古い文献に薬として登場するダイズ
ダイズの漢名は「大豆(ダイズ)」で、体内における熱寒性を表す生薬の薬性「五気」は「平」となっています。また、生薬の味である「五味」のなかでは、「甘」を持つ食材です。
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日本でも古くから親しまれているダイズ。「正倉院文書」には、僧侶が足の病を患った際に、ダイズを薬として下賜してほしいと書き付けた記録が残っています。
ダイズには黄ダイズと黒ダイズがありますが、特に幅広い働きを持つのが黒ダイズです。そのため、常食したり漢方薬膳に使ったりするダイズとしては、黒ダイズが推奨されています。