食べたメロンの種からでも育てられる!
メロンは苗から育てるのも難しい作物です。種から、ましてやスーパーで買ってきたメロンの種から育てるとなると、さらに難易度が上がります。食べたメロンと同じ品種になるわけではなく、病気に強いわけでもないからです。
しかし、スーパーで買ったメロンの種から育てることは、種や苗を購入する費用がかからず、始めやすいのがメリットです。メロンの種は高いものだと1粒で100円くらいするので、初心者が挑戦するにはハードルが高いでしょう。買ったメロンからは大量に種が取れるので気軽に始められますし、より栽培の楽しさが増すのが魅力だと思います。
食べたメロンの種から育てる方法
栽培時期
3~5月に種まきをし、約120日で収穫できます。
用意するもの
- メロン
- 水苔(みずごけ)
- ふたつきの容器
- ポリポット
- 野菜用培養土
- 発泡スチロール大(私は幅46センチ、奥行38センチ、高さ16センチを使用)
- はさみ
- アルミホイル
- 新聞紙
- EC計
- 水耕栽培用の肥料(微粉ハイポネックスやハイポニカ液体肥料など)
- 500ミリリットルのペットボトル
- 納豆
- ペットボトル用のスプレーヘッド
- 太陽光のエアレーション
手順
1. スーパーで買ってきたメロンから種を取り出し、水で洗います。


2. 寒い時期ですと、発芽適温になっていないため発芽しません。そのため発芽しやすいように水苔を入れた容器に種を入れてふたをし、室内で保管します。水苔がない場合はポリポットに土を入れて直接種をまいてもよいですが、その際にも室内の暖かい場所に置いて発根を促します。


3. 水苔で発根を促した場合は、数日で発根するので、発根してからポリポットに野菜用培養土を入れ、そこに2粒まきます。種をまいた後も4月まではまだ寒いので室内で管理します。5月でしたら暖かいので種をそのまま土にまいて屋外管理で大丈夫です。種をまいてから5日くらいで双葉が出てきます。



種をまいて6日後の様子
4. 本葉が出て、5月中旬以降、気温が暖かくなってきたら、発泡スチロールのふたにポリポットの形の穴をあけ、ポリポットをはめ込みます。またポリポットの下側にもスリット鉢のように5カ所ほど切れ込みを入れます。


5. 発泡スチロールの本体に水を入れ、ふたをしめたときにポリポットの底面が水に浸かるようにします。



6. ポリポットに切り込みを入れた場所から根が伸びてきたら、水耕栽培用の肥料を入れます。EC値は1000~1500µS/cmになるようにします。



7. 遮光するために発泡スチロールにアルミホイルを巻きます。私はこのタイミングで行いましたが、中に液体肥料が入っている状態だと大変なので、栽培する前に行うと後の作業がラクになりますよ。

8. 葉っぱが7枚以上になったら、葉っぱ6枚目の上のつるを切ります。

9. 栽培していると液体肥料が減ってくるので、減ったら追加します。

10. 雌花が咲いたら雄花を摘み取り、人工授粉をします。虫や蝶がたくさん飛んでいる場合はやらなくても受粉しますが、人工授粉をしたほうが確実に受粉します。人工授粉のやり方として、雄花を摘んで、雌花に花粉をつけます。雌花のめしべに花粉がついていれば大丈夫です。



花の下が膨らんでいるのが雌花

花の下が膨らんでいないのが雄花

受粉がうまくいくと数日後にここまで大きくなる
11. 養液が汚れてきたり、肥料の濃度が濃くなりすぎたり(EC値が2500µS/cmより高い場合)した場合、また、液体肥料を追加し続けて1~2カ月経ったら、一度液体肥料を新しいものに入れ替えます。



12. メロンが卵と同じくらいの大きさになったら、新聞紙で包んで日焼け対策をします。今回は少し遅くなったのでソフトボールくらいの大きさになってしまいました。



13. あとは雨に当たらないようにして、養液が減り次第追加する作業を繰り返します。
さて、種から育てたメロンの出来はいかに……?!
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