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北海道今金町で新規就農を目指す、第1号の地域おこし協力隊を募集!

北海道今金町で新規就農を目指す、第1号の地域おこし協力隊を募集!

北海道南西部、渡島半島の北部にある、約4,000人が暮らす今金町。清流、後志利別川のせせらぎ、広い空を駆け回る鳥たちのさえずりが心地よく感じられ、視界に広がる田園風景に懐かしさを覚える人も多いことでしょう。この古くから農業が盛んな町から、新規就農を目指す「地域おこし協力隊」の募集を開始するというニュースが届きました。豊かな北の大自然と温かな人たちに囲まれながら、農家として第一歩を踏み出す絶好のチャンスです。
同町で新規就農を果たした先輩の声をまじえながら、今金町とその農業の魅力について紹介します。

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大自然に囲まれた町 釣りなどのアクティビティも盛ん

「自然を間近に感じながら暮らしたい人にはぴったりだと思いますよ」(今金町役場 荒川翔太さん)。
渡島半島の内陸部にある今金町は一面に原生林が広がっていた地域。明治時代中期から開拓者たちの努力によって形成されていきました。現在も総面積の約80%が山林となっており、四季の色に染まる山の風景にも心を癒されます。海に面してはいませんが、東に太平洋、西には日本海がそれぞれ車で30分ほどの距離に。町を流れる後志利別川でヤマメ、アユ、ニジマスなどの川釣り、日本海側の隣町、せたな町に足を伸ばせばヒラメ、サケ、ソイなどの海釣りも楽しめます。

後志利別川の清流写真。

後志利別川は全国の一級河川で行われている水質調査で過去二十数度「日本一きれいな川」と認められている

町内の球場では野球が盛んに行われ、体育館では室内競技やトレーニング、海外からも人が訪れるほど雪質に恵まれた山でのスキー、そして温泉など、アクティビティは豊富で盛ん。趣味を通じて、町民同士のコミュニケーションも育まれています。

男爵いもと米の作付が盛んな地域で、急成長している施設栽培の作物

「今金の農業の中心は長く水田と畑作です。その中でも特にじゃがいもは有名で『今金男しゃく』というブランド名で評価されています」(JA田畑さん)。関東方面を中心に多くが出荷されていて、固定ファンも多いそう。寒暖差のある気候、水はけが良く肥沃な土壌によって育まれた男爵いものホクホク食感が人気です。
さらに、北海道米の評価の向上にともなって、ふっくりんこ、ゆめぴりか、ななつぼしといった米も主要作物として成長しました。

町では約30年以上前から兼業としてハウス栽培による作付けも始まり、設備にかかる初期費用もそこまで高額ではなく、収益性が高いことから、現在ではハウス栽培を専業とする農家も増えています。
ここからは実際にミニトマト農家として新規就農を果たした先輩の話を伺ってみましょう。

「自分で経営」の夢を追って、会社員から新規就農の道へ

ミニトマト農家として就農を果たして今年で6年目になる杉林由悠さん(37歳)。
「実家が今金町で米と畑の農家を営んでいます。家は兄が継いで、私は全く別経営の新規就農者となりました」。
関東の大学で農業を学びましたが、卒業後、就職したのは全く畑違いの分野。広告営業やIT系の会社で働いていましたが、農業への思いが高まり、地元での就農を決意しました。

杉林さんの写真

「いつかは地元に戻りたい、そして経営者になりたい」という思いを強く持っていたという杉林さん

取り組んだのは、町が新規就農者に推奨し、今回の募集分野でもあるミニトマト。杉林さんも先輩農家の下でみっちり修行を積んだそうです。
「親の仕事を手伝ったことはありますが、施設野菜は未経験。暑さには少し苦労しましたね。ミニトマトは初年度から収益が得られる作物なのでイチから取り組むのに向いていました。農業経営は商売ですから儲からないと話になりませんからね」。
初年度はハウス4棟でスタート。現在はアスパラガスにも取り組み始め、全12棟にまで規模を拡大しています。普段は夫婦2人だけで作業を行い、収穫など多忙の際にだけパートをお願いするスタイルです。

