ベビーリーフの紹介
ベビーリーフとは、特定の野菜の品種のことではなくいくつかの葉物野菜の幼葉を摘み取り商品化したものになります。
キャベツの仲間であるレッドケールや、レタスの仲間のロロ・ロッサ、レッド・ロメイン、さらにミズナやピノグリーンなど様々な種類があります。形が違ってバラエティ豊富なので、レタスに混ぜたり肉料理などに添えたりすると料理が華やかになります。
鮮度の良いおいしいベビーリーフの見分け方
鮮度の良いおいしいベビーリーフは、見た目がみずみずしく、葉がとけていたり傷みがありません。
袋に入って販売されているので、購入時は袋の中に水が溜まっていないかを確認しましょう。
ベビーリーフの下ごしらえ
必ず水洗いして食べるようにしましょう。他の野菜と一緒に水洗いし、しっかりと水を切ればドレッシングなどをかけてそのまま食べられます。
ベビーリーフの豆知識
日本ではパック売りをされていることが多いベビーリーフですが、欧米では主に量り売りがされています。
傷みやすいので、食べきれる分だけ買うようにしましょう。
ハムで巻いたり手巻き寿司に入れるなど、薬味としても使うことができます。
ルッコラの紹介
ルッコラは、ゴマの風味が香るイタリア野菜です。イタリア付近の地中海沿岸が原産の葉物野菜で、気候や栽培地にもよりますが少し辛みがあります。
ルッコラという名前で知られていますが、キバナスズシロ、ロケットサラダ、エルカなどと呼ばれることもあります。
近年非常に人気が高くなっている葉物野菜で、全国で栽培されていて家庭菜園でも大人気です。周年出回っていますが、本来の旬は春と秋です。
鮮度の良いおいしいルッコラの見分け方
鮮度が良いおいしいルッコラは、茎の下の方にもしっかりと葉が密生していて、ピンと張りがあります。
茎が細めで、切り口が茶色く変色していないものを選びましょう。葉が鮮やかな緑色をしているものが新鮮な証です。
ルッコラの下ごしらえ
ルッコラは洗ってすぐに食べられます。
氷水にさらしてから水気をしっかりと切ることが、おいしく食べられるポイントです。
ルッコラの豆知識
ルッコラはベビーリーフにも利用されています。
洗ってそのままサラダで食べられます。焼きあがったピザの仕上げにパラパラと振りかけたり、魚介類のカルパッチョのトッピングにすると、一層おいしくいただけます。
熱にも強いので、油炒めやスープなどにも利用できます。
ルッコラ・セルバチカの紹介
ルッコラの中でもより辛みの強い品種が、ルッコラ・セルバチカです。
別名ロボウガラシ、セルバチコ、ワイルドルッコラと呼ばれることもあります。
ルッコラと同様に葉は柔らかく、ゴマのような風味が楽しめます。
若芽の時には辛み成分は少ないですが、成長に伴い徐々に辛みが増していきます。
鮮度が良いものは色鮮やかでシャキッとしていて、下ごしらえのポイントは洗ったあとに水気を良くきることです。
ルッコラ・セルバチカの豆知識
成長すると辛みとともに香りも強くなります。ワイルドルッコラと呼ばれる通り、野性味が増します。
この辛みを利用して、グリーンハーブソースの風味づけに利用したり、ルッコラと同じようにピザの仕上げに振りかけるなど、ステーキなどの肉との相性も抜群です。
アイスプラントの紹介
アイスプラントを食べたことのある方は、まだ少ないかもしれません。シャキシャキとした不思議な食感で、ほんのりと塩味が口の中に広がります。葉っぱの表面に、根から吸い上げた養分を隔離するためのプラッター細胞があるため、これが氷のように見えることからアイスプラントと呼ばれています。
他に、バラフ、プッチーナと呼ばれることもあります。
水耕栽培のため1年中出回りますが、スーパーで取り扱いがない場合もあります。
鮮度の良いおいしいアイスプラントの見分け方
鮮度が良いおいしいアイスプラントは、葉にひび割れがなく、表面がみずみずしいのが特徴です。葉の切り口を確認して、新鮮なものを選びましょう。
アイスプラントの豆知識
アイスプラントはシャキシャキとした食感が魅力ですが、これは加熱すると溶けてしまうので、加熱調理は天ぷらにしてみましょう。
それ以外はサラダや付け合わせなど、生で食べるのがおすすめです。
保存するときには、パックのままかビニール袋に入れて空気を抜き、野菜室で保存しましょう。
栽培方法によって塩味の加減が異なるため、サラダに入れるときは、少し味見をしてから調整するようにしてください。
ベビーリーフを混ぜると、いつもの料理をとても華やかに彩ってくれます。
料理の付け合わせはキャベツかレタスが多い方も、ベビーリーフやアイスプラントなどの珍しいサラダ野菜を見かけたら、ぜひ挑戦してみてください。
参考:「野菜と果物の品目ガイド〜野菜ソムリエEDITION」(農経新聞社)