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品種×データ分析×栽培指導で収量・品質UP!“種屋”だからできる農業支援サービスに注目

品種×データ分析×栽培指導で収量・品質UP!“種屋”だからできる農業支援サービスに注目

どんな生産者も「収量アップ×品質アップ×経費削減」を目指すもの。しかし気候変動や圃場の周辺環境の変化が激しく、従来の勘と経験に頼ることは難しくなっています。「知識や資材をアップデートしたくても、どこから手を付けていいか分からない」という生産者の悩みに応えるのがサナテックシード株式会社です。種苗メーカーでもある同社が行う、収量アップ×品質アップ×経費削減を実現する独自のサポートについてご紹介します。

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100軒100通りの課題に、100軒100通りのアドバイスを提供

酷暑や豪雨などの気候変動が続き、「これまでと同じやり方では上手くいかない」と感じている生産者は多いでしょう。厳しい状況が続く昨今ですが、これまでの経験や“勘”ピュータからの脱却をデータ分析でサポートしてくれるのが、サナテックシード株式会社のSeed & Farm Solution 事業部です。

COOの永田裕さんはこれまで西日本を中心に多くの生産者へ指導を行い、栽培の改善を実現してきた同社きっての栽培マニア。「生産者に単に栽培するだけではなく、良いものを作っていただき、売り場や消費者側から評価をいただき、そこに幸せを感じていただくこと。それが我々の喜びであり、モチベーションです」と語ります。

サナテックシード株式会社のSeed & Farm Solution 事業部 COOの永田裕さん

生産者が抱える課題は100軒100通り。代々続けてきた圃場で従来通りの管理を行っていても、実は水質や土壌などの栽培環境が変化していることは多いと言います。こうした問題を明確にしてくれるのが同事業部が展開する分析サービス「PsEco」。生産者から水・土・植物のサンプルを郵送で受け取り、約30項目ものデータ分析を行い、アドバイスを返送してくれます。

1回のデータ分析だけで課題が解決することもありますが、トマトやアスパラガス、イチゴなどの生産者は、生育過程で何度かの分析を依頼し、PsEcoの担当者とともに試行錯誤しながら最善の方法を探します。「栽培の改善を実現するのは、良い品種と適切な肥料、そして栽培管理の三位一体。だから我々は現地へ足を運び、実際の栽培環境も見極めながら、その生産者だけの処方箋を作っていきます」

PsEcoの食品分析の評価シート。おいしさにはしっかりとした理由があります

「スイートコーン 味来」「ハイギャバトマト」などを続々と開発

同社の創業は1984年。当初は米国のデントコーン種子販売の日本代理店としてのスタートでした。1990年代にはそれまでの品種と一線を画すおいしさの「スイートコーン 味来」がヒットしたことをきっかけに野菜種子部門へ進出。2005年には日本ではほとんど市場の無かった調理用トマト「シシリアンルージュ」を開発し、その後カラフルなミニトマトも続々と市場へ。「消費者向けに新しい食のマーケットを提案する」という事業コンセプトのもと、さまざまな品種開発を進めてきました。

歴史的ヒット「スイートコーン 味来」は、現在では食味向上、早生性を高めたものなど多種展開に(写真右が「プレミアム味来85」)。サイズと食味を両立させたバイカラーの「ドルチェドリーム(写真左)」も大人気

一方で、別事業部として前述の各種分析に基づく肥料や点滴資材の開発・販売も行っており、2024年1月には社名をサナテックシードへと変更するとともに、事業部を合併してSeed & Farm Solution 事業部として新たなスタートを切りました。2025年9月には「シシリアンルージュ」をゲノム編集技術によって品種改良・実用化した「ハイギャバトマト」が「1日1粒で血圧が高めの方の血圧を下げる機能があるGABA※を含有するトマト」としてテレビ番組で紹介され、出荷が間に合わないほどの人気となりました。
※GABAとはさまざまな健康効果が期待出来るアミノ酸の一種

「ハイギャバトマト」は同社の「消費者向けに新しい食の価値を提案する」というポリシーが生み出した画期的な品種であり、世界で初めてゲノム編集技術で品種改良された作物の商業化と言えます。永田さんは「今回のゲノム編集技術は自然界で起きている突然変異の応用で、一部の方がイメージされる遺伝子組換えとは異なる技術です」と説明します。