坪あたりの収量が町内で5本の指に入ると言われる杉林さん。「工夫は色々としていますが、手間を惜しまないことが一番大事。作業に追われるのではなく、前倒しを心掛けています」。
未経験の新規就農でも努力次第で成功できることを杉林さんは実証しているのです。

良い物を作る!に特化できる「利益」をもたらす協力体制

札幌で会社員をしていた時代に結婚したため、故郷で農業を始めるにあたっては家族の説得も必要でした。
「資料を作ってプレゼンテーションをしましたよ。妻の理解を得られないと始まりませんからね。予定していた以上のスピードで棟数が増えていますが、なんとか助けてもらっています」3月からハウス作りを行い、アスパラ、そしてミニトマトの栽培・収穫が終わるのが10月。冬季間は過去の経験を生かし「パソコンを使ってお小遣い稼ぎをしています(笑)」
同町は農業だけで生計が成り立つケースがほとんどですが、余暇を利用して冬は除雪関係の仕事を行う人も多いそうです。

町やJAの担当者と会話する杉林さん

出口戦略は確保できるため、生産に集中することができる環境が魅力

JAの協力体制が心強いとも杉林さんは話してくれました。「今金のミニトマトやアスパラの市場評価は結構高いと思います。それはJAさんがしっかりと魅力を伝えて売り込んでくれているから。利益が出ないなら頑張る意味がないですからね」。
ネットでの直接販売も行っているそうですが、JA出荷の方が作業効率を考えると割が良いと感じているそうです。良い作物を作ることに注力しやすい環境は新規就農者にとってもありがたいことと言えるでしょう。
「今金は住み良い町。自然が豊かでどこもかしこも公園みたいです。子供も毎日のびのびと過ごしています」。杉林さんも自分たちと同様に若い世代が移住、就農してくれることを願っています。

町の農業の希望に!まずは2週間のインターンを。

では、今金町の地域おこし協力隊募集について紹介しましょう。主な募集条件は以下のようになります。

募集条件

①三大都市圏および都市地域等に住民票を有する方
②18歳以上45歳以下の方(高校生を除く)
③地域おこし活動に意欲と情熱がある方
(他の条件・待遇に関して詳細は問合せを)

今金町役場の荒川さん

「ミスマッチを防ぐために、まず『地域おこし協力隊インターン』への参加をお願いしています」と今金町役場の荒川さん

町は、まず「地域おこし協力隊インターン」を活用し、移住・就農に向けた検討を進めてほしいと言います。インターンは実際に同町を訪れ、2週間以上の期間で農業体験や主要施設の見学などを行い、移住・就農へのイメージをつかんでもらうためのもの。活動費として1日12,000円/1名が支給されます。
※より短期間の「おためし協力隊」制度もあります

実際に協力隊となってからは、指導農業士に弟子入りをするか、農業法人に勤めて学ぶことになります。「就農には自己資金が必要となるので、協力隊の期間中に貯蓄に励んでいただければと思います」。
「現在町内で営農しているのは約180戸ですが、10年前は260戸でした。JAも町の支援チームと連携して、新規就農が成功するためにサポートは惜しみません。何でもご相談ください」(JA田畑さん)。

高齢化、後継者不足などの問題により離農が増加。営農戸数の減少を背景に、遊休地を作らず既存農家へ農地集約を行っていますが、今後を考えると新たな担い手が求められるのは必然です。

「農業分野での地域おこし協力隊募集は今年が初めてとなります。気になることは何でもお問合せください。パイオニアとなって町の農業をリードしてくれる、意欲のある方をお待ちしています」。

杉林さんと町やJA担当者の皆さん

【自治体情報】
今金町役場 農林振興課 農政畜産グループ
北海道瀬棚郡今金町字今金48-1
電話:0137-82-0111

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