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オニノゲシの効果的な駆除方法とは。ノゲシ、アキノノゲシとの違いや、発生原因・予防対策を解説

オニノゲシの効果的な駆除方法とは。ノゲシ、アキノノゲシとの違いや、発生原因・予防対策を解説

庭や家庭菜園にいつの間にか生え、鋭いトゲで触る人を悩ませるオニノゲシ。繁殖力が非常に強く、一度発生するとあっという間に広がってしまうため、早期の対処が欠かせません。本記事では、オニノゲシの特徴や、類似種であるノゲシやアキノノゲシとの違い、具体的な駆除方法と予防対策について詳しく解説します。

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オニノゲシとはどんな雑草?

オニノゲシ(鬼野芥子)は、「鬼」名の通り荒々しいトゲを持つキク科ノゲシ属の一年草または二年草です。ヨーロッパおよび西アジア原産の帰化植物で、明治時代に日本国内へと渡来し、全国に広がりました。

オニノゲシの特徴

草丈は50センチから1メートルほどに成長します。茎は太くてがっしりとして見えますが、内部は空洞で、棒などで叩くとポキリと折れます。
最大の特徴は、濃い緑色で厚みと光沢がある葉です。葉の縁は深く切れ込んでおり、触ると痛いほど鋭く硬いトゲが多数並んでいます。葉の裏側を見ると主脈がはっきりと裏面に飛び出ており、葉の基部は丸く耳状に巻き上がるようにして茎を抱き込んでいます。4~11月の間、直径2センチほどの黄色いタンポポに似た花を咲かせます。

オニノゲシの発生原因と広がり方

オニノゲシが庭に発生する主な原因は、風によって運ばれる種子です。タンポポのような白い綿毛をつけ、風に乗って広範囲に種を散布します。さらに、ノゲシは乾燥した土壌やアスファルトの隙間、未整備の硬い土の上でも発芽して定着します。道路工事や畑の整備を行った翌春、真っ先に進出してくる植物です。

オニノゲシが発生しやすい場所

日当たりがよく、適度に開けた場所を好むため、道路脇や空き地、線路沿い、畑の畝の間、そして手入れの行き届いていない庭先などでよく見かけます。過酷な環境であっても、種が落ちれば発芽してしまいます。

オニノゲシとノゲシ、アキノノゲシの違いと見分け方

オニノゲシには、よく似た見た目や名前の雑草が存在します。本記事では、同じキク科のノゲシとアキノノゲシを紹介します。

ノゲシとの違い

ノゲシ(野芥子)はオニノゲシと同じキク科ノゲシ属の植物で、オニノゲシとは交雑するほど種として近いです。ノゲシも古い時代に中国を経由して渡来したとされる史前帰化植物で、オニノゲシとほぼ同じ場所に生育します。

オニノゲシとノゲシの違いは「葉」です。オニノゲシの葉には厚みと光沢があり、トゲが痛いのに対し、ノゲシの葉は柔らかくて光沢がなく、縁のギザギザを触っても痛くありません。
また、オニノゲシの葉は丸く耳状に巻き込んで茎を抱いていますが、ノゲシの葉の基部は尖った三角形になって茎を抱く、という違いがあります。

アキノノゲシとの違い

アキノノゲシ(秋の野芥子)は、その名の通り主に秋に花を咲かせるキク科アキノノゲシ属の植物です。オニノゲシが4〜11月頃に花を咲かせるのに対し、アキノノゲシは8〜12月頃花を咲かせます。

ノゲシとアキノノゲシの違いは、「花」と「葉」と「草丈」です。
オニノゲシの花ははっきりした黄色ですが、アキノノゲシの花は淡い黄色で、個体差や光の当たり方によっては、白っぽく見えることもあります。また、アキノノゲシの方が1株当たり多くの花をつけます。
アキノノゲシの葉の形は細長く、葉のふちの切れ込みが少なく、トゲがありません。草丈は2メートル近くなることもあり、花姿は同じキク科のヒメムカシヨモギにも似ています。

駆除方法は同じなので、見分けられなくても大丈夫

外見上の細かな違いはあるものの、分類学的に近い仲間であり生態も似ているので、効果的な駆除方法や使用する薬剤の種類、駆除のタイミングはおおむね同じです。そのため、どの雑草か特定できなくても大きな問題はありません。

オニノゲシの駆除方法

オニノゲシは種をつけると爆発的に広がるため、見つけたら早め早めの対処がおすすめです。成長段階や周囲の環境に合わせて、最適な駆除方法を選びましょう。

手で抜き取る

数が少ない場合や、まだ株が小さい時期であれば、手で引き抜くのが最も安全で確実です。ただし、オニノゲシには非常に鋭いトゲがあるため、素手で触ると怪我をします。作業の際は、必ず厚手のガーデニング用手袋や革製の手袋を着用してください。軍手は貫通することもあるので、要注意です。

抜き取るのは雨が降った翌日など、土が柔らかくなっているタイミングがおすすめです。抜く際は茎の根元をしっかりと持ち、真上に引き上げるようにして根ごと抜き取ります。根が残るとそこから再生することがあるため、できるだけ途中で千切れないように注意しましょう。

