ゆで卵などを扱う子会社のキユーピータマゴで、来年にも規格外品の販売を開始することを検討している。品質には問題がないものの、納入時に端数となって余ったり、商品を入れた段ボール箱が破損したりしたものを、これまでは外部業者に委託して肥料や飼料に加工し直していた。
大手食品会社で規格外品の販売を実施するのは珍しいという。消費者にとっては安価で購入できる選択肢が増える可能性がある。国では食品として活用されない場合は廃棄と定義するため、肥料にしている商品もロスとしてカウントされる。
キユーピータマゴは契約農家から届く鮮度の高い卵を原材料として、ゆで卵や厚焼き卵を作り、食品メーカーや外食企業に販売している。工場では、重さや表面の傷だけでなく、ケースに入りきらなかった商品や流通過程で外の段ボール箱が破損しているものも規格外品となる。
品質に問題がなく、ゆで卵の表面に傷や割れがある程度の規格外品は、正規品よりも安価で販売する計画だ。
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キユーピー、フードロス削減へ 規格外ゆで卵販売を検討
ライター:共同通信社
食品大手キユーピーがフードロス削減の強化に乗り出すことが20日、分かった。