松阪牛やみえの伝統野菜も! ブランド力を強化する三重県の名産品【47都道府県の地域食材】

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松阪牛やみえの伝統野菜も! ブランド力を強化する三重県の名産品【47都道府県の地域食材】

連載企画:47都道府県の地域食材

松阪牛やみえの伝統野菜も! ブランド力を強化する三重県の名産品【47都道府県の地域食材】
最終更新日:2020年03月27日

水産、畜産、農業のバランスが良く、優れた名産品が豊富な三重県。肉や魚、野菜好きが集う、人気のグルメエリアです。誰もが一度は目にしたことがある名産品を多く生産する三重県ですが、まだまだ隠れた名産品も沢山あります。三重県の名産品を、改めてチェックしてみてください。

生産者、業者と二人三脚でブランドを育てる仕組み作り

地域食材

三重県は農産物だけでなく、水産物の産出額が高いエリアです。そのため、三重県独自の名産品をブランド化した、三重ブランドの多くに、水産物がランクインしています。

三重ブランドは、地域経済の発展と優れた名産品のPRと販売促進により、三重県の知名度向上、生産者の意欲向上を目指すことを目的にして作られました。

事業者と県産品を明示することで、責任感とブランド力を増進させる狙いもあります。三重ブランドは、「自然を活かす技術(人と自然の力)」をコンセプトに、5つの基準をクリアすることで認定されます。

1.コンセプト
2.独自性
3.信頼性
4.市場性
5.将来性

認定品目は2014年時点で15品目37業者。審査結果のフィードバックや、認定に満たなかった事業者への、専門家による教育プログラムの提供など、自治体と生産事業者が密にブランド力の育成に励んでいます。

三重ブランドとしてPRしていきたい名産品と、これからニーズが増加していくであろう隠れた名品、それぞれを交えながら、三重県の食材についてまとめてみましょう。

出荷量日本一、伝統野菜・三重なばな

三重県の各所で生産されている三重なばなは、カルシウム、ビタミン、鉄分が豊富で、軽くゆでてさまざまな料理に使用できます。油炒めやお浸しにしてもおいしく、11月から3月下旬を中心に収穫されます。

三重なばなは「みえの伝統野菜」の一つに選定されています。ぜひ、一度は現地で新鮮な三重なばなをご賞味ください。

肉厚でジューシーな伝統ウメ、五ヶ所梅

五ヶ所梅

三重県はウメの生産量が多いことでも有名です。もちろん、名産品として名を連ねる五ヶ所梅は「みえの伝統果実」に認定されています。

主に南伊勢町で栽培され、小梅の中でも粒が大きく肉厚です。皮が柔らかく、梅干しに最適といわれています。

別名「パール小梅」とも呼ばれ、透明感のある果色は食欲をそそります。収穫期は5月から6月ですが、梅干しとして加工することで、長期間おいしく食べられます。
古くから存在する、風情ある名産品の一つです。

三重県の名産品を代表する、松阪牛

松阪牛

松阪市を中心に飼育される黒毛和牛のうち、松阪牛の個体判別システムに登録された個体を、松阪牛と呼びます。実は、松阪牛として登録するには、もう一つの条件があります。それは、未経産の雌牛であること。

丁寧に飼育されることでも有名で、焼酎などを用いたマッサージを施し、食欲を促すことでも知られています。

霜降りは特に絶品といわれ、世界中で高い評価を得ています。食べ方は焼肉やすき焼き、しゃぶしゃぶなど様々ですが、しぐれ煮などの加工も施されます。
今後も生産拡大、販売拡大を目指しています。

三重ブランドの一つに認定されている、あのりふぐ

あのりふぐ

あのりふぐは三重県の名産品の一つ。一定条件を満たした天然トラフグを、ブランド差別化するために呼んでいるものです。

その条件は、安乗(あのり)漁港を中心とした三重外湾漁協組合のなかで、旧志摩の国漁協組合管内で水揚げされる、700グラム以上のトラフグであること。そして、三重ブランド認定店で取り扱うものです。鮮魚や加工品で、あのりふぐと表記できるのは、ごく一部のものだけなのです。

あのりふぐの由来は、伊勢神宮に安乗産トラフグを奉納したことが起源とされています。あのりふぐはてっちり(ふぐのちり鍋)にして食べたり、てっさ(ふぐ刺し)、唐揚げがおいしかったりと評判です。あのりふぐのブランドPRや生産販売促進には、行政だけでなく、漁業関係者や飲食店、旅館、観光関係者を招き、地域活性化に取り組んでいます。

三重県は西日本の米どころ 新たな名産品を目指す、結びの神

結びの神

三重県の米ブランドといえば、コシヒカリが有名ですが、同じく三重県内で栽培されている「結びの神」も注目しておきましょう。炊飯して食すのに適していて、米粒が大きく、ベタつきが少ないため、握り飯や寿司のシャリに最適です。

高品質で、高温に強い三重23号をベースに生産者を限定し、高品質のものだけが結びの神として扱われます。収穫期は8月中旬から9月中旬と、一般的な米と変わらぬ時季です。

三重県のナチュラルウォーター、森の番人

森の番人

「水を守るためには、水源である森を守らなければならない。」
そんなコンセプトをもとに命名された、森の番人は、多気郡大台町を流れる宮川でパッキングされています。

水質保護をPRする目的を兼ねており、飲料水としての用途のほかに、日本酒や納豆、そばなど、県内のあらゆる業者と協力して、加工商品の原料として用いられています。

1993年に国の補助を受けて生産施設を設置済み。取り寄せで全国へ宅配発送を行います。毎年、水質検査結果の全国上位に入る宮川の水も、三重県の立派な名産品です。

三重県は地元の名産品を大切にしながら、より生産力を高めようと、積極的に取り組んでいることがわかります。紹介しきれないほど、名産品が多い三重県の食材たち。
すでに知名度が高いものも、これから人気が出そうな生産物もあって今後が楽しみです。

※ 各品目の内容は、本調査時点(2014年9月~2015年)のものをベースに作成しています。一つの目安としてご理解下さい。

※画像はイメージです。

参考:『日本の地域食材2015年版』(NPO法人 良い食材を伝える会)

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