再生栽培(リボベジ)とは
リボベジとはスーパーで買った野菜や果物の根元の部分や葉っぱを使って再び育てる栽培方法です。リボベジのメリットは初心者でも始めやすいことや、植物の生命力を身近に感じることができる点です。根や葉っぱが出てくると毎日の観察が楽しくなりますし、観葉植物のようにインテリアとしても楽しめます。
また普段捨てている芯を使って栽培することで、ゴミを減らすこともでき、さらに再び食べることができるようになるのでとてもエコな栽培になっています。
タマネギの芯でリボベジする方法
栽培時期
9月~10月上旬に植え付け開始
用意するもの
- タマネギの芯
- 5号プランター
- 野菜用培養土
- 化成肥料
- 黒マルチ(なくても可)
- ハサミ
手順
1. 料理に使ったタマネギの芯を捨てずに残します。

2. 5号鉢に野菜用培養土を入れ、芯の根元を土に埋めます。芯全体を埋める方法も試して大丈夫だったので、埋める深さはあまり気にしなくても大丈夫です。

芯全体を土に埋めたもの

芯の根元だけ土に埋めたもの
3. 1カ月もかからないくらいで新しい葉っぱが出てきます。

4. 葉っぱが複数枚出てくると、分球してくるので株分けをします。鉢の土をばらし、裸苗の状態(根に土がついていない状態)にして、表面の薄い皮を剥いていくと数本に株分けできます。もし切り離せない場合はハサミを使って株分けをします。株分けのタイミングは10月下旬~11月上旬です。


土をばらして、根をむき出しにした状態

株を切り離せない場合はハサミで切る

全部で6株に分けることができた
5. 株分けが終わったら植え替えます。割り箸を使って苗が入る深さに穴をあけて、そこに株分けしたタマネギの苗を入れます。その時に緑の葉っぱの部分は土の上に出るようにします。株間は12~15センチ。プランターに植え付ける場合も同様です。



6. 地植えの場合は寒さ対策として黒マルチを敷くとよいでしょう。

7. 追肥は12月下旬、1月下旬、2月下旬に行います。追肥量は1株あたり5~10グラム程度です。追肥が終わったら土寄せをします。


8. 3月になると成長のスピードが増し、葉がたくさん出てきます。

9. 4月頃から苗の根元付近が玉になり始めます。

4月上旬の様子

4月中旬の様子

5月下旬の様子
10. 葉っぱが倒れてきたら収穫のタイミングです。おおよそ5月下旬頃から収穫できますが、日付よりも葉っぱが倒れたかどうかを目で見て判断するとよいでしょう。私は栽培開始してから244日目の5月下旬に収穫できました。


11. 収穫したタマネギは根を切って、数個のタマネギを束ねて風通しの良い日陰に干しておけば日持ちします。



上手に育てるための注意点
植え付け時の苗の大きさに気を付けよう
10月下旬~11月上旬に植え替える際、苗の大きさがちょうど鉛筆くらいの太さになっているとうまくいきます。鉛筆の太さより細いと冬の寒さで枯れてしまうことがあり、逆に太いと分球やトウ立ちする可能性があります。ですから栽培開始時期は9月頃が望ましいです。
分球した場合は形がいびつになり、トウ立ちしてしまうとタマネギの中心部分が硬くなってしまいます。ですが、どちらも食べられないわけではありません。

定期的に枯れた葉を取ろう
栽培期間が長く、寒い冬を乗り越えるため、外側の葉っぱが枯れてきます。枯れ葉をそのままにしておくと虫の被害に遭ったり、最悪の場合、病気に感染したりするので見つけ次第定期的に枯れた葉を取り除きましょう。

植え付け後の分球は残したままでもOK
苗の植え付け前に株分けしていても、植え付け後にもう一度分球することがあります。苗を植え付けた後だと、分球した苗を株分けするのはとても難しいので、その場合は抜かずに複数株育てましょう。分球したタマネギは多少いびつな形になりますが、味の変化はないので心配はいりません。

食べてみた感想
収穫したてのタマネギはみずみずしくて香りもよく、とてもおいしかったです。
品種にもよりますが、採れたてのタマネギはカルパッチョやサラダなど生で食べるのがおすすめですよ。

まとめ
タマネギの栽培期間はとても長いですが、寒さに強く生命力があるため、このように比較的簡単に育てることができます。採れたてのタマネギのみずみずしさを味わえるのは育てた人の特権です。ぜひこの機会に育ててみてくださいね。
「YouTubeでわかる! スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園」(マイナビ出版)


















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