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農業を面白くする「自然サービス業」とは 〜NEXT AGRI PROJECTに向けて〜(3/3)

農業を面白くする「自然サービス業」とは 〜NEXT AGRI PROJECTに向けて〜

全国の耕作放棄地を110カ所の貸し農園として再生し、消費者に「農の楽しさ」を伝え、農業に関心を抱く人を増やしている株式会社マイファーム。代表の西辻一真(にしつじ・かずま)さんは、京都大学農学部で品種改良を学ぶ一方、「農業関係人口を増やす」ことを通して食糧問題を解決したいと同社を設立。耕作放棄地の再生・収益化事業を柱にした成長企業として、農業界内外から熱い視線を集めています。事業を通した農業への思いや、生産者ではない“農業支援企業”としての農業との関り方についてお聞きしました。

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「NEXT AGRI CONFERENCE」でフラットな対話を―各ステークホルダーへ向けて

これからは個が大切な時代。生産者も「自分がなぜその仕事をやっているのか」をきちんと言えるようになるべきです。「やっていることに意義や誇りを持つ」とも言い換えられます。意見がない人に未来はありません。国際競争にもさらされる今、生産者はただの“野菜作りマシーン”になってはいけないのです。

「2050年の未来はどうなるか」といった一つのお題に対して、農業従事者、そして生活者や消費者一人一人が、“個人事業主”のような当事者意識を持って意見を言い合えば、異なる立場の人の発言もうまく吸収して活かせます。

農業が効率化されれば、人間と自然の距離がどんどん離れていきます。それを防ぐために消費者に「農業のことを理解しましょう」と押し付けるのではなく、まずは「自然サービス業」を通して“農の良さ”を知って貰いたいです。それを推し進めるのは、僕らのような生産者ではない企業の役目です。そのような農業支援企業には、「自然サービス業」というものがあると知って貰い、共感して貰えるなら一緒に取り組みましょうと言いたいですね。

「NEXT AGRI CONFERENCE」は、それぞれの立場の人が個として意見を持って参加し、対話できる場所になるといいですね。共通のお題についてコミュニケーションをとりながら一緒に考えられる。そんなフラットな場になることを期待しています。

 

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2018年3月9日(金)開催! NEXT AGRI MEETING

農業活性化をテーマに
「生産者」「農業支援を行う企業」「消費者」たちが集う!

農業支援を行う企業・団体による講演、商談可能なブース設置、交流会を通じ、異なる立場の方と接点を持つことができます。お悩みや課題の解決、情報収集に是非お役立てください。参加のお申し込みはこちらから。

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