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猟銃で狩猟をするにはどうしたらいいの? 銃砲店で聞いてきた!

猟銃で狩猟をするにはどうしたらいいの? 銃砲店で聞いてきた!

最終更新日:2018年09月03日

銃を使って狩猟をするには、狩猟免許のうち「第一種銃猟免許」または「第二種銃猟免許」を取得します。さらに銃を持つために警察で「銃砲所持許可」を受けなければなりません。ここでは、第一種と第二種の違いや銃の種類、所持許可の試験などについて紹介します。兵庫県姫路市の「都銃砲火薬店」店長から入門者へのアドバイスもあるので、猟銃に関心のある人はぜひ最後まで読んでください。

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第一種銃猟免許と第二種銃猟免許の違い

単身自動式の散弾銃

免許取得のためには、居住する都道府県に申請し、狩猟免許試験(知識・適性・技能)を受ける必要があります。狩猟免許のうち銃猟免許は、使用する銃によって「第一種銃猟免許」と「第二種銃猟免許」に分けられています。

狩猟で使用する銃には「装薬銃」と「空気銃」があります。第一種銃猟免許を取得すれば「装薬銃」と「空気銃」の両方が使用でき、第二種銃猟免許では「空気銃」のみが使用可能です。

装薬銃とは

「装薬銃」には、「散弾銃」と「ライフル銃」があります。どちらとも、弾丸を発射するエネルギーとして火薬を使用する銃です。

上下二連式の散弾銃

「散弾銃」は原則として数多くの小さい弾が飛んでいく銃で、狩猟やクレー射撃に使われます。狩猟では、飛んでいるトリなどの動きの速いものを撃つのに適しています。散弾ではない一発弾(スラッグ弾)を使用して、シカやイノシシを仕留めることも可能です。一般的に、初心者が最初に手にすることが多いのが、この「散弾銃」です。

ライフル銃。遠くにいる獲物を撃つためスコープが付いています

「ライフル銃」は銃の内側にらせん状の溝(ライフリング)が刻まれており、発射すると弾が回転しながら直線的に飛ぶ仕組みです。シカやイノシシ、クマなどの大物を仕留めるのに使われ、すさまじい威力を持ちます。最大到達距離は約3000~4000mにも及び、使い方次第では、非常に危険な銃です。

基本的に「ライフル銃」は「散弾銃」の所持許可を受けてから10年以上たたないと狩猟用としての所持許可が出ません。

空気銃とは

「空気銃」は、火薬を使わず、空気やガスの圧力を利用して弾丸を発射する銃です。こちらも銃の内側にライフリングがあり、「エアライフル」とも呼ばれます。狩猟や、射撃場での標的射撃に使われます。

「空気銃」を使った狩猟では、基本的に飛んでいないトリを狙います。木の枝に止まっていたり、畑でエサを食べたりしているトリです。沼や池、川などにいるカモを撃つ場合もあります。

銃砲所持許可を受けるための申請・試験・調査

狩猟免許を取得しただけでは、猟銃を手にすることはできません。銃を所持するには、都道府県公安委員会に「銃砲所持許可」を申請する必要があります。警察署を何回か訪ね、いくつも手続きを踏まなければなりません。

※講習や許可申請等に関しては、住所地の警察署に問い合わせてください。

猟銃等講習会(初心者講習)

まずは猟銃等講習会(初心者講習)を受講し、講習修了後に考査(試験)を受けます。試験時間は60分で、問題は〇×式の50問です。9割以上の正答で合格になります。

射撃教習

考査に合格すると講習修了証明書が交付され、その後、射撃教習の申し込み手続きに進みます(空気銃の場合には、射撃教習を受けずに空気銃所持許可証を申請できます)。射撃教習は射撃場で行われ、講習と実技試験があります。講習では銃の分解や組み立て方などを学びます。実技試験では実際に銃を撃ち、25枚の標的が飛ぶうち、3つに当たれば合格です。

狩猟

警察の調査

射撃教習を受ける前には「教習資格認定申請」をしておくのですが、この申請時に警察で綿密な調べがあります(空気銃の場合は、空気銃所持許可証の申請時)。「なぜ銃を持とうと思ったのか」など細かいことを聞かれ、調書を取られます。警察による周辺調査、自宅訪問なども行われます。

とっても親切!銃砲店を訪ねてみよう

狩猟

猟銃を使って狩猟を始めるためには、試験を受けたり、何度も申請の手続きをしたりと、非常に手間がかかります。不安な面もたくさんあるでしょう。

そこでぜひおすすめしたいのが、試験を受ける前に、先に銃砲店を訪ねてみること。最初は緊張するかもしれませんが、銃砲店のスタッフはとっても親切です。

「都銃砲火薬店」の店長に聞いてきました!

兵庫県姫路市にある「都銃砲火薬店」の店長・橋本勝弘(はしもと・かつひろ)さんを訪ね、猟銃を見学しながら、お話を伺いました。銃砲店というと閉鎖的なイメージを持たれがちですが、実際に訪れてみると全く違い、明るくてウェルカムな雰囲気に驚かされます。

店長の橋本さんに銃の持ち方を見せてもらいました

模擬銃を見ながら銃の仕組みを学べます

店内には商品のほかに模擬銃もあり、猟銃の仕組みを教えてもらうこともできます。実際に狩猟をはじめる人はもちろんですが、まだ分からないけどとりあえず話を聞いてみたいという人にも丁寧に対応してくれます。猟銃や弾を見ると、狩猟のイメージもわきやすくなりますよ。

店内には弾丸の見本もあります

銃のことだけでなく、狩猟免許や警察での手続きについても相談に乗ってくれますから、初心者にとっては非常に心強いもの。「銃砲店は、買い物をするだけではなく、狩猟に関する情報が集まる場所でもあります。初心者の方も女性も大歓迎ですよ。ぜひ気軽に訪問してほしいですね」と橋本さん。

狩猟をやってみたい人は、試験を受ける前に、近隣の銃砲店を訪ねてみてはいかがでしょうか? 分かりやすく色々なことを教えてくれます。店内を眺めるだけでも楽しく、新たな第一歩となること間違いなし!です。

取材協力・写真提供
都銃砲火薬店
住所:兵庫県姫路市神屋町2丁目1番地9
営業時間:9:00~19:00(月曜日定休、日曜不定休)
電話:079-222-4449

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