伸ばし、広がった先でまた芽を出すというような繁殖の仕方をしていきます。芝生のようなイメージをしてもらえればわかりやすいかもしれません。この地下茎を持っているため、地上部の葉っぱを刈っても、地下茎が残っていればまた芽が出てきます。
多年草で、冬の間も葉が枯れることはあっても、地下茎は枯れないため生き残り続けます。またこの地下茎からは他の植物を生えにくくするような化学物質が出ているため、他の雑草を押しのけてそのテリトリーを広げていきます。
昔はあえてチガヤを育てていた?

気温が低くなると赤みを帯びてくる