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米農家さんの望みを実現! 自家製粉に対応した小型米粉製粉機

米農家さんの望みを実現! 自家製粉に対応した小型米粉製粉機

株式会社西村機械製作所が発売する小型米粉製粉機『フェアリーパウダーミル』は、使いたいときに、使いたい量だけ、手軽に米粉がつくれる小型米粉製粉機。「いい米はあるのに米粉にできない」「地元の米粉を使った製品をつくりたい」という要望に応えた機械です。今回の取材では『フェアリーパウダーミル』を導入してバウムクーヘン店をオープンし、新ビジネスの立上げに成功した岐阜県高山市の尾﨑餅店を訪ねました。『フェアリーパウダーミル』を開発した西村機械製作所の西村元樹社長と、店舗プロデュースを手掛けた株式会社不二商会の上地遥香さんにもお話を伺いました。

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〈取材協力者〉
○株式会社西村機械製作所(大阪府八尾市) 代表取締役社長 西村元樹さん
                     営業部      野口厚行さん
 米粉製粉機を中心とした食品機械メーカー、『フェアリーパウダーミル』を開発
                      
○有限会社尾﨑餅店(岐阜県高山市) 尾﨑孝司さん(2代目)
 地元の風土に根付いた餅や和菓子などの製造・卸売業を営む。兼業農家

○株式会社不二商会(兵庫県神戸市) 営業 上地遥香さん
 製菓機器や関連機器の販売・メンテナンスと、バウムクーヘン店のトータルプロデュースを展開。尾﨑餅店の担当者

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写真左から 野口さん、西村さん、尾﨑さん、中井さん、上地さん(撮影:尾﨑餅店加工場)

小ロットに対応! 米の風味を残し、小麦粉サイズの米粉を自家製粉

西村機械製作所は、米粉製造機に特化した機械メーカーで、創業以来80年以上の歴史を誇ります。工場向けの大型米粉製造機を主力製品にしてきましたが、約15年前から小ロットの米粉製造機の開発に乗り出しました。そのきっかけを西村機械製作所の西村元樹社長は、こう話します。

「米農家さんやJA、農事組合などから、地元の米の製粉を業者に委託すると、大型機械を使用しているためロット数が足りず、米粉にできないという声をよく聞きました。そして、本業は別だけど、コンパクトで素人でも簡単に使える製粉機がほしいと、そんな要望に応えたいと思いました」。

『フェアリーパウダーミル』は、高品質の米粉を手軽に製粉できる自家製米粉製粉機。機械の大きさは高さ130cm、横幅90cm、奥行80cmというコンパクトなサイズです。米を粉砕した米粉は、小麦粉のようなきめ細やかなパウダーになり、小麦粉に代わってパンやケーキ、洋菓子などに利用できます。また、粉砕刃を使わずに、高速気流に揉まれて米同士がぶつかり、ほぐされる粉砕方式が特徴です。米粉のダメージが抑えられ、デンプン質を壊すことなく細かい粒子になり、米の風味豊かなふっくらとした焼き上がりを実現しました。

使い方は簡単で、投入口に米を入れ運転ボタンを押すと粉砕が始まり、自動で容器内に米粉が回収される構造。1回に投入する米の量の目安は3kgで、1時間に10kgの米を製粉することができます。製粉する前に、米を水に浸しておくことがポイント。水分を含ませることで、米の硬度をやわらげ、きめが細かくなり、デンプンの損傷を防ぐことができるのです。米粉を「使いたいときに、使いたい量だけ、手軽につくれる」この機械は、これまで米農家や米に関わる業者が抱えていた製粉に対する課題を解決し、新しい米粉製品やビジネスを実現する力強い後ろ盾となります。

機械との出会いで思いが明確に。餅店が地元米のバウムクーヘン店を開店

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『飛騨こしひかり』のバウムクーヘン専門店『FEVEUR de hida』(尾﨑餅店に隣接)


実際に『フェアリーパウダーミル』を導入し、新しいビジネスをスタートさせた岐阜県高山市の尾﨑餅店を取材しました。

尾﨑餅店は地元のスーパーや小売店などに大福、おはぎ、赤飯といった餅商品を卸す地域に根付いた餅店。先代社長は農業をしていたこともあり、地元で育った農産物を大切にし、「価値をつけて売りたい」という考えを持っていました。現社長の尾﨑孝司さんもその思いを受け継ぎ、それを体現する会社運営を目指していました。10年前、業績の低下をきっかけに、尾﨑さんは原点にたち返り、「より地元の農産物に特化した流れをつくりたい」と食品業界の展示会に足を運び、情報を収集。2017年のある展示会で西村機械製作所と出会いました。