テレビで話題になった「1日1粒で血圧が高めの方の血圧を下げる機能があるGABAを含有するハイギャバトマト」

「近年は市場や仲卸の方から、作物が少ない、産地から入ってこない、という声を聞きます。異常気象や気候変動、物価上昇、人手不足も含めた栽培環境の変化に対して、我々はどう対応していくか?品種開発も従来の手法やゲノム編集技術にこだわらず、肥料や点滴資材、あるいは栽培技術も含めて、商品ありきのプロダクトアウトではなく、様々な問題を解決していくためのマーケットイン、具体的には世の中を広く見ながら『こういうものがあったら良いよね』という声に応えていくことが私たちの役割です」

「データに基づく栽培技術は、気候や地域特性を凌駕できる」

「ゼンユウガリバー」をはじめとするアスパラガスも同社の主力品種のひとつ。永田さんはかつて佐賀県のアスパラガス生産者と二人三脚で栽培技術を模索し、北海道などの有力産地が多数参加するコンテストで優勝を勝ち取ったことがあります。
「暑い佐賀では大雨や高温乾燥で病害虫が出たり、生育が弱くなったりと、決して栽培は簡単ではありません。しかしデータ分析を基に数年にわたって肥料成分の見直しや潅水方法の改善などあらゆる試行錯誤をした結果、収量も品質も劇的に向上しました」

しかもこのケースでは品種を変えることなく、もとの株をより元気にすることでこの成果が得られました。「たしかな栽培技術は気候や地域特性を凌駕する。それを証明できた事例だと思います」

現場では各種分析も含めて様々な角度から栽培の改善に取り組んでいます

PsEcoが行う土壌や水質のデータ分析とは、人間の健康診断と同じこと。肥料を入れすぎれば土壌のバランスが崩れて人間の腸に相当する根の働きが悪くなります。水質についても同じことで、周辺地域の状況により水源の水質がいつのまにか変化していることも多いそうです。「その土地の環境が本来持っているあらゆる資源を生かし、テーラーメイドに対応。こうして栽培管理を行うことは、結局は地球環境にも良いことです。収量アップ×品質アップ×経費削減。そのためには、やはりデータ分析が必要です」

同社ではアスパラガスにおいても、気候や土壌特性に合わせたさまざまな品種開発を進めています。一方では、10年近く栽培するというアスパラガス栽培の常識を逆転する「採りっきり栽培」の研究開発も明治大学と共同で進めています。これは約1年で収穫できる品種を開発し、端境期の出荷や転作も可能にしようという試み。より多くの生産者への普及を目指しています。

社名のサナは命、テックは技術、シードは種を意味します。「農家さんや売り場が抱く課題解決のため、品種開発・栽培指導・肥料や資材販売を総合的に手掛けます」と永田さん

「おいしさ」の分析サービスにも着手。すべては生産者の喜びのために

いちご栽培の激戦区である北関東地域でも、PsEcoのデータ分析が生産者に貢献しています。ある食味コンテストにエントリーしたこだわりのいちご約100件の食味や各種成分などを自社ラボで分析して、より高品質高収量を実現するための管理方法や肥料の成分などを研究。生産者だけではなく消費者にも販売者にも、より喜ばれるバランスを追求しています。

「例えばカルシウムしっかり吸収できていれば棚持ちが良くなるなど、さまざまなことが分かります。どのミネラルを効かせれば何が変化するのか、おいしく作るためのノウハウが蓄積されていきます。まだ実証段階ですが、将来的には生産者がバイヤーなどへのアピールに使ったり、店舗が消費者への商品紹介に利用したりと、幅広い用途で活用いただけると思います」

従来型の農業では、収量を追及するための技術と、おいしさを追及する技術とは別物と考えられてきました。しかし永田さんは「それは両立できること」と自信を持っています。

「当社のポリシーはfor the Farmer。今後もプラットフォームをさらに整備するなど、新しい価値を提案していきます。我々だからこそできることに積極的にチャレンジし、ひとりでも多くの生産者の喜びを増やすことが我々の存在意義です」

「まだまだいろいろなアイデアがある」と夢を語る永田さん。「売り場に集まる声を聞き、その声をもとにどうやってノウハウに生かし、農家をアシストできるかを考えます」

問い合わせ

サナテックシード株式会社 Seed & Farm Solution事業部
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