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酪農家になるには

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酪農家になるには

酪農家とは

乳牛や山羊を飼育し、搾乳した生乳の出荷や乳製品の生産などを行う酪農家。
近年は自家製チーズやヨーグルトなどの加工品の製造のほか、販売まで自ら手掛ける酪農家も多くいます。
そのため、酪農家の仕事内容は搾乳から乳牛の管理、乳製品生産まで多岐にわたり、一日の作業スケジュールも農家によってさまざまです。

畜産と酪農の違い

「畜産」は農業の一分野で、牛や豚、鶏、羊などの家畜を飼育し、肉や卵、乳などを生産します。
毛や皮、骨などをあわせて利用する場合もあります。
その畜産の一分野にあたるのが「酪農」です。
主に乳牛を飼育し、搾乳して生乳や乳製品などを生産する農業を意味します。

酪農家になるには

酪農を仕事にするには、主に3つの方法があります。
自身で牧場を経営する方法、従業員として牧場に就職する方法、そして酪農ヘルパーとして働く方法です。
従業員や酪農ヘルパーを経験したのち、酪農家として独立する人も多くいます。
それぞれの働き方を見てみましょう。

雇用就農する

牧場で従業員として働くのに資格などは不要です。
未経験でもやる気があり適性が認められれば、採用される可能性は高いでしょう。
独立して牧場を持つには多額の投資が必要ですが、
雇用就農であれば投資のリスクなく酪農に携わることができます。

就職前にインターンシップなどに参加して職場の雰囲気を確認したり、
先輩たちの話を聞いたりするのもよいでしょう。

酪農ヘルパーとして働く

個人経営の酪農家などが休みを取る際、代わりに牛の世話をするのが「酪農ヘルパー」です。
全国各地の酪農ヘルパー利用組合や企業に所属し、地域の酪農家に派遣されます。
研修制度も充実しているため、未経験でも酪農ヘルパーになることができます。

酪農ヘルパーとして働くメリットは、さまざまな形態の酪農を経験できること。
牛の飼養方法や施設は牧場によって違うため、仕事を通じて多くの経験を積むことができます。

新規就農(独立)する

自ら牧場を運営する酪農経営者になるには、
土地の確保、施設の建設や牛の購入にかかる資金の確保など、かなりのハードルがあります。
近年では、離農する酪農家から事業承継する形で独立を果たすケースも多いようです。

独立するには酪農の技術や知識、さらには経営に関するノウハウも必要であるため、
まずは雇用就農や酪農ヘルパーを経験するのがよいでしょう。

牧場の経営は大変ですが、自分の理想を追求できるのが独立就農の良いところ。
生乳を指定団体に販売委託することで安定した収益を上げる方法もあれば、
自らチーズなどの加工品を作って付加価値を付けることで高収益を目指す方法もあります。

最近では飼料の高騰など酪農家の経営手腕が問われる場面も増えており、
経営者ならではの悩みも多いかもしれません。

酪農のやりがい・大変さ

酪農のやりがい・魅力とは?

牛と触れ合う場面が多い酪農。生き物が好きな人にとっては、魅力的な仕事と言えるでしょう。また、広大な土地で放牧を行っている牧場では、自然を満喫しながら働くことができます。
牛は繊細な生き物であり、日々の世話には神経を使うことも多々ありますが、愛着を持ってしっかり観察して世話をすれば、牛の体調や乳量に変化が表れることも。それが生乳の品質向上にもつながったときには、大きなやりがいを感じられるでしょう。

酪農の大変さは?

牛が相手の酪農では、搾乳や給餌、牛舎の清掃などが毎日欠かせないため、休みが取りにくい仕事と言われます。
早朝から仕事が始まりますし、牛の出産で夜中も対応しなければならないこともあります。力仕事も多いため、体力的にもきつい仕事でしょう。
しかし、最近では労働環境に配慮してしっかり休みを取れる牧場も増えています。また、搾乳ロボットや環境制御システムなど、作業を軽減する設備も普及しつつあるため、酪農の大変さは今後改善されていくでしょう。

酪農家の年収

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」に基づく統計では、
酪農従事者を含む畜産作業員の年収は、全国平均で347.4万円となっています。

酪農を学ぶには

酪農の仕事は、動物に関する専門知識や一定の経験がなくては務まりません。
これらの知識を身につけるには、農業高校や農業大学校への進学が一般的ですが、
大学や専門学校でも酪農や畜産に関する知識を身に着けることは可能です。
酪農ヘルパーとして働きながら酪農について学ぶこともできます。

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