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SNSで大注目!建築のプロ集団が『テント畜舎』で畜産の課題を解決!

SNSで大注目!建築のプロ集団が『テント畜舎』で畜産の課題を解決!

世界遺産「石見銀山」など歴史ある町並みを有し、豊かな自然に恵まれた島根県大田市。松本陽一さんと龍造寺知子さんは、この地で2019年から黒毛和牛の繁殖を手掛けています。2022年、育成牛舎の新設にあたり、屋根にテント素材を用いる『テント畜舎』を導入しました。建築を手がけたのは、山口産業株式会社(本社:佐賀県多久市)。既存の畜舎が持つさまざまな課題を解決する『テント畜舎』は、畜産業界で大きな注目を集めています。

テント建築のノウハウを活かし、
畜産業に貢献するプロジェクトが始動

山口産業は、倉庫やスポーツ施設などに利用される、骨組みに膜状のテント素材を張る「膜構造建築」の製造・施工を行う企業です。1972年の創業以来、産業用や建築用のほか、医療用仮設テントや膜の力を利用した遊具など、さまざまな製品を生み出しています。
「テントで牛舎が作れないか」。6年ほど前、岩手県の酪農家から山口産業に相談が持ちかけられました。畜産分野は未経験。担当した西日本営業部部長の富永健二さんは、予算・納期・耐雪性・レイアウトなどの打ち合わせを重ね、初のテント牛舎を完成させました。山口産業のノウハウを生かせば畜産業にも貢献できる。その確信により『テント畜舎プロジェクト』が立ち上がりました。

『テント畜舎』が解決する従来型牛舎の課題

山口産業株式会社西日本営業部部長の富永健二さん

屋根に鋼板やスレートが用いられる従来型の牛舎は、「建築コストが高い」「牛舎内が暗い」「建物内部に柱が多い」などの課題がありました。また、ビニールハウスを用いる簡易的な工法は、コストは抑えられますが、建築確認申請の手続きが行えず、自治体などの補助事業を活用できません。「こうした課題の解決には、まさに『テント畜舎』がおすすめです」と富永さんは答えます。

「テント畜舎」の特徴

低コストかつ短納期
屋根に軽量なテント素材を用いることで、建物を支える鉄骨量の削減に成功。施工条件にもよりますが、従来工法の半分近くにコストを抑えることが可能です。工場で事前に製作した部材を現場で組み立てるので、設置コストが削減でき、納期も大幅に短縮することができます。

「ウインチの位置を変更できないかな」松本さんの依頼に応えるため、『テント畜舎』の施工状況を確認する富永さん

自由なレイアウトで広い空間を確保
全ての製品を受注後に製作するオーダーメイド方式を採用。屋根に軽量なテント素材を用いることで中柱を省くことができ、広い空間の確保が可能です。大型機械の搬入もスムーズ。建物の広さや高さなど、設置環境に応じた要望に、柔軟に対応できます。

牛舎内は明るく保たれており、安全に作業できる環境が確保されています

高い透光性
紫外線をカットし可視光線を透過するテント素材により、牛舎内を明るく保つことができます。照明コストを下げ、牛のストレス緩和や作業の安全性向上効果も期待できます。
設計は同社の一級建築士が行います。建築確認申請の代行業務にも対応し、各種補助事業の活用をサポートします。

風通しもよく、糞などの臭いはほとんど気になりません

内部の明るさや工期の短さに感動!
満足度の高い使用感

松本さん(右)とパートナーの龍造寺さん(左)

松本さんが『テント畜舎』に関心を持ったきっかけは、山口産業のSNSでした。大田市で畜産業を始める前から富永さんと打ち合わせを重ね、2022年に育成牛用の牛舎(190平方メートル)を完成させました。「事前の説明通りの使用感に満足しています」と松本さん。「これまでの牛舎に比べて、内部がとても明るいので驚いています。また、側面のテント素材を巻き上げると風通しがよくなるので、換気用の送風機を設置する必要がないですね」。
短い工期も驚きだったそう。「工事日数が延びると、別の牛舎に移された牛にストレスがかかります。うちの『テント畜舎』は3~4日で完成したので助かりました。また、工事後に釘が残っていると牛が踏んでケガをする心配がありますが、『テント畜舎』は釘をほとんど使わないので安心です」。

見学者からぞくぞくと聞く驚きや高評価の声

「牛舎内が明るいので、事故の危険が少ないのもうれしい」と松本さん

龍造寺さんが完成した『テント畜舎』の様子を動画サイトにアップすると、普段の10倍以上の再生数がありました。近隣だけでなく大分県の酪農家からも見学の問い合わせがあり、注目度の高さを感じています。「『テント畜舎』を見学に来た方は、みなさん“テント素材だけど、しっかりしている。そして明るい”と驚いています。風通しがいいから、暑くないことも喜ばれます」。
テント素材の耐用年数は10~15年程度。雪が滑りやすい屋根なので積雪に強く、強風時には側面を開けることで風を逃がすことができます。「耐用性が高いので、私が牛飼いを辞めるまで、テントは大丈夫じゃないかな。構造材も少ないので、従来工法に比べて廃棄する物も少なくて済むはずです」。

オーダーメイドの柔軟な対応で
畜産業の未来を明るく

明るいところにいる方が健康に育つはずと信じ、愛情を持って牛を育てています

現在、東北、近畿、中国地方など幅広い地域の酪農家が、『テント畜舎』を導入しています。松本さんと龍造寺さんをはじめ、導入した酪農家のみなさんが口コミで『テント畜舎』のメリットを伝えています。「すべてがオーダーメイドなので、相談があれば個別に対応します。立地環境、牛舎の形状、規模などをヒアリングし、最適な『テント畜舎』をご提案します」と富永さん。豚舎や鶏舎にも応用可能。側面に使用するテント素材は、オーシャンブルー、ライムグリーン、アイボリーなど7つのカラーから選べます。
テント素材の持つ柔らかな印象と豊富なカラーや透光性で、畜産業のイメージをより明るく楽しいものに変えていきたい。そして、畜産業が抱える課題を解決したい。富永さんは、広がり始めた『テント畜舎』が、酪農家のみなさんにとって当たり前の選択肢となるよう、SNSやホームページなどを活用しPR活動を続けています。
現状の畜舎に悩みがある方、畜舎の新築を検討中の方は、ぜひ気軽にご相談ください。

【第4回 国際 畜産資材EXPO】に出展予定です。

【取材協力】
松本牧場(島根県大田市)

松本牧場YouTubeチャンネルにて『テント畜舎』を紹介中!



テント畜舎【Membryの膜構造畜舎】特設ページ
Membry = 最高品質のテントブランド
山口産業は、膜構造の提案・製造を通して、幅広い事業領域で課題解決に取り組みます。

【問い合わせ】
山口産業株式会社
https://membry.jp/
本社
〒846-0031
佐賀県多久市多久町3555-120
TEL:0952-74-2525(代表)
FAX:0952-74-2527

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