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㈱西村機械製作所と㈱不二商会が6次産業化展へコラボ出展した時の様子(2017年10月 東京)

「うちの店の方針を大事にして、地元の米で団子や柏餅をつくりたくても、ロットが合わず製粉業者に断られてしまう。自分で製粉できる、コンパクトな製粉機はないのと、西村機械さんのブースに相談したんです」と当時の様子を尾﨑社長は語ります。

折り良く、西村機械製作所では『フェアリーパウダーミル』が完成したばかり。展示会では、尾﨑さんの新しいビジネスを支えることになる不二商会とコラボ出展していました。同社は、バウムクーヘン関連機器を取り扱い、機械の使い方、レシピ開発、教育など店舗オープンまでのすべてをサポートする会社。バウムクーヘン店の業績を支える中で、グルテンフリーという観点から米粉のバウムクーヘンに着目し、西村機械製作所と協力して業務を展開していました。

「バウムクーヘンは、一般的に広く認知されていて、比較的購入しやすい商品です。逆に言えば、地元の素材を使うことで差別化が図りやすい特性があります。西村さんの機械のおかげで、地元米を使ったバウムクーヘンがつくれ、そこに地元の素材を加えて、ここでしか買えない商品としてオリジナリティを高めていけます」と不二商会の上地さん。

尾﨑さんが温めてきた想いと見事に合致しました。もう一つ決め手になったのが、バウムクーヘンは贈答品として好まれる点でした。
「贈答品としての価値を高めるために、地元の農産物を生かせば、よりこだわることができ、金額も乗せられます」と尾﨑社長は、今後のビジョンが明確に見えてきました。

米粉製品の可能性を広げ、生産者や米関連業者のビジネスも拡大

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『フェアリーパウダーミル』との出会いを新ビジネスへつなげた尾﨑さん

2018年11月、尾﨑さんは『飛騨こしひかり』のバウムクーヘン専門店『FEVEUR de hida』をオープン。2、3日に1度、『フェアリーパウダーミル』を使って10〜15キロの『飛騨こしひかり』を米粉にしています。生クリームの原料に『飛騨牛乳』を使用。商品ラインナップには、『飛騨ほうれん草』のバウムクーヘンを加え、地元の恵みを提供しています。2018年11月にオープンし、すでに年間売上目標を達成しているとのこと。本オープンは2019年11月。そのときには、『飛騨りんご』を使ったバウムクーヘンが新登場する予定です。
「『フェアリーパウダーミル』があることで、私のやりたいことが実現できました。私のこだわりが出せ、私の計画には不可欠な機械です」と尾﨑社長。

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『フェアリーパウダーミル』で製粉されたきめ細かなパウダー状の米粉(撮影:尾﨑餅店加工場)

『フェアリーパウダーミル』は、地元で採れた米を米粉にし、米粉製品として販売する6次産業を、生産者や小規規模な組織でも可能とした機械です。西村機械製作所と不二商会は、定期的に情報を交換し、お互いの強みを生かして米粉製品づくりを目指す人たちをバックアップしています。

「地元のおいしい米を地元で食べて、生産者と購入者の顔が見える関係が築ければ、製品に対する信頼が生まれ、価値も高まります。『フェアリーパウダーミル』は、そういう役割も果たしています。米粉が小麦粉と同じくらい身近な存在になって、最終的には地元米の米粉を使用する、そんな動きを広めていきたいですね。その中で、新しい商品や産業が生まれてくることを望みます。米は多様な市場性がある素材です」と西村社長は今後の展望を話してくれました。

日本全国で栽培される米は、地産地消が実現できる産物。地元米の価値を高める一つのツールとして、どうぞ、『フェアリーパウダーミル』の購入をご検討ください。


『フェアリーパウダーミル』カタログダウンロードページはこちらから

西村機械製作所ホームページ [米粉の総合情報サイト]はこちらから
米粉、『フェアリーパウダーミル』に関するお問い合わせはこちらから

〇連絡先
・正式社名:株式会社西村機械製作所
・郵便番号/住所:〒581-0088/大阪府八尾市松山町2丁目6-9
・電話番号:0729-91-2461
・FAX番号:0729-93-6334
・メールアドレス:info@econmw.co.jp

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