刈り取った後、根を掘り起こす

大きく成長している場合、根ごと抜き取るのは困難です。その場合は、まず鎌や草刈り機などで地上部を刈り取った後、シャベルなどで根を掘り起こしましょう。オニノゲシの茎は簡単に折ることができるので、数が少なければ折って回収しても構いません。
根を掘り上げる際は、根の周りの土を少しほぐしてから持ち上げるようにすると、きれいに回収しやすくなります。

除草剤を使用する

手作業や刈り取りでは追いつかない広い面積に生えている場合や、作業時間を短くしたい、もしくは確実に枯らしたい場合には除草剤を活用しましょう。適切な薬剤を選び、ラベルに記載された使用方法を守って散布してください。

オニノゲシの駆除におすすめの除草剤

除草剤を効果的に使用するためには、オニノゲシの成長段階に合わせた使い分けが重要です。発生時期や状況に応じたおすすめの薬剤選定と使用時の注意点について解説します。

すでに生えているオニノゲシに効果的な除草剤

今生えているオニノゲシを枯らしたい場合は、成分が根まで移行して植物全体を枯らす「非選択性茎葉処理剤(ラウンドアップマックスロード、サンフーロンなど)」を使用します。葉や茎に直接散布することで、高い防除効果が期待できます。
密生地でうまく散布できない場合は、地上部を刈ってからの散布がおすすめです。

生える前のオニノゲシに効果的な除草剤

オニノゲシを発生させたくない場所には、「土壌処理剤(粒剤タイプ)」が有効です。これをオニノゲシが芽吹く前のタイミングであらかじめ散布しておくことで、土の中に残っている種子が発芽するのを防ぎ、長期間にわたってきれいな状態を維持できます。

除草剤を使用する際の注意点

除草剤を使用する際は、ラベルに記載の注意事項を守ることが重要です。散布時はマスクや手袋、長袖を着用し、風や雨で薬剤が周囲に流れないよう注意しましょう。畑や家庭菜園の近くで使用する場合は農薬登録がされた除草剤を選び、適用条件を必ず確認してください。

オニノゲシの効果的な予防対策

オニノゲシは一度駆除しても、周辺から種が飛んできたり土の中に種が残っていたりすると、再び発生します。駆除しきるには、再発生を未然に防ぐ予防対策が最も重要です。

開花前に駆除して種を飛散させない

最も重要な再発防止策は、オニノゲシが花を咲かせる前に駆除することです。黄色い花が咲き終わると、すぐに白い綿毛ができ、風で種が散らばってしまいます。まだ株が小さく、花が咲く前の段階で抜き取る習慣をつけましょう。

周辺の除草を定期的に行う

自分の敷地内だけでなく、敷地に隣接する道路際や境界線もこまめにチェックしましょう。周辺でオニノゲシが育つのを放置していると、そこから種が飛んできます。花が咲く前に対処し、種を実らせない、飛ばさせない環境づくりを行うことが最大の予防策になります。

防草シートやマルチング材、グラウンドカバープランツなどで地表を覆う

オニノゲシの種子は、日光を浴びることで発芽が促進される性質があります。そのため、土壌を露出させず、光を遮断することが予防になります。植物を植えないエリアには遮光性の高い「防草シート」を敷き、その上に砂利やバークチップを重ねることで、見た目を損ねず発芽対策ができます。
また、芝やクラピア、タイムなどのグランドカバープランツを植えて地表を覆いつくすことで、オニノゲシが入り込む隙間をなくし、繁殖を阻害できます。

オニノゲシの駆除に関するよくある質問

Q. オニノゲシは人体に害がありますか?

オニノゲシ自体に毒性はありません。しかし、葉のトゲが非常に硬く鋭いため、素手で触れると怪我をすることがあります。

Q. 駆除に最適な時期はいつですか?

オニノゲシの駆除に最も適している時期は、3~4月頃、あるいは9~10月頃です。この時期は根の張りがまだ浅く、葉のトゲも比較的柔らかいため、手作業による抜き取りも楽に行えます。大株に育ってしまったものはトゲが非常に硬くなり、引き抜くのにも大きな労力を伴うため、成長初期を狙うのがおすすめです。

抜いたオニノゲシの処分方法は?

抜き取ったオニノゲシはそのまま地面に放置せず、可燃ゴミとして処分しましょう。すでに花が咲いている状態のオニノゲシを抜いて放置すると、刈り取られた後でも種子が成熟して綿毛を飛ばすことがあります。
駆除した株はルールに従って処分してください。

オニノゲシの生態を理解し、適切な時期に駆除・予防しよう

オニノゲシは繁殖力が強く、放置すると瞬く間に広がってしまう手ごわい雑草です。しかし、「種子ができる前に処理する」という鉄則を守れば減らしていくことが可能です。手作業と除草剤を使い分けて見つけ次第取り除き、芽吹きにくい土壌を作ることで、オニノゲシが生えない環境を目指しましょう。

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