【キュウリ】の栽培方法
キュウリをはじめとするウリ科作物の栽培は、トマトやナスなどのナス科に比べると比較的簡単で、初めて家庭菜園にチャレンジしたいという方にもおすすめです。
キュウリの植え付けは、遅霜のなくなるゴールデンウイーク(GW)の前後が適しています。初めての栽培で難しく感じるのは、キュウリの「仕立て」です。家庭菜園の場合はネットを使った誘引がおすすめです。
防除・追肥がしっかりとできる場合は、更に長く収穫を楽しめる「つるおろし栽培」をやってみましょう。主枝がのびた分だけ、根元のつるを巻き取るようにまとめていき、主枝付近で収穫し続ける方法です。
特に梅雨によく発生するうどんこ病やべと病、アブラムシやウリハムシによる病害対策に気を配りましょう。
【キュウリ】の栄養・おいしい食べ方
キュウリは、余分な塩分や老廃物を体外に排出する役割がある栄養素のカリウムを含んでいます。むくみ対策や、ほてった身体を冷やす効果も期待できます。
収穫を迎えたら、キュウリを主役にした料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
お酒のお供やおもてなしにぴったりな3品のレシピを、野菜ソムリエの資格を持つフードコーディネーターさんに教えてもらいました。
- 約10分で完成!お酒のお供にもぴったりな「鶏ささみのみどり酢あえ」
- 切って混ぜるだけ!「レモン香る夏野菜のちらし寿司」
- キュウリは揚げても美味しい!「アジアン風 揚げ春巻き」
【ナス】の栽培方法
ナスの栽培で、何より大切なのは水管理です。肥料より水が足りていないことの方が多いです。梅雨明け以降は、水をやればやるだけ綺麗な実がたくさんなります。
また、ナス栽培において最も相談が多いのは一番果だといいます。いろいろと言われていますが、結論は「状況によりけり」です。
葉が大きく、茎も太く、生育順調で樹勢の強い時は、残しておいた方が花が咲き実を結ぶ「なり癖」と言われる成長に傾きやすく、収量が上がります。逆に樹勢が強くもないのに一番果を残していては、小さな体で果実を養わなくてはならず、木自体が完全に弱ってしまい大幅に収量を減らします。場合によっては二番果、三番果まで落とした方が結果増収することもありますので、そのときのナスの木に尋ねながら判断しましょう。
【ナス】の栄養・おいしい食べ方
ナスの実のほとんどは水分ですが、カリウム、ビタミンKなどが含まれています。またナスの紫色の色素に、ポリフェノールの一種であるナスニン、クロロゲン酸が含まれていて、コレステロール値を下げる働きが期待できます。
たくさん収穫できて、うれしい悲鳴を上げている人におすすめしたいレシピは、簡単でおいしい「なすの鍋しぎ」。ごまとみその風味が食欲をそそる、ご飯どろぼうです。
【ミニトマト】の栽培方法
小学校の授業で栽培することから、簡単に育てられるイメージがありますが、意外と育て方にコツが必要なのがミニトマトです。
栽培のポイントは、芽かきと誘引です。
主茎を真っすぐ伸ばしていくときに、茎のわきから新しい芽が発生します。この芽をできるだけ早いうちに切除(芽かき)しましょう。
誘引もとても大切な作業です。目標にしている形(多くの場合直立した状態)を維持するためにも、早め早めに支柱へ誘引してあげましょう。
【トマト】の栄養・おいしい食べ方
トマト全般の栄養や、品種について解説します。トマトの赤い色素はリコピンと呼ばれるもので、活性酸素を除去する抗酸化物質が含まれています。この物質には老化の進行抑制が期待されます。また、トマトに含まれるビタミンC、Eなど美肌効果が期待できます。リコピンは温めると吸収率が2倍、3倍に増えます。熱に強く、煮たり焼いたりしても抗酸化力が低下しにく、栄養素も過熱により失われることはほとんどありません。
ビタミンEは脂溶性のため、オリーブオイルとの相性が良いです。加熱したトマトとオリーブオイルを同時に摂取すると、生食の場合と比べて約4倍のリコピンを摂取できるといわれています。
トマトとオリーブオイルを使った、作り置きもできる「ミートソース」のレシピをご紹介します。
人気の春夏野菜を育てて、とれたてを調理すればおいしさもひとしおでしょう。ぜひ野菜のプロである農家のアドバイスを参考に、絶品野菜づくりにチャレンジしてみてくださいね。