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売る、学ぶ、コラボする-東京・恵比寿のコンセプト型マルシェの魅力(2/2)

売る、学ぶ、コラボする-東京・恵比寿のコンセプト型マルシェの魅力

2010年から、東京・恵比寿ガーデンプレイスで定期開催されている「YEBISU Marche (恵比寿マルシェ)」。約35の生産者や小売店などが、「つくる人と食べる人をつなぐ」というコンセプトの下、消費者と触れ合いながら旬の青果や花、加工食品などを販売しています。
「Organic & Natural」をサブコンセプトに掲げ、こだわりの栽培をしている生産者や製造者を集めて、「体と環境にやさしい食品」を販売しています。都市と地方をつなぐ地域密着型のマルシェを目指しています。明確なコンセプトに惚れ込み、「このマルシェ以外は出店しない」と断言する生産者もいるほど。人気のマルシェの魅力を探りました。

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他業種とのコラボレーションのきっかけを創出

晴天の下、多くの人でにぎわうマルシェ。

「まずは生産者さんに、自分の作物の価値を私たちと一緒に高めてもらいたい。次のステップとして、他業種とコラボレーションをして、さらに価値を高めてもらえれば」と、運営する株式会社NKB取締役の寺田裕史(てらだ・ひろし)さんは、力を込めて話します。実際に、近辺の飲食店と出店者の取引が始まるなど、マルシェをきっかけにした農家と他業界のつながりが増えつつあるといいます。初めは出店者集めに苦労しましたが、今はマルシェのコンセプトに深く共感した出店者経由で、評判が地方に口コミで広がり、自然と出店者が増えることもあるといいます。

恵比寿ガーデンプレイスという地の利を活かし、館内の映画館で上映している映画作品とのコラボレーションメニューを提供するキッチンカーが出店(不定期)するなど、生産者のヒントにもなる、魅力的な催しが楽しめます。

記者の“戦利品”たち。予算が許せばもっと色々買いたかった…!

「あの人が一生懸命育てたんだな」と、マルシェで出会った生産者さんの顔を思い浮かべながら、口にする食材の味は別格。おいしいお米が手に入れば、付け合わせの漬物や、サラダの中身にもこだわってみたくなる-。「おいしいもの」の持つ価値が一度分かれば、連鎖的に豊かな食卓が育まれるのかもしれません。記者もいち消費者として、都市型マルシェの魅力に気が付いた一日でした。

◆YEBISU Marche (恵比寿マルシェ)
毎週日曜日開催
於:恵比寿ガーデンプレイス 時計広場(3月以降はシャトー広場)
開催時間:11:00~17:00
JR「恵比寿駅」より徒歩5分
【公式HP】https://www.nkbmarche.jp/yebisu-marche-毎週日/
【Facebook公式ページ】https://www.facebook.com/YEBISUMarche/

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