【福島県喜多方市】農業と共に生きる喜びを! 東北屈指のアスパラガス生産地で大きな一歩を踏み出した新米ファーマーの挑戦

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【福島県喜多方市】農業と共に生きる喜びを! 東北屈指のアスパラガス生産地で大きな一歩を踏み出した新米ファーマーの挑戦

【福島県喜多方市】農業と共に生きる喜びを! 東北屈指のアスパラガス生産地で大きな一歩を踏み出した新米ファーマーの挑戦
最終更新日:2019年09月24日

新規就農者が最も不安に感じるのは「農業で食べていけるか」という現実的な問題。それを打ち消す勇気を与えてくれるのが、大成功を収める先輩農家が多く活躍する福島県喜多方市のアスパラガス栽培です。前回記事『年収1000万も夢じゃない! アスパラガス栽培の魅力をひも解く』に続き、今回は就農1年生の挑戦をご紹介。農業の可能性を求めてUターンした青年、彼を支えるベテラン農家の話に耳を傾けると、喜多方市がアスパラガスの名産地となった理由が見えてきました。

子どもの頃からの夢を実現! ふるさと喜多方で挑む、アスパラガス栽培

東北屈指のアスパラガス生産量を誇る福島県。なかでも喜多方市は生産量、品質ともにトップクラスとされる名産地です。そんな喜多方市にUターン就農をしたのが田中圭さんです。大学で林業を学んだ田中さんは卒業後、国産木材を扱う住宅メーカーに就職。東京で忙しい日々を送っていましたが、子どもの頃からの夢である農業をやるために、働きながら地道に準備を進めていたと話します。

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就農した経緯を話す田中さん

「いつかは農業で生計を立てたいという思いを抱くようになったのは中学生の頃です。昔からの知人に農業をやっていると話すと、『やっぱりな』と納得されることが多いので、自分の人生設計の根幹には常に農業があったのだと思います」。

農業の基礎を学ぶため、埼玉県の農業法人に再就職した田中さんは、白菜、玉ネギなどの栽培に5年間従事。喜多方市の就農支援制度を活用し、地元に戻ったのは2018年春のことです。
栽培品目には、産地形成されているアスパラガスを選択。「アスパラガスの生態はまだ解明されていない部分も多く、面白いと感じました」。

アスパラガス栽培について調べているうちに知ったのが、現在の“師匠”である鵜川良一さんの存在。アスパラガスがまだ国内ではメジャーな野菜ではなかった約40年前から栽培に取り組んできた、地域のパイオニア的存在です。「アスパラガスを学ぶなら、鵜川さんの下しかないと思いました」(田中さん)。

田中さんの熱意をくみ取った鵜川さんは農業研修生として田中さんを受け入れ、約1年にわたって技術と知識を伝えてきました。

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田中さんが“師匠”と仰ぐ鵜川さん

高収入へのカギは株と土壌の管理。そして“愛情”

鵜川さんは現在、30棟を超えるハウスでグリーンアスパラとホワイトアスパラを栽培しています。独立就農を目指す研修生を受け入れたのは初めてという鵜川さんは、田中さんを次のように評価します。
「わたしは収穫時期や栽培方法が異なる2種類のアスパラガスを育てているため、一年を通して技術を教えることができました。田中君は若いのにしっかりしていて、実直なまでに農業に向き合う気持ちの良い青年。きっと成功を収めることができるでしょう」。

アスパラガスは定植してから収穫まで1年を要します。2年目から収穫が始まり、以降は株や土壌の適切な管理を行いながら同じ株で収穫を繰り返します。収益に結びつけるためには、この『管理』がカギと鵜川さんは話します。
「人と同じことをやっても価値は上がりません。手間を惜しまず、工夫をすることで品質や収量を高めることができます。栽培技術はもちろん必要ですが、大切に育てる愛情こそが成功の秘訣です」。

産地形成された農作物は、気候や土壌が適していることも重要な条件ですが、喜多方産のアスパラガスは、鵜川さんをはじめとした生産者たちの愛情と風土によって育まれてきました。その思いを継承し、研修を終えた田中さんは2019年春に独立就農。現在、11棟のハウスでアスパラガス栽培を行っています。

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田中さんが手掛ける11棟のハウス。今後もさらに作付け量を増やしていく意向です

「その年の管理が翌年の収穫の答えになる。これは鵜川さんの言葉です。収穫を迎える来年はまさに答え合わせ。40年もの間培ってきた技術を惜しみなく教えてくれた鵜川さんへの恩返しのためにも、高品質なアスパラガスを収穫できるよう、尽力していきます」と、田中さんは力強く決意を語っていました。

喜多方の財産を次の担い手へ。地域一丸となって取り組む人材育成

正しい管理を行うことで栽培年数を伸ばすことができるアスパラガスは、他の果菜類に比べて作業時間が少なく、高収入が見込める作物です。しかし、農業全体の問題である労働力不足や後継者問題は喜多方市においても例外ではありません。
10年ほど前までは700件以上あったアスパラ栽培農家ですが、現在、アスパラガス部会員は約270件まで減少。名産地としての誇りのためにも新たな担い手の育成が急務と鵜川さんは話します。

「栽培農家が減っているのに収益が変わらないのは年々技術が向上し、高値で取引されている証拠です。農業は儲からないというイメージがあるかもしれませんが、喜多方市なら収益を上げることができます。農業で夢を叶えたい若者を育成するのが、わたしたち生産者の役割でもあります」。

アスパラガスの栽培を推奨する喜多方市では、新たに就農する方に対し、就農準備から、経営開始初期段階の各ステップに応じた支援『喜多方市新規就農者経営確立支援事業』を実施しています。また、研修期間の補助や農地貸借料の支援、住宅貸借料支援など多くのサポート体制を整備すると共に、農業体験も積極的に行っています。

詳しい支援内容はこちら

実際に支援を活用し、故郷に戻った田中さんは、喜多方市の魅力をこう話します。「喜多方市に戻って実感したのは、今も暮らしのサイクルが農業中心に回っていることです。それは自然と共に生きる営みであり、都会では得られない贅沢な時間。農業を始めるにはぴったりな場所だと思います」。

豊かな自然と生産者たちの弛みない努力と情熱によって育まれたアスパラガス。その穂先は、希望への道標になることでしょう。


【問い合わせ】
〒966-8601
福島県喜多方市字御清水東7244-2
喜多方市役所 産業部 農業振興課
電話:0241-24-5277 Fax:0241-25-7073
ホームページはこちら
喜多方市就農特設ページはこちら

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