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「高病原性鳥インフルエンザ」から農場を守るためにできること(3/3)

「高病原性鳥インフルエンザ」から農場を守るためにできること

香川県で2018年1月11日に今シーズン初の感染が確認されたことが発表される(※1)など、近年、高病原性鳥インフルエンザが全国で確認されています。深刻なダメージを与える高病原性鳥インフルエンザに対し、家きんを飼養する農場(養鶏場)はどのような対策をすると良いのでしょうか。農林水産省動物衛生課の、木下祐一(きしたゆういち)さんに、鳥インフルエンザの感染経路とその対策について、話をうかがいました。

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発生農場に対する農林水産省の支援

鳥インフルエンザの発生に対処している様子

農林水産省では、鳥インフルエンザ発生農場に対して、家畜伝染病予防法に基づき、処分された鶏に対する手当金の交付などの支援を行っています。

また、周辺農場に対しては、移動制限に伴う売り上げ減少額に対する助成を行うなどの措置を図っています。

農林水産省は農場に対し、「発生の予防」と「早期発見・通報」を呼びかけています。「行政側としても、農場から通報を受けた際には、都道府県や農林水産省を含む関係機関で協力し合い、迅速かつ的確な初動対応を講じていきたい」と木下さん。

「また、侵入リスクの低減や迅速な対応を講じるためにも、国際的な協力関係や、国内の研究体制の強化を進めていきたいと思います」と続けます。

一度感染してしまうと、瞬く間に被害が拡大してしまう高病原性鳥インフルエンザ。自分の農場だけでなく、近隣の農場にも影響を及ぼしてしまうので、予防対策をしっかり行いましょう。
 
 
農林水産省

画像提供:農林水産省

※1 香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認に伴う監視体制の強化について(農林水産省)

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