【健康をめざす家庭の薬膳】滋養に良く肌にうれしい働きがある キクラゲの薬膳調理

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【健康をめざす家庭の薬膳】滋養に良く肌にうれしい働きがある キクラゲの薬膳調理

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【健康をめざす家庭の薬膳】滋養に良く肌にうれしい働きがある キクラゲの薬膳調理
最終更新日:2019年09月09日

キクラゲはキノコの一種なのに、「クラゲ」の名前がついている不思議な食材です。中国では古くから滋養に良く、肌に良いと言われている食材です。特に乾燥させた白キクラゲは珍重されています。今回の記事では、薬膳や東洋医学の観点からみた働きやキクラゲの種類、おかずだけでなく体調管理のための薬膳レシピなどを紹介します。

キクラゲの紹介

キクラゲ

キクラゲは樹木、特にクワの木によく生えるキノコの一種です。薬膳では五気「平」、五味は「甘」に分類されます。漢名は木耳(モクジ)で、別名はミミタケと呼ばれています。形が耳に似ていることから木耳の名が付けられました。

クワやソウジの木に生えるものを「桑耳」、エンジュ、カイジの木に生えるものを「槐耳」など、生える木によって種類が細かく分けられています。

乾燥すると白色になり、「白木耳」や「銀耳」と呼ばれ中国では珍重されます。特に四川省産のものは滋養に良く、肌に良いとされ現地では人気です。

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キクラゲの効果

キクラゲ

キクラゲは美容など、女性にうれしい働きがあると言われています。

また古来より中国ではキクラゲに含まれるネバネバした成分を膠質(こうしつ)といって大切にし、滋養に良いとされていました。さらに、乾燥肌に潤いを与えツヤツヤの肌にしてくれる働きがあるとしてよく使用されています。

キクラゲの選び方

キクラゲは全体が大きくて光沢があり、肉厚なものを選びましょう。味自体は淡白な味わいですが、歯ざわりがよく、様々な料理と相性はバッチリです。

水でよく洗い、石づきを取り除いたら、肉や魚、野菜などと一緒に料理します。またおかずとしてだけではなく、砂糖と煮たり、ナツメと煎じたりする方法もあります。

白キクラゲの甘酢和え

キクラゲ

薬膳では、「食物にはそれぞれ身体にとって良い働きがある」と考えられています。そのため普段の食事や、なんとなく身体の調子が悪い時に摂取することで症状が改善されると言われています。それではキクラゲのおすすめの調理方法を紹介します。

滋養に良い材料を使った漢方薬膳です。白キクラゲがなければ黒キクラゲでも大丈夫です。

材料(2人分)

・白キクラゲ 10グラム
・クルミ(殻を取ったもの) 30グラム
・キュウリ 5センチ
・セロリ 半分
・ショウガ 1かけ
・クコシ 大さじ1/2
・酒 大さじ1/2
・マツの実 20グラム
・甘酢A(酢 カップ1/2、みりん大さじ2、ハチミツ小さじ1、塩少々)

作り方

1.白キクラゲを水に5~6時間ほど浸けてもどしておきます。石づきを取り除いたら、熱湯に浸けてさらに2時間ほどおきます。7~8倍ほどになるので、小房に分けておきましょう。
2.蒸気の出ている蒸し器に入れて30分ほど蒸し上げます。できたらそのまま冷まします。
3.クルミを熱湯に浸し、竹串で薄皮を取り除いたら豆粒大に砕きます。
4.キュウリ、ニンジン、セロリと薄切り(千切りでも可)にします。ショウガは細かく切って針ショウガにし、水にさらしてから水気をきっておきます。
5.クコシはさっと洗い、酒に浸します。
6.甘酢Aの材料を合わせます。
7.器に水気をきったキクラゲをちぎりながら入れ、野菜類を彩りよく盛ります。そしてマツの実、クコシ、クルミを散らして針ショウガを盛り、甘味をかければできあがりです。

クコシは水洗いしたあと、水気をきって酒やワインに浸けておけばおいしい常備食材となります。またクコシは弱火でやわらかく蒸し煮にしておくとゼリー状になるので料理に使いやすくなります。

キクラゲは美容に良いとされ、便秘改善などうれしい働きのほか、滋養に良く、高血圧の予防や改善など健康でいるには見逃せない働きがあります。薬膳料理は難しいと考えずに、キクラゲを食生活にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

薬膳

参考書籍:『台所薬膳 身近な食べ物135種の薬効を活かす』(万来社)

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