捨てる前にちょっと待って!その容器で水耕栽培できるかも!?
小さなゴミの容器でたくさんの苗を育てて、大きく育ったら自作の蓋を付けた大きな容器へお引っ越し。この2段構えで、私はレタスや水菜などの葉物野菜を何度も収穫してきました。
「これ、うちで育てたの!?」と夫が驚くくらい立派に育つので、ズボラな私でも難なく使いこなせています!

スープ容器・丼容器が水耕栽培容器に大変身

自作した蓋と実際に自作の蓋と容器で栽培したサニーレタスの様子
1. 容器づくりのポイントはたった2つ
水耕栽培では、水道水に肥料を溶かした液肥(えきひ)を容器に入れて野菜を育てます(液肥の作り方は後ほどご紹介します!)。
ここでは、その液肥を入れる容器作りの方法について詳しくご紹介します。ポイントは、どの容器でも以下の2つだけです。

容器の蓋に穴をあける
蓋に苗を差し込む穴を開ける
穴のサイズは1.5cm×1.5cmくらい。苗を挟むスポンジより一回り小さいサイズが目安。誤って違う場所に穴を開けてしまっても、セロハンテープで貼れば大丈夫です。

100円ショップで購入したアルミテープ

アルミテープを表面に貼る

穴をあける
アルミテープで遮光する
100円ショップのキッチンコーナーにあるアルミテープを蓋の表面に貼り、その上から穴をあけます。
アルミテープを貼ると、容器の中に藻(も)が発生するのを防げる上に、表面の反射で光量がアップして野菜がよく育つようになります。最初にしっかり遮光しておけば、後々ずっと藻に悩まされることがなく、本当にノンストレスですよ!アルミホイルで代用もできますが、使ううちにペラペラ破れてくるので、私はアルミテープ派です。
2. 捨てるはずだったゴミを容器に大変身させる2つの方法
【その1】コンビニのスープの容器(液肥300ml)

コンビニのスープ容器(液肥300ml)
料理のやる気が出ない日に、夫に買ってきてもらったコンビニの豚汁。飲み干した瞬間「この容器めっちゃいいやん!」と直感し、即採用しました。黒くて深さのあるスープ容器は水耕栽培にぴったりなんです。
黒い容器×アルミテープで遮光対策はバッチリ。小さい苗なら、液肥は1ヶ月くらい余裕で持ちますよ!黒い容器は夏場に熱くなるので、暑い時期は100円ショップのアルミシートを容器の外側に巻くと、液肥の温度上昇を防げます。

スープの容器完成
【その2】テイクアウトの丼容器(液肥500ml)

どんぶりの容器
回転寿司チェーンでテイクアウトした海鮮丼の容器(直径約15cm・高さ約7cm)もまさかの逸材でした。作り方は前述のスープ容器と同じです。
この容器は蓋が空洞になっているので、容器ギリギリまで液肥を入れてOK。何もしなくても勝手に「根っこの3/4が浸る」ちょうどいい水位になってくれるので、管理がすごく楽ちんですよ!コロンとした見た目も可愛くて、窓辺に置いておくだけでなんだか癒やされる存在になっています。

コロンとした見た目が可愛いどんぶり容器
ちなみに私は、この2つの小さな容器を苗を育てる専用の場所として使っています。スープ容器や丼容器は場所を取らないので、省スペースでたくさんの小さい苗を一度に育てられるのが最大の魅力!
ある程度大きく育ったら、第4章で紹介する自作の蓋を付けた大きな容器にお引っ越しさせる、という2段構えです。
3. 苗の植え付け方と液肥の管理
苗は、別容器に入れたバーミキュライト(土の代わりになる園芸用の資材。100円ショップでも購入可能)に水道水で潤いを与えてから種を蒔き、1日1回霧吹きで水やりして育てます。置き場所は南側の窓辺がおすすめですよ。

バーミキュライト

水道水で潤いを与えていく

バーミキュライトに種を蒔く

バーミキュライトに霧吹きをする
1〜2週間で双葉が開いたら、水道水をたっぷりかけてバーミキュライトをゆるゆるにするとスポッと簡単に取れます。

発芽する

バーミキュライトを水道水でゆるゆるにする

苗を抜いている所

水で根っこを洗浄する
あとは、容器の蓋の穴のサイズより一回り四角く切って半分切り込みを入れたネットスポンジに苗を挟み、蓋の穴にはめ込めば植え付け完了です!

穴のサイズより一回り四角く切って半分切り込みを入れたスポンジ

茎をスポンジに挟む

容器の蓋に苗を設置
【超重要】液肥は「根っこの3/4」まで!

どの容器でも、水道水に速効性肥料の微粉ハイポネックスを混ぜた液肥で育てます。配分は2Lの水道水に対して、2gの微粉ハイポネックスを混ぜる形です。

微粉ハイポネックス
水位は根っこの3/4が浸る程度が鉄則。スポンジまで浸けると根腐れの原因になってしまいます!液肥が減ってきたら継ぎ足すだけで大丈夫ですが、ドロドロしてきたら新しいものに交換してください。
4. 蓋がない容器でも大丈夫!100均素材で蓋を自作する方法
「うちにあるゴミは蓋のない容器ばかり…」という方、ご安心ください。自分の好きな容器の大きさに合わせて、蓋を自由自在に自作する方法があります!大盛りサイズのカップ麺の容器や、液肥が5Lたっぷり入る100円ショップの収納BOXなど、私はこの方法でいろんな容器の蓋を作ってきました。
用意するのはカラーボード・すきまテープ・アルミテープの3つのみ。すべて100円ショップで揃います。

カラーボード

すきまテープ

アルミテープ
作り方の手順
1.カラーボードを容器の縁に合わせてすきまテープを貼る 。

カラーボードに隙間テープを貼る
2.テープに沿ってカッターでカット。後からハサミで整えられるので雑でもOK!


カラーボードをカッターで切る
3.表面にアルミテープを貼って遮光する。角を丸く切れば見た目もいい感じに 。

カラーボードの表面にアルミテープを貼る

蓋の角をハサミで整える

アルミテープを貼り終えた状態
4.容器の縁の位置に線を引き、その内側に苗穴の印をつける 。
穴は野菜が大きくなったときを想像して、間隔を開けて配置しましょう

容器の縁の位置に線を引く

穴の位置にボールペンで印をつける
穴あけの神アイテム「油性ペンのキャップ」
苗穴あけには、油性ペンの細い方のキャップがちょうどいいです!

油性ペン
印に当てて「前・後ろ・前・後ろ、右・左・右・左」と大げさに傾けて跡をつけると、力をかけなくてもポコッと綺麗な穴があきます。カッターで切るより断然楽ですよ!

キャップで穴をあける

自作の蓋完成
【超重要】失敗から学んだ3つの注意点
下記は、どれも私が実際にやらかした失敗です。ここさえ押さえれば、柔らかくて加工しやすく、端をめくって液肥の残量をチラ見できる便利な蓋になりますよ。
・すきまテープは一発で貼る!
貼り直すと粘着が弱まり、後からポロリと落ちてきます
・すきまテープは縁の全周に貼る!
節約しようと角だけに貼ったら、隙間ができて蓋がきっちり閉まりませんでした
・カラーボードは表面が紙じゃないものを!
紙タイプで作った蓋は、すっごくカビました…

カビが発生した紙タイプのカラーボード
私は小さめのゴミ容器で苗を育てて、根っこが増えて液肥の減りが早くなってきたら、100円ショップのスクエア収納BOXの大きい容器に「お引っ越し」させています。液肥が5L入るので継ぎ足しは2週間半に1回程度と、管理が本当に楽になります!

100円ショップの大きい容器
5. まとめ お家のゴミを捨てる前に、一度立ち止まってみて
容器の加工は、最初こそ少々面倒に感じるかもしれませんが、作ってしまえばあとは育てるだけ。この最初のひと手間が、藻知らず・ストレス知らずの快適な水耕栽培ライフにつながります!
「不器用だから失敗しそう…」と不安になるかもしれませんが、カラーボードは柔らかくて加工しやすいので、工作が苦手な方でも驚くほど作りやすいですよ。
いつもなら何も考えずにゴミ箱へ入れているスープの容器やテイクアウトの丼が、野菜を育てる相棒に変わる。お家で出たゴミ、捨てる前に一度立ち止まってみてください。もしかしたら、家庭での水耕栽培の大きな武器に改造できるかもしれませんよ!

スープの容器とどんぶりの容器で栽培している様子

自作の蓋とカップ麺の容器で栽培している様子

サニーレタスの収穫の様子
















