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2019年スタート! 今から始める「収入保険」準備 第3回保険料の算出方法と補てん方式

2019年スタート! 今から始める「収入保険」準備 第3回保険料の算出方法と補てん方式

最終更新日:2018年10月01日

2019年からスタートする「収入保険」は、チャレンジする農業者を支援する新しい保険制度。これまでの生産品目によって異なる補償ではなく、農業者ごとの収入減を補てんすることが最大のポイントです。新たな作物の導入や販路の拡大など、“攻めの農業”を展開したいけれど、リスクにちゅうちょしてきた農業者にとっては大きなチャンスです。少ない保険料で、自然災害はもちろん、価格の下落をはじめ、様々な要因で起こり得る“万が一”の収入減少にも、平均収入の8割以上を補てんする収入保険制度。その特長を4回に渡って紹介します。第3回は「保険料の算出方法と補てん方式」をテーマにお届けします。

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保険料の算出方法と補てん方式

これまでの2回で、収入保険制度の特長や、補てんされる金額、そのベースとなる基準収入について触れてきました。第3回は農業者ごとに異なる保険料の算出方法と補てん方式について、例を交えて紹介します。

・保険料が経営にとって、過度な負担にならないようにするため、支払い保険料は「掛け捨ての保険方式」と「掛け捨てとならない積み立て方式」の組み合わせを基本に算出します。「掛け捨て部分」と「積み立て部分」の保険比率、積立方式への加入は農業者が選択します。また、加入者が補償限度額を選択することによって、保険料は個別に異なります。
・自動車保険と同じように、保険金の受け取りが少ない場合、翌年以降、保険料(掛け金)率は段階が下がります(事務費は別途必要)。

※保険方式と積立方式の違い

・掛け捨て保険方式
保険の補償限度額を大きくするほど、掛け捨ての掛け金が高くなります。
収入が安定するように努力している経営者は、掛け金を毎年払うものの、保険金を受け取る可能性は少なくなります。

・積立方式
積立の補償限度額を大きくすると、積立金の掛け金が高くなりますが、経営者自身の積立金になるので、掛け捨てにはなりません。

参考試算

農業者の保険料・積立金と補てん金額の試算
〇基準収入が1,000万円の農業者が、補償限度9割(保険料8割+積立1割)、支払い率9割を選択した場合の試算

保険料・積立金の計算方法
・保険料=基準収入×補償限度(0.8を上限に選択)×支払い率(0.9を上限に選択)×保険料率
・積立金=基準収入×積立幅(1割)×支払率(0.9を上限に選択)×1/4

保険料率(試算)
補償限度・80%
保険料率・2.0% / 国庫補助(50%)後の保険料率・1.0%
※調査事業において収集した2006年(平成18年)~2014年(同26年)までの農業者ごとの収入データに基づく試算。今後、引き続きデータ収集などを行い、変更があり得る。

保険料・積立金の金額
農業者が用意すべきお金は
保険料 72,000円(掛け捨て)
積立金 225,000円(掛け捨てではない)
合計 297,000円
※掛け捨て部分については50%、積み立て部分については75%を国庫で補助する。
※保険料は掛け捨て。積立金は補てんに使わない限り、翌年に持ち越されます。
※農業者は別途事務費を支払います。

出典:農林水産省Webサイト(http://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/syu_kyosai.html)

収入保険制度の特長や、補てん、保険料の算定方法などに触れてきた連載の最終回は、制度導入のスケジュールと、それまでに必要な準備についてお伝えします。「第4回収入保険制度の加入条件とスケジュール」は2018年5月6日に掲載を開始します。

『2019年スタート! 今から始める「収入保険」準備 第1回収入保険とは?』はこちら

『2019年スタート! 今から始める「収入保険」準備 第2回収入保険制度の基準収入と補てん金額』はこちら